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【小説アウトプット】『永い言い訳』愛してない、ひとかけらも。著者:西川美和さん

角谷 滉一
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小説アウトプット『永い言い訳』 著者:西川美和

もう愛してない、ひとかけらも。

喪った哀しみを知る心が見当たらない。

失った悲しみを知る心の居場所が見えないと、人は悲しみを感じられない。

悲しめない事は苦しいこと。

悲しめなくても、人で居続けようとすることは止められない。

死ぬ前の前置きなんて、あれば幸せ、無くて普通。

もしも、まさか。それは今この瞬間にさえやってくるもの。

たとえ何かを言えずに死んでしまったとしても、何も感じることができないとは思わない。

見えているものを見ようとしない事は、罪なこと。

聞いてほしいこと、伝えたいことをただ正直に伝えるだけでも、それは1つの優しさ。

欠落してしまった、かっこ悪くて輝く記憶は失う前にまっすぐ見ろ。

痛いものは悔やむ前に痛いと言え。

とても器用に世の中を渡るのに、自分の気持ちにはどこまでも不器用。

不器用な男の優しさが、実像と虚像を自らにも錯覚させ、呆気ないほど単純で、いつでも目の前に見えているものを見えなくする。

潔く生きようとする事は、素直に生きることではない。

互いの優しさのほんの少しのズレで、当たり前の気持ちが見えなくなる。

置き場所を忘れてしまった感情を思い出すには、どこまでも泥臭く、必死に自分が一番バカだと思えることを全力でやるしかない。

思い出すまでやり続けるしかない。

感情は鈍麻しているだけ。

周りにこびりついた余計な思考の贅肉が、溶けることを頑なに拒むいびつな錆びついた氷が、真っすぐに吐き出そうとする感情の邪魔をする。

失われるものも、いつまでも残る残響のように刻みつけられるものもある。

形骸化された幸せの形など、ひとかけらの意味もない。

自分が美しいと思えるもの、好きだと思えるもの、大切だと思えるものにただ正直になればいいだけ。

本当にただ正直になればいいだけ。

悲しみたいように悲しめることも、幸せを形作る1つのパーツであり、それは悲しみと言う名の喜びなのかもしれない。

失うことの痛みを感じられる心は、人間らしさの証。

人間らしく生きられる事は、生きている意味を強めること。

10年間も自分が目を向けられなかった、愚直すぎる大切な感情。

どこにでもありそうで、どこにでもはまりそうなのに、どこにもなくて、どこにもはまらないパズルのピース。

その恥じらいをはらんだ自然のような不自然を振り払い、真っ直ぐに向き合うために必要だった、無駄なようでかけがえのない、優しさと悲しみで綴られた、永い、永い言い訳。

 

 

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