人見知りで不器用な自分が美容師を辞めずに18年間続けている理由

美容師という専門職で働いていくという道を自ら選択して、大変な美容学校の訓練も乗り越えた。
やっと美容師になることができたけれども思うように仕事が上達できないという時期は、大いに迷うと思います。
自分は他人と比べて不器用だから、美容師をやめたほうがいいのか…このまま続けていて本当に一人前の美容師になれるのか…そんなふうに悩んでしまう美容師の方は多いんじゃないかと思います。
もくじ
不器用は美容師に向いていないのか
不器用でも、美容師を続けていくことは問題なくできます。
なぜなら、私自身が本当に技術の上達が遅くて要領も悪くて不器用で、出戻りも含めて4年間のアシスタントを経験していておまけに重度の人見知りですが、20代で独立して18年間現役の美容師を続けているからです 。
しかも私は未だに不器用なままです。
最近講習会に行った時も、インストラクターの方に「遠回りするタイプですね」と見抜かれてしまいました…。
大体いつも最初は全然駄目で、少しすると要領をつかんだような気になりますが、またドツボにはまり、そこを抜け出すまでやり切ると人並み位まではできるようになる、そんな習得の癖があるからです。
美容師を辞めていく人の意外な共通点
今までいろんな美容師を見てきて感じる事は、器用な人はこの仕事に早く飽きて辞めてしまうということです。
そつなくこなせてしまう人は必死になって何かを頑張ろうとしませんし、仕事を深めようとしないんですね。
もちろん全員がそうだというわけではなく、何をやっても優秀な人もたくさんいますけどね。
この仕事に必要なのは探究心かなと思います。
外見が秀でている事はこの仕事に有利ですが、それにあぐらをかいて自分を高める努力をしない人は、いつか必ず堕落します。
あまり若すぎる時期に華やかな成功体験を積んでしまうことも、美容師を続けていく上では決してプラスのことばかりではないと感じます。
早すぎる成功体験で自分の頭の中を固めてしまうと、新しい考え方や技術を取り入れることが難しくなってしまうからです。
美容師に向いている人はどんな人か
なぜこれはこうなるんだろう、どうしてこの人はこうしたいんだろうと疑問に対しての答えを探していくスタンスこそが、最も美容師に必要な要素だと思います。
技術面でも接客面でも全く同じことが言えると思います。
それにはセンスも関係ありませんし、手先の器用さも全く関係ありません。
心配しなくても10年続けていれば技術は横並びになります。
デザインセンスもサロンワークをしていく上では飛び抜けたものは必要ありません。
今はネット上に情報が溢れているので、自分に必要な情報を手に入れることさえできれば、足りないものは補えてしまいます。
もしも美容師に向いている人というものがあるとすれば、お客さんが何を欲しがっているのか、それを汲み取れる人がお客さんとの長期の信頼関係を築けるため、美容師に向いていると思います。
大切なのはできない理由よりも、できるようにする方法を探す姿勢
とはいえ、私にも思うように上達できなくて叱られてばかりで、辛いから美容師をやめたいけれど、でもあきらめ切れないという時期がありました。
でも、できない理由を探すのは簡単なことですが、できる方法を探さないと人間としての成長が止まってしまいます。
もしも美容師を辞めて他の仕事に就いたところで、また似たような壁に突き当たるかもしれません。
私自身、店内試験に合格してスタイリストになったわけではなく、派遣登録でスタイリスト試験に合格してハッタリをかましてスタイリストになった人間なので、王道を歩いてきた人間ではありません。
決して偉そうなことを言える立場ではありませんが、独立してからは自分の生き方を貫けて幸せだと思います。
何をやってもうまくいかない時期は必ずあると思いますが、自分が美容師を辞めずに続けていく理由と、決まりごとにとらわれ過ぎずにそれを叶える方法を探して欲しいなと思います。
美容師という仕事は「かっこ悪いもの」だと思う理由
美容師の仕事の本質は、決して華やかではないと思います。
お金も時間も余裕がなくて、かっこ悪いぐらいのやせ我慢を繰り返して格好を付けて、その繰り返しで目に見える分かりやすい部分にフォーカスが当てられて「華やか」だと思われているだけだと思いませんか?
そうやって華やかなイメージをメディアに植え付けられているからゆえ、そのギャップに苦悩するのではないでしょうか。
セルフイメージを高め続けること自体はとても良いことです。
ただ、現状とイメージのギャップに自分が押しつぶされてしまわないよう、今の自分に必要なものは何なのかを見失わずに続けていってほしいなと思います。
最終的には自分の中で1つ突き詰めたいと思うものを見つけて、それを徹底的に追求する。
そうすることで専門性を高めることが、この仕事で生き残っていくために必要なことかなと考えています。
まとめ
- 美容師を続けていくのに不器用は関係ない
- 仕事を深めようとしない器用な人は飽きて辞めていく
- 美容師に向いている人はお客さんの欲しいものを汲み取れる人
- 美容師の仕事は色々と「かっこ悪い」ので、華やかなイメージとのギャップで苦しまないこと
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