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美容師が学ぶエネルギーの「力量バランス」を見直すべき理由。将来も生き残れる美容師であるために。

 
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人気ビューティーアイテムの検証や、美容に関するお役立ち情報をお届けしています!よろしくお願いします。記事の内容は、美容と健康の専門家(管理美容師・管理栄養士・健康管理士)が監修しています。
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こんばんは、美テラシーの角谷です。

私はかれこれ美容師を19年続けていますが、たとえ本業が今どれだけ順調であろうと、学び続ける必要性を痛感しています。

そして専門職業界に共通する、あまり良くないと思う点が1つあり、他分野の学びにはほとんどお金を払おうとしない人が多いことです。

本業に関する学びには金銭的・時間的投資を惜しまない人が大半なのですが。

しかし、今後も美容師として生き残っていくためには、他分野の学びも必ず深めなければいけません。

今回は、美容師が学ぶエネルギー分配をシフトチェンジさせる必要性をお伝えします。

なぜ美容師は、学び方を変える必要がある?

お客様が美容師を「上手い」「下手」と評価するときは、はっきりした評価をくだすのに対してバラバラのモノサシを用います。

私のカットを「一番上手い」とほめてくださるお客様もおられますが、客観的に評価して私のカット技術・センスともに「普通」です。

違うことがあるとすれば、「お客様が求めているもの」をくみ取って、提供する力はあるかもしれません。

これはある程度「売れる美容師」の共通点でもあると思います。

お客様の「なりたい理想」を頭から否定せず、再現が難しいケースでも「なぜそうなりたいのか?」を理解する努力は可能です。

なので技術が一定水準以上であれば、お客様目線では技術力よりも「汲み取り力」で美容師を選んでいます。

もっとわかりやすく言うと、「ものすごくカットが上手な美容師」と「そこそこカットがうまい美容師」の違いを、お客様は正しく測れないということです。

誰よりもカットが上手い美容師になろうと、高みを目指す学習意欲はまぎれもなく素晴らしい考え方だと思います。

ですが「違いが分からない違い」以上に技術を深めても、その良さをお客様に評価してもらうのは難しいです。

では何を学べば自分の技量を評価してもらえるようになるのか?というと、可能な限り深い領域までビジネスを学ぶことです。

どうして美容師は、もっとビジネスを学ぶ必要がある?

「ビジネス」というと真っ先にお金のことを考えるかもしれませんが、半分正しく半分無理解です。

ビジネスとは本来、顧客との信用を築き、信頼を換金するために必要な知恵。

ビジネスには不変の原理原則があり、学ばなくてもビジネスで結果を出す人は、フィーリングでビジネスを理解しています。

美容師はとにかく技術の学びに時間を費やすので、独立性が高いにも関わらず、本格的にビジネスを学ぶ機会が得にくいです。

かくいう私もその一人でした。

独学の学びでは「自分の知りたいこと」に興味が偏り、「自分の知る必要があること」を学べません。

例えば美容師の技術を学ぶ際も、カット・パーマ・ヘアカラーすべてを学んだ方が、一つ一つの技術への理解度は深まります。

なぜなら違う技術も学ぶことで、新たな視点が身につくからです。

なので美容師が、専門技術を学ぶ時に捧げる膨大な「学び」のエネルギーを、他分野から学ぶときにもバランスよく分配する必要があると思います。

美容師の「学び」に対する考え方の傾向

美容の勉強に費やす時間的投資は惜しまない人が多いわりに、お金を払って学ぶ「金銭的投資」を惜しむ傾向が多く見られます。

美容ディーラーさん曰く、「美容師は、『学びに対してお金を払う』という意識そのものを持たない人が多い」と言っていました。

5,000円のセミナーでも「高い」と言われ、全く別分野の内容だと3,000円が上限、という価値観なのだそうです。

徒弟制度が根付き、先輩が後輩に時間を割いて無料で教えるのが当たり前、という業界常識の影響かと。

ビジネスの学びを深めると、「人は無料の情報を大事にしない」という事実に気が付きます。

興味深いことに、5,000円で学んだ人と5万円で同じ内容を学んだ人は、5万円の方が圧倒的に結果を出すのです。

何が違うのかと言ったら、「本気度の差」ではないでしょうか。

同じ情報を受け取っても「学びのすべてを自分の血肉にしよう」と考えるのか、

「学んでも学ばなくても、損はしないし」の意識レベルで学ぶのかでは、結果に差が出て当然です。

高額講座や高額コンサルは、教える方の本気度もおのずと変わる

高額の学びであるほど、教える側の人間も自分の120%を提供しようと「本気の本気」が出せます。

これは私自身が150万円支払ってビジネスコンサルティングを「受講した」経験からも確かな事実ですし、

現在、45万円をいただいてビジネスコンサルティングを「指導する」立場からも実感しています。

人は本気を出そうと思っても、そう簡単に出せないものです。

なにか大切なもの=お金を「賭ける」ことで、出せなかった本気にスイッチが入り、

自分がまだ本気を出し切っていなかったことに気が付けます。

何のために「痛い」ぐらいのお金を払って学ぶ?

私にとって50万円や100万円の学びが軽く出せるのかと言ったら、そんなことはありません。

ですが、「お財布の痛み」を伴った学びには、学ぶ時間を大幅に短縮できる効果があると知っています。

誰しも新しく始めることには恐怖心があるもので、私も新しいことを始めるのには抵抗感がありますし、今でもとても怖いです。

そもそも人間には、変わらないままで生きようとする最古の本能「生存本能」があります。

この生存本能による強力な足止めを振り切って、新しい学びを実践に移すためにお金を払う必要があるのです。

初開催のWEBセミナーで、生存本能のメンタルブロックをガン無視

私は今年10月、人生初のWEBセミナー(SEO集客を教えるセミナー)を開催しました。

その前段階で人生初のスライド資料を作成したり、人生初のオファー資料作成をしたりと、「人生初経験」を数多く体験したのですが、

自分でも驚くほど、「今やった方が良いこと」を自分の脳が拒んだのです。

思考では「コレを今すぐやるべき」と理解しているのに、「変わりたくない私」はなんとしてでもよそ事をやろうとするんですね。

いわゆる「メンタルブロック」が働いたわけで、それを理解したうえでメンタルブロック完全無視で作業を進めました。

結果、もちろん命に関わるような危険はなく、失敗経験も含めて多くの学びを得た初開催セミナーでした。

美容とはほぼ無関係のWEBセミナーを開催するにあたって、

  • オンライン商品の作り方・販売方法
  • プロモーションの打ち方
  • オファー設計
  • 受講者が学びを得やすいセミナーの方法
  • SEOライティングノウハウの体系化

など、他にも多くのことを学んで実践しました。

正直なところ、準備期間中はずっと恐怖心を消せませんでした。

セミナーの成功と失敗は蓋を開けてみなければわかりませんし、失敗の経験こそ一生忘れることのない大きな学びになります。

と、頭では理解していても、やはり「失敗への恐怖」が何度も頭をよぎって怖かったのです。

ネガティブな感情はポジティブな感情の3倍も力を持つと言われますので、恐怖を感じて当たり前ではありますね。

美容とは「全く違うこと」を本気で学んだからこそ得られたもの

全く別分野を学ぶことで得られるのは、市場における希少性ではないかと考察します。

一つの分野でお金をいただけるレベルまで育つために、ビジネスの法則では平均1,000時間必要だと言われます。

その道のプロだと認められるまで成長するには、平均10,000時間かかるそうです。

分野が変わってもこの法則は変わりません。

  1. 美容師のスキルを10,000時間学ぶ道
  2. 美容師のスキルを1,000時間以上×別分野のスキルを1,000時間以上学ぶ道

いずれも学ぶ必要こそあるものの、市場で得るポジションは全く変わります。

①の道を進む美容師は大勢居ますから、レッドオーシャンに立たされるのが宿命です。

②の道を本気で進む美容師はあまりいないので、やっただけでマーケットにおける「希少価値が高い存在」になります。

私自身はこの2年間、「サイトアフィリエイト」のノウハウを有料で学び、深めてきました。

独学で今のレベル感まで到達できたかというと、まず無理だったと思います。

どうせ学び続ける宿命でしたら、限られた人生の時間をお金で買った方が有意義な生き方だと思いませんか?

まとめ

要するに、「希少性がある美容師」になる方法は、学びを深めるだけでなく、広げるやり方もあるということをお伝えしたかったです。

自分とほかの美容師がどう違うのか、見込み顧客に伝えるテクニックがビジネススキル。

誰でも「会えば良さがわかる」のは間違いありませんが、会わなきゃ良さが伝えられないのでしたら、それは惜しいと思います。

見込み顧客にとっても、マッチングのチャンスを逸失するという意味で惜しいです。

37歳から学び始めた私でもずいぶん変われましたから、あなたも「お金を払うと戻る」という学びの法則を、ぜひ経験してみてください。

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