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母娘でミソフォニアを発症した、当事者のストーリー

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株)美テラシー代表 ミソフォニア専門家。 6歳の時にミソフォニアを発症した、ミソフォニア歴34年の当事者です。 2021年からは、美容情報サイトから刷新して、ミソフォニア問題の認知を広げ、ミソフォニアの苦悩を解消するための情報発信を行っています。
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私は現在55歳になります。幼少期の頃からミソフォニアを持っていたので、正確な発症年齢はわかりません。

おそらくは、私が5~6歳の時に発症したと思います。私には過去から現在に至るまで、いつでもミソフォニアの問題が付きまとっていました。

私がミソフォニアのことについて知ることになったきっかけは、数年前に自分の抱えてきた症状について、セラピストと話をした時です。

私の状態が、初めて「腑に落ちる言葉」で語られた時の衝撃と感動は忘れられません。

同時に、私が長い人生で経験してきたことに「名前が付けられている」と知った瞬間、悲しみも覚えました。

なぜ私が悲しかったかというと、 私のミソフォニア症状には完全に確立された治療法がなく、今後も私のミソフォニアとの闘争は続くだろうと予想できたからです。

複雑な心境ではありますが、私は自分の半生を振り返るきっかけを得て、私と同じことで悩んでいる人が自分一人ではなく、多くの人たちが私と同じ症状で苦しんでいる事実を知りました。

私はそれまで、自分のことを本当に狂っていて、頭がおかしい人なんだと思っていたので、他にも同じような葛藤を抱えている人がいると知っただけでも、感動するほどの安堵を感じたのです。

今回は私の娘もミソフォニアを発症して、娘が自ら命を絶ってしまった受け入れがたい事実も含めて、これまでの私のミソフォニア体験をお話ししたいと思います。

私は幼い頃、誰かが食べる音が聞こえる距離にいるだけで、毎回ひどく動揺していました。

  • ポリポリと音を立てて食べる音
  • 唇を鳴らす音
  • ガムを噛む音
  • 口の中で小さな気泡がはじける音
  • 物を食べながら喋る音
  • 口を開けて噛む時の音
  • 口をすぼめて吸い込む時の音

など、咀嚼のプロセスに関連する音なら、何でもミソフォニアのきっかけでした.。

音に反応した私は単に嫌な気持ちになるだけではなく、激しい怒りや憎しみ・時には暴力を振るいたいという衝動にも駆られて、激しい葛藤が日常的にありました。

しかも食べる音が出ていなくて、誰かが口に何かを入れようとしてるのを「見るだけ」でもミソフォニアの引き金になってしまうので、とてもつらかったです。

なぜこんなことが起こっているのか私自身も全く理解できませんでしたし、私の周りの人、特に家族は私の心をひどく乱しました。

そのなかでも、私の父が食事時に出す音や仕草の全てが耐えがたく、父と共に過ごす時間はほとんどが耐え難い苦痛を感じつづける時間でした。

私は嫌な音がしたとき、衝動的に周囲をコントロールしようとしていました。

私にできた唯一のことは、大きな音を食べて食べるのをやめるように頼むことです。

たいていは自分の兄弟に文句を言うことでした。

ですが私は「音を出さないで」という要求がうまく通らないと、兄や弟を怒鳴りつけたり、時には手を上げてしまったこともありました。

私の兄弟たちは私にひどく腹を立てて怒鳴り、私を睨みつけました。

音のことで兄弟と揉める度に、いつも私は自分の部屋に引きこもって泣いていました。

その時間は、世界中の誰一人として私の身に起こっている現実を理解してくれないように感じる時間でした。

私は日常的に孤独を感じ、いつも何か誤解されているように感じていました。

私のヒステリックな行動が原因で、父に体罰を受けたことも忘れられません。

父からの体罰を受けるたびに、私はどうしたらいいのか分からなくて極限まで追い詰められました。

同級生達にとって、私は「いちいち細かいことを気にするうるさい子」に写っていたと思います。

私自身も自分の感覚が理解されないことに少しずつ気がつき、感情的にも、現実的にも引きこもるようになりました。

そのうえ私の父はアルコール依存症で、家庭崩壊していたので、私の状況を助けられる人は誰もいませんでした。

父がアルコール依存症であることと、何年も続いた絶え間ない怒鳴り声、父が母へ言葉の暴力をふるうことなど、私を取り巻く荒んだ環境は、私のメンタルにさらなる追い打ちをかけました。

そして私は10歳の時に重度の鬱病を発症して、なぜこのようなことになったのかもわからずにネガティブな感情を抑えきれず毎日泣いていました。

今振り返ると、鬱になった原因は長年の家庭生活の中で不安と恐怖を抱えて生きてきたことの積み重ねだったと思います。

ミソフォニアの症状は10代の頃からずっと続いていて、いつでも誰かが「食べ物を噛む音」がきっかけになっていましたが、きっかけはそれだけではありませんでした。

「母が足を何度も擦っているのを見る」と、それが引き金となって怒りの感情が生まれ、 選ぶ余地もなく「戦うか?逃げるか?」という極端な選択肢が立ちはだかりました。

単なる母の「あくび」でさえも、ミソフォニアの引き金でした。

年齢を重ねるにつれて、私は自分の感情を抑えることを学び、衝突して人間関係を壊さないために、平静を装っていました。

いつも沈黙の中で苦しんでいましたが、それを延々と続けるのは大変困難でした。

10代の頃の私はとても内向的で、社会的な不安や自尊心が低く、人生の中で最も辛く悲しい時期でした。

20代になった私は、この音に対する嫌悪感を論理や理性でなんとかコントロールできないのか、もしかしたら直すことができるのではないかと考えていました。

実際には私は直すことができずに、ただただ得体の知れない症状が自分の感情を支配していて、何をしても直らないという事実に身を委ねる日々でした。

その後何年経っても症状は続き、私はひたすらそれが消えて欲しいと願っていました。

そして二十代半ばで私は結婚しましたが、パートナーに自分の感覚が理解された気はしませんでした

その後、私と夫には3人の娘ができました。

14年の結婚生活を送った後 、残念ながら離婚しました。夫は私が食事をするとなぜ激しく怒るのか、理解が出来ませんでした。

私がどれだけ馬鹿げたことをしているのか、それを見せつけて「しっかりしろ」と伝えたかったんだと思います。

私自身も、自分の感覚を夫へどのように説明すれば良いのか分かりませんでした。

合理性のある説明ができていないことを自覚するたびに、私は自分がコントロールできなかった何かのために「罰せられている」という感覚を抱きました。

3人のうち二人目の娘は、私と同じくミソフォニアを発症しました。

この事実は、ミソフォニアは遺伝的要因が関与しているという可能性を、私に証明しました。

娘のミソフォニアに遺伝的要因が関係していると信じたい反面、重い責任も感じていました。

私が自分の力ではどうすることもできないのに、どうやってこの娘を助けることができるのだろうと思いました。

そしてミソフォニアを発症した次女は、大人になることなく自ら命を絶ってしまいました

他の娘たちは、いつも私が次女の味方をしていると思っていましたし、 残された娘たちは私のことを強く責めたてました

その後、私は心理学者に診察をしてもらっていました。ですが、私の症状に対する心理学者の反応は「嘲笑い」でした。

私はなぜ心理学者が、長年私の苦悩の原因となっている出来事を笑うのか、理解するのに苦しみました。

その一件があって以来、私は心理学者に頼るのを一切やめました。

現在私は、ミソフォニアの症状を理解しようとしてくれる男性と付き合っています。

彼は彼でとても繊細な人なので、しばしば全く別の原因で喧嘩もします。

少なくとも今の私と彼は幸せを感じることができるので、この道の向こう側にある将来には、ミソフォニアの治療法が確立されていることを祈っています。

 

(この実話は『Understanding and Overcoming Misophonia, 2nd Edition』より抜粋・和訳したものです)

 

 

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