【ヘアケア大全】絶対ツヤのある髪になる!最新のやり方を現役オーナー美容師が解説!

まずはヘアケアの一連の流れの中で、あなたが艶のある綺麗な髪を作る妨げになっている習慣がないかどうかを見直しましょう。
その上で、「今のあなたの髪の状態」と目指している「なりたい髪」のギャップを埋めるための正確な方法を知りましょう。
私はオーナー美容師として現在もサロンワークを現在進行形で続けていますが、ヘアケア方法が人によって千差万別であることに今でも驚く時があります。
「なりたい髪」は人それぞれ違いますが、今回はツヤの感じられるきれいな髪を最速で達成するためのヘアケア方法を解説していきます。
「ヘアケア大全」というタイトルをつけただけのことはある、ボリュームのある記事になっていますが、あなたが知りたいことはたくさん解決するかもしれません。
ヘアケアについて詳しくなりたい方は、ぜひ読破していただければと思います。
よくある間違いヘアケア6つ
まずはよくある「間違いヘアケア6つ」を解説していきます。一つでも該当するものがあった場合は、その後の内容も熟読必須!です。
- シャンプー前のブラッシングを念入りにやる
- 髪や頭皮を擦りながら洗う・すすぐ
- すすぐときのお湯の温度が高すぎる
- しっとりタイプのヘアケア製品を好んで選ぶ
- 低温ドライヤーで乾かす
- 癖や髪質と、髪のダメージを混同する
①シャンプー前のブラッシングを念入りにやる
摩擦が発生する状態でのブラッシングは、髪の毛にとって負担でしかありません。乾いた状態でブラッシングを100回やるだけでも、髪のツヤは少し失われます。
汚れを浮かせるのが目的のブラッシングなのであれば、目的に適したブラシを使って摩擦が発生しない状態でのブラッシングを行うようにしましょう。
②髪や頭皮を擦りながら洗う・すすぐ
よく「指の腹でマッサージしながら洗いましょう!」とか「軽く頭皮をこすりながら流しましょう」といった説明をされることがありますが、あれも立派な髪の毛の摩擦の原因の一つとなります。
たとえシャンプーがしっかりと泡立った状態であっても、髪と髪を擦り合わせることは髪の摩擦ダメージにつながります。
③すすぐときのお湯の温度が高すぎる
体に当てて気持ちが良いお湯の温度と、髪に優しいお湯の温度は違います。
体に当てていて暖かくて気持ちが良いお湯の温度は40~42度前後になりますが、髪の毛を流すときに必要なお湯の温度は38度以下で十分です。
理論上は33度でいいと言われていますが、それでは冷たすぎると思うので、人肌よりも少し暖かいと感じるぐらいのお湯の温度ですすぎましょう。
④しっとりタイプのヘアケア製品を好んで選ぶ
勘違いをされている方が非常に多いですが、しっとりタイプのヘアケア製品=ヘアケア効果が高いではありません。
油分など、しっとりさせるための余計な何かが髪に入ってしまうと、髪質によっては求める仕上がりに対して逆効果となってしまうこともあるので、「髪質」に合った適切な製品を選ぶようにしましょう。
⑤低温ドライヤーで乾かす
60度以下の温度しか出さない「低温ドライヤー」というものも発売されていますが、これのほうが髪が傷まないかというと大きな間違いです。
髪のスタイリングをする際、髪自体の表面温度が70度以上まで上がらないと、髪のスタイリングをすることが出来ません。
つまり熱の力で髪の毛の形状を変えるためには、最低でも髪の表面温度が70度以上になるドライヤーを使う必要があるということです。
最初から最後まで低温のままだとキューティクルも開きっぱなしになってしまい、自然乾燥した時と同じようにツヤの出ない仕上がりになってしまいます。
そのため、低温ドライヤーの方が髪が傷まない、艶のある綺麗な髪に仕上がりになるというのは大きな誤りです。
⑥癖や髪質と、髪のダメージを混同する
髪にツヤが出ない原因は、一言で言うと「髪の毛が光を正反射しないから」です。
光を乱反射させる原因は、
- 髪の毛の癖による形状の凹凸
- 髪の毛のダメージによる毛髪内部組織のくすみ
- 白髪の性質上の光の乱反射
- ヘアカラーの色の濁り
であったりします。つまり、髪のダメージが全くない健康毛でも、くせ毛や白髪が多いという理由でも髪のツヤは感じにくくなります。
そのため、クセのせいでツヤが出ないのか、髪の傷みのせいなのか、複合的な要素なのか、髪の毛にツヤが出ない原因を正確に把握する必要があります。
ヘアケアの一連の手順と、やり方のコツ・注意点
セルフケアを行う場合の一連のヘアケアの流れは以下の通りとなります。
シャンプー前のブラッシング⇒シャンプー前の予洗い⇒正しい方法で行うシャンプー⇒シャンプー後のすすぎ⇒トリートメント類の使用、すすぎ⇒すすいだ後のタオルドライ⇒アウトバストリートメントの塗布⇒ドライヤーでのドライ
それぞれに注意点がありますので、流れに沿って解説していきます。
シャンプー前ブラッシングの必要性について
そもそもシャンプーを行うということ自体が頭皮のマッサージ効果がありますし、昔と違って今の日本人は髪の毛のシャンプーを行う頻度が多いので、汚れを浮かせるためにブラッシングを行うことそのものが必要ありません。
髪の毛が絡んだままシャンプー工程に移るのは良くないのですが、乾いた状態での必要以上のブラッシングも髪の毛の傷みを助長する原因になります。
シャンプー前の予洗いは、どのぐらいやればいいのか
8割の汚れは水溶性で、残りの2割が脂性の汚れなので、大半はお湯で流れるのでしっかりと予洗いを行いましょう!という意見もありますが、私はそう考えていません。
なぜかというと、シャンプーで落ちる汚れなのであれば、水溶性・脂溶性、どちらの汚れもその時に落ちてくれるわけですから、必要以上に長い時間の予洗いをするのは、はっきり言って時間の無駄だからです。
そのため、シャンプー前の予洗いに関しては20~30秒も行えば十分だと考えています。
もしもスタイリング剤をたくさん使っている場合でも、シャンプーをつけたときに泡立ちが悪ければ、いちど洗い流して、もう一度泡立ててしっかり泡立つのであれば何の問題もありません。
頭皮をマッサージするように洗うことと、髪への摩擦ダメージのリスク
たとえシャンプーがしっかりと泡立っている状態だったとしても、頭皮を指でもみ洗いするということは、濡れた髪と髪を擦り合わせていることであることに変わりがありません。
根元から毛先に向かって髪の毛を梳かすだけで、強制的に正しいシャンプーができるシャンプーブラシが存在しますので、理想的なシャンプー方法とはそれを用いることだと考えています。
しっとりタイプのシャンプーを使っても、艶のあるきれいな髪を作るためには無意味
いつも私が思うことなのですが、多くの人はシャンプーひとつに求める性能が多すぎるのではないかと感じます。
- 香りがすごく良くて
- 泡立ちもすごく良くて
- 洗っている最中は絡まずなめらかで
- すすいでいるときはきしまなくて、でも適度になめらかで
- でも洗い上がりはいつまでもヌルヌルせず、泡切れが良くすっきりで
- それでいてすすいだ後にはしっとりとなめらかな感触が残って…
あなたがシャンプーに求める理想的な性能はこのような感じではないでしょうか。
でもシャンプーの目的とは、本来は汚れを落とすことです。
そこに複雑な性能を求めるために、シャンプー選びというものが大変難しいものに変わってしまいます。
そもそもの問題として、必要な汚れがちゃんと落とせていなければシャンプーをする意味がありません。
ヘアケアの効果はその後に付けるものに任せれば良いのですし、汚れが残っていてはその後のヘアケア製品の効果も発揮されなくなってしまいます。
なので、シャンプーは汚れを落とすものだということを念頭に置いて選ぶようにしましょう。
トリートメントやコンディショナーが必要なのは、髪の毛の中間から毛先
シャンプーで洗う必要があるのは主に皮脂汚れのある髪の根元の方です。
それに対して、トリートメントやコンディショナーを働かせる必要があるのは、主に髪の毛の中間から毛先になります。
トリートメントやコンディショナーの付け方としては、先に毛先の方につけてから、手グシで髪の中間までとかしながらなじませていく、というのが理想的な使い方になります。
トリートメントやコンディショナーをすすぐ場合、なめらかさが完全になくなって髪がキシキシするまですすいでしまっては、トリートメントの意味がなくなってしまいます。
全く傷んでいない健康毛でも、18-MEAという生体成分の働きによって、濡れたときの髪の表面は少しぬめりが出るものなので、トリートメント類は手触りのなめらかさが残る程度にすすぎましょう。
一番髪を傷めないタオルドライは、「いきなりタオルターバン」
マイクロファイバーのタオルは伸縮性があるため、長い髪でも短い髪でも関係なく、簡単にタオルターバンをすることが可能です。
しかも大変吸水性が高いため、マイクロファイバーのタオルでタオルターバンをしてしまえば、髪を一切こすることなく、しっかりと水分を吸い取ってくれます。
髪の毛のダメージも、乾かす時間も少なくすることができるので、ぜひ有効活用しましょう。
傷んだ髪でかつ、濡れた髪は想像以上にデリケートなので、タオルで髪を握るように乾かすだけでも負担がかかってしまう場合があります。
髪の毛をドライヤーで乾かす時は髪を上下に分けて乾かす
特にある程度長い髪の毛の人の場合、どうしてもドライヤーの風が髪の表面にばかり当たってしまいます。
でも髪の毛の表面は、ただでさえ普段から過酷なダメージにさらされ続けています。
頭は球体のため、顔の5倍の紫外線を受けると言われます。その上、乾燥や摩擦のダメージなども受けるので、どれだけ「表面を覆っている髪」を傷ませずにケアできるかが重要な課題となります。
でも普通にドライヤーを当てていると、先に表面の髪の毛が乾いて、耳後ろの内側の髪は湿り気が残ってしまいます。
その対策としては、髪の毛をざっくりと上下に分けて、内側の髪の毛の根元から順番に髪の毛を乾かしていくことです。
下の方の髪の毛が8割方乾いたら、上の髪をおろして順番に乾かしていくと、必要以上に髪の毛の表面を乾かしてしまうリスクがなくなります。
ヘアケアの効果をより効果的にするための方法の、誤解と正解
よく言われているトリートメントの効果をアップさせる方法についても誤りがありますので、3つ解説します。
- トリートメントやヘアパックをつけた後に蒸しタオルで髪の毛を覆う
- 髪が傷むから、ドライヤーは低温でしか使わない
- ドライヤーを振った方が早く乾く
①トリートメントやヘアパックをつけた後に蒸しタオルで髪の毛を覆う
一見効果的だと言いたいところですが、髪の毛を覆った蒸しタオルはすぐに温度が下がってしまうため、湿熱によるトリートメントの浸透促進の効果はあまり見込めません。
むしろ、トリートメントが付く必要のない根元のほうにトリートメントがついてしまう原因となるため、あまりやらないことをお勧めします。
代わりにお勧めしたい方法としては、熱湯のシャワーを出しっぱなしにするなどして浴室をスチームサウナのような状態にすることです。
湿熱はトリートメントの浸透を高めますので、わざわざ蒸しタオルを準備するよりも、浴室全体をスチームサウナ状態にしてしまうほうが満遍なく湿熱の効果が髪に行き渡り、効果的です。
②髪が傷むから、ドライヤーは低温でしか使わない
これも前述したことと重なりますが、髪の毛は、「髪の毛の温度自体」が75度以上になった時に熱によるダメージが加わります。
しかし髪の毛の温度自体を75度以上にするためには、最低でも90度以上の熱が必要になります。
言い換えるとドライヤーの熱によってスタイリングをするためには最低でも90度程度の温度は必要ですし、あまりに温度の低いドライヤーだと髪が乾くのに時間がかかりすぎてしまいます。
その結果としてドライ時間が長くなることにより、髪の摩擦ダメージも増えてしまうので、必要な温度が与えられるドライヤーを使って乾かす方が髪にとってはプラスです。
とは言っても、乾かし始めは髪が水分で重くなっており動きにくいため、なかなか乾きません。
なるべくは濡れて重みがあって動きにくい髪を、強力な風圧で動かすことによってドライをやり始めた時の乾かすスピードを上げるのが、髪を傷めずに早く乾かすコツです。
それを叶えるためには、100ボルトという電圧の制約がある日本のドライヤーではダイソンドライヤーが理想的な製品になります。
あくまで100ボルトの制約がある日本国内では、という前提での話で、200ボルト以上の電圧がある地域では2000ワットの爆風ドライヤーが普通に低価格で売られているので、日本国内限定での価値ということになります。
ダイソンドライヤーは、ドライヤーとしては大変高価なものになりますが、髪の毛のダメージと時間の節約というメリットは大変大きいと感じています。実際に私も仕事で愛用しているのは、ダイソンドライヤーです。
③ドライヤーを振った方が早く乾く
これは完全な間違いで、必要以上にドライヤーを振らないほうが短時間で髪の毛が乾きます。
美容師はお客さんを熱がらせないために「保険」の意味である程度ドライヤーを振りますが、自分で乾かす時は地肌の熱さをコントロールしやすいため、振る必要はありません。
なので、根元から毛先に向かって風を当てて、必要以上にドライヤーを振らずに乾かしていくようにしましょう。
トリートメントやコンディショナーは頭皮に良くないのか
製品によって頭皮や肌についても問題のない成分で作られているものと、敏感な肌や頭皮にかゆみなどのトラブルを引き起こすもの、両方があります。
中には積極的に頭皮に付けても良くて、かつ頭皮に必要以上に残りにくいように配合してあるトリートメントも存在します。
すこし専門的な話になりますが、一般的なトリートメントやコンディショナーは「カチオン性」と呼ばれ、傷んでマイナスの電荷を帯びた部分に吸着しやすいように作られています。
それに対して、敢えて反対の電荷の「アニオン性」に作られている製品は、髪への吸着がやや悪くなる半面、頭皮や肌への負担が抑えられています。
特に肌トラブルが起こらない人はあまり神経質になる必要はありませんが、コンディショナーなどによって背中にできものが出来てしまう、という人は製品選びをそのような基準で行ってみるのもいいと思います。
ヘアオイル(アウトバストリートメント)のヘアケアに対する効果的な使い方
美容に活用できるオイルは数えきれないほどの製品が市場に出回っていますが、ヘアケアに適したものとなると、以下の条件の一つ以上を満たす必要があります。
- 「精製された」天然油脂であること
- 鉱物油(シリコンオイル)ベースであること
- 酸化しにくい油脂であること
- 摩擦係数を下げてくれる(滑りを良くする)性能の高いもの
- シャンプーをすることで、髪に残留せずに流れてくれるもの
- 自分の求める質感が得られるもの
「精製された」天然油脂であること
天然そのままのほうが身体に良さそうだと感じる方も多いかもしれませんが、多くの天然油脂は、精製されたものの方が品質が安定しており、髪や肌に使う場合は精製されたものの方が向いています。
鉱物油(シリコンオイル)ベースであること
シリコンオイルは安定性に優れるため、髪のダメージを軽減するためのヘアオイルとして活用する場合、やはり優秀です。
シリコンオイルと一言に言っても、揮発性のシリコンオイルや水溶性のシリコンオイルなど様々なものがあるため、目的の仕上がりに応じて選ぶ必要があります。
ヘアオイルとして活用する場合、天然オイルのほうがシリコンオイルより安全というのは間違った認識です。合っていれば、どちらでも活用すべきです。
酸化しにくい油脂であること
酸化してしまいやすい油脂は、酸化によるダメージを髪に与えるため、良くありません。例えばごま油はとても酸化しやすい部類の油脂なので、長時間髪につけたり、ごま油の配合されたヘアオイルの上からコテで巻いたりすることは避けたほうがいいでしょう。
摩擦係数を下げてくれる(滑りを良くする)性能の高いもの
この性能が圧倒的に良いのはジメチコンに代表される、シリコンオイルです。
天然オイルでも、メドウフォームオイルなどはこの性能が高いのですが、シリコンオイルには感触面で及びません。
シャンプーをすることで、髪に残留せずに流れてくれるもの
ヘアオイルの役割として最も大きい部分は髪の感触を良くする性能なのですが、あくまで感触です。本質的に髪を良くするためには毛髪内部の栄養を補うなど、他のケアが必要です。
そのため、シャンプーをしても髪に残って重くなってしまうようなオイルは、性能の良いヘアオイルとは言えません。
自分の求める髪の質感が得られるもの
前述したこととも繋がりますが、
- さらさらとした仕上がり
- しっとりとした手触りの仕上がり
- ツルっとみずみずしい感触の仕上がり
など、アウトバストリートメントは髪の質感、感触に最も影響します。それはアウトバストリートメントが髪の最も表面に付着して、直接の手触りに最も関係しやすいものになるからです。
逆に注意しなければならないことは、手触りは良くて中身スカスカの髪を、健康な髪だと錯覚してしまうことです。
ツヤを出すという目的には、アウトバストリートメントは確かに即効性のあるものとなりますが、髪の内側の「にごり」がない状態から出るツヤが、本物の髪のツヤです。
髪の内面と外面、両方が整うことで、一日中パサつかず、ツヤを感じられる本物の艶のある髪が得られます。
余談になりますが、オイル系の成分を一切含まないアウトバストリートメントも存在します。成分として私が好むのは、ヒアルロン酸ですね。
しっとりと潤うというヒアルロン酸の一般的なイメージとは裏腹に、サラッと瑞々しい質感に仕上がるのが気に入っています。
既に傷んでしまった髪と、今の髪を維持・保全するためのヘアケア方法の違い
ダメージの度合いにもよりますが、既に傷んでしまっている髪の毛の場合、セルフケアでは手に負えない場合もあります。
もちろん美容室にお任せしたほうがいいのですが、美容室によってヘアケアへの力の入れ方は様々です。
例えば、ヘアカラーのデザインカラーが得意だからといって、ヘアケアの技術も優秀かと言えば、決してそうとは限りません。
既に傷んでしまった髪をなんとかしたい場合は、ヘアケアに力を入れている美容室を選ぶようにしましょう。
残念な事実として、あまり髪の毛のダメージが進んでいない髪の毛の方がトリートメントの効果もすぐに出やすく、傷みすぎている髪の毛ほどトリートメントの効果も感じにくいという事実があります。
傷みすぎている髪の場合はもうセルフケアが追いつかないので、美容室に行って、まずは髪の毛が水を弾く力(疎水性)を取り戻すためのヘアケアや、キューティクルを擬似的に補修するヘアケアをしてもらいましょう。
既に傷んでいる髪を今すぐ良くするヘアケアはないのか
そのための方法はいくつか存在するので、必ずしも新しい、健康な髪が伸びてくるのを待つ必要はありません。
近年、「髪質改善」を謳っている美容室には「時間をかけて健康な髪を育てていきましょうね!」という論調を強く感じます。
でも、可能なのであれば今すぐに、今生えている傷んだ髪をきれいにしてほしくありませんか?
これから生えてくる髪を傷ませないだけであれば、この記事に書かれてあることを自分で全て実践すればいいだけのことだと思うのですよ。
つまり、高いお金を払って髪質改善美容室などに通わなくとも、知識さえ持っていれば自分でできる内容ばかりだということです。
話を戻しますが、髪の傷みと一言でいっても、
- ヘアカラーによるダメージなのか
- パーマによるダメージなのか
- 髪の内部・外部、どこの傷みなのか
- 髪質の問題なのか
- 髪の形状、つまりくせ毛の問題なのか
など、その種類や状態は様々です。そのため、この部分に関しての正確なことは、ヘアケアに詳しい美容師に原因と対策を見抜いてもらう必要があります。
マイナスイオンとヘアケアの関連性
サイエンスの世界では、科学的な定義がない「マイナスイオン」というワード自体が自然科学の用語として認められていません。
よく言われているマイナスイオンとは、市場イメージの作り上げた和製英語だと考えられています。
難しい話を抜きにするとマイナスイオンドライヤーのほうが髪の乾かし過ぎになりにくいため、静電気は起きにくくなります。
とはいえ、マイナスイオンドライヤーを使うことで毛髪内部の壊れた組織が修復されるわけではないので、「髪の乾かし過ぎを防ぐ」以上の効果は期待できないというのが現実です。
保水力の落ちた傷んだ髪に、そんなものは付け焼刃でしかありません。根本的にヘアケアをしたいのであれば、マイナスイオンを基準にドライヤーを選ぶのではなく、髪が傷みやすい濡れた状態から素早く乾かしてくれる、風圧のあるドライヤーを選びましょう。
まとめ
- 艶のある綺麗な髪を手に入れるためには、まずは一連のヘアケアの流れの中で、自分のやっていることに問題がないかどうかを見直すこと
- シャンプーは髪の汚れを適切に落とすのが目的。多くの性能を求めすぎないこと
- しっとりタイプの製品の方がヘアケア効果が高いわけではない
- 必要以上に重い仕上がりになることを避けるため、しっとりタイプのシャンプーは選ばないこと
- 髪の摩擦ダメージは、ありとあらゆるところで起こるリスクがある
- 低温ドライヤーでは、艶のある髪の毛は作れない
- 現時点でのヘアケアでの理想のドライヤーはほどよく低温、強風圧のダイソンドライヤー
- トリートメントの効果を上げるための方法の1つとして、浴室をスチームサウナ状態にしてしまうという方法がある
- アウトバストリートメントは主に髪の外側に働いて、質感・手触りに影響するもの。
- 髪の傷みがひどい場合は、ヘアケアに詳しい美容室に相談すること
- 髪のツヤが出ない原因を見定めて、それに適したヘアケアを行っていく必要があるが、不明な場合は詳しい美容師に相談をすること
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