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誰も気づかない、美容師のイメージと現実のギャップを生み出す「真の原因」

角谷 滉一
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角谷 滉一
⇑でインスタもやってますので覗いてみてくださいね。 ヘア&頭皮ケアの専門家。都内で独立開業10年の現役美容師◆ヘアケアマイスター、健康管理士1級、色彩検定2級保有。
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美容師を辞めたいお悩み相談
私は美容学校を卒業して、憧れだった第一志望の人気美容室に就職することができました。でもまだ1年目ですが、実は美容師をやめようかと悩んでいます…。美容学校で国家試験の練習をするのも地道で大変で、思い描いていた美容師のイメージとのギャップは感じていました。でも、就職してからはますます地道な練習の毎日で、当初から大変だろうなと覚悟はしていたものの、最近は「自分が美容師として活躍している未来」が見えなくなってしまいました…。なので、もう美容師を辞めてしまおうかと迷っています。まだ自分がお客さんだった時に思い描いていた世界とはかけ離れていて、給料も安い上に、休みもあってないようなものです。先輩美容師たちも裏では不満ばかり口にしているので、自分の未来を重ねたくありません。しかも、慣れない社会人生活でいつも緊張していて、気持ちが休まる時がありません…。美容師の現実って、こんなものなのでしょうか?この仕事って、どうしてこんなにギャップを感じるのでしょうか?

美容師の「華やかな職業イメージ」とどこまでも「地道な現実の業務」のギャップを生み出しているのは、誰も気づいていない「教育の歪み」です。

何のこと?と思われるかもしれませんが、世の中のすべてのビジネスは集客⇒教育⇒販売⇒サポートという4段階のプロセスを繰り返して成り立っています。

美容師の卵、つまりあなたが美容学校生になりたいと思っていた高校生の段階から、あなたはこのビジネスの一連の流れの中の「教育」の段階で、知らないうちに「洗脳」を受けています。

美容師の「理想のイメージ」と「現実のギャップ」を生み出す原因

よく美容師という職業にもたれているポジティブなイメージは、

  • 華やか
  • 流行に敏感でおしゃれ
  • センスがいい
  • かっこいいしモテそう
  • 手に職だから、ずっと働ける

などがあると思います。でも実際の業務内容のギャップとしてよく言われるのが、

  • 一日中立ちっぱなしの重労働
  • 給料が安い
  • 下積みの期間が長い
  • 休みがない
  • 食事が取れない

といったことです。

でも美容師の一般的なイメージとしては、やはり「華やかなイメージ」が強いのではないかと思います。

では一体何がこの光と影のような、職業イメージと現実のギャップを生んでいるのでしょうか。

その最大の要因は、「メディアによる印象操作」です。

職業イメージのギャップを生み出すものは「メディアの印象操作」

印象操作を行っているのは、「美容業を営む全ての人間」です。

つまり、美容業に携わる人間自身も、自分が「印象操作をしている」ということに気づいていない人がたくさんいるということです。

どういうことかというと、例えばテレビや雑誌などのメディアはいつも、一般消費者に美容師の「華やかな部分」のイメージを強調して見せます。

これがビジネスにおける「教育」という段階です。

一方、美容学校は華やかに活躍している「OBの人気美容師」を招いて、その「イメージ」と「美容師試験の合格率の高さ」という実績を使って美容学校の宣伝(集客・教育)をします。

つまり、美容師の卵を含む一般の消費者たちは、常にその華やかなイメージを見せ続けられて、無意識に「美容師とは華やかなもの」という固定観念を、想像以上に強く植え付けられています。

そして、美容師自身が集客をする際にも「美しい髪型のイメージ」を使いますし、ヘアケア製品や化粧品のCMでも常に「美しいイメージ」を用います。

でもそのどれもが「現実」ではなく、憧れを抱かせる「理想のイメージ」です。

顧客に「これはこういうものなんですよ」と理解させたり、信じ込ませたりすることを、ビジネスの専門用語では「教育」と呼びます。

その観点で言えば、

  • 一般の消費者たちに対する、メーカーの宣伝(集客・教育)がおかしい
  • 美容学校から美容師の卵に対する教育(集客・教育・販売・サポート)がおかしい
  • メーカーが美容師に対して行う教育(教育・販売・サポート)がおかしい
  • おかしな教育を受けた美容師が、お客さんに対して行う教育もおかしくなる

つまり、すべての宣伝イメージが美化されているので、「美容=華やか」という印象が非常に強くなっているのです。

美容師自身が「華やかなイメージ」に洗脳されている

そして美容師自身も、その「華やかなイメージ」に自分を近づけようと努力し続けるため、お金がなくても、時間がなくても、やせ我慢をしてでも華やかであろうと努力を続けます。

そのため、それを見ている美容師の卵たちは、「美容師とは華やかな職業なのだ」と錯覚を起こします。

正確に言えば、大変な仕事だということを理解していても、「歪んだ教育」によって植え付けられてしまっている「美容師がおしゃれで華やか」だというイメージが頭から抜けないということです。それがあなたの葛藤の根源です。

でも現実の美容師の業務はどこまでも地道で、裏方の仕事です。

花形であるヘアメイクであっても、過酷な労働であることに変わりはありません。

最もわかりやすく例えるならば、「芸能人のようなものだと思って美容師になったら、現実は大工さんだった」というのが最もぴったりとくる表現です。

大工さんと芸能人では全くイメージが違うと思いますが、職人的な仕事を求められる美容師は、どこまでも大工さんに近いと思います。

「美容師は立ちっぱなしの重労働」だと理解していても辞めるのはなぜか

この答えは簡単で、言葉で言う以上に実際は「一日中立ちっぱなし」というのが大変なことだからです。

ずっと立っていることに慣れないうちは、毎日の足の痛みに悩みます。かく言う私も、あまりに長時間立ちっぱなしだったせいで、気分が悪くなってしまったこともありました。

しかも美容師の業務のひとつひとつが「腰」に負担をかけることばかりなので、私を含め腰痛に悩む美容師も大変多いです。

お腹が空いても一定のタイミングで昼食を食べることが難しい場合が多いですし、本当に忙しい時はトイレに行ったり水を飲むことすらままなりません。

そのため、接客業であると同時に技術を提供するという難しさの他にも、毎日大きな身体的ストレスを抱えながら仕事を続けることになります。

特に若い美容師は外見には気を使いますが、喫煙率も非常に高く、「健康」に対しては無頓着な人が多いため、業務の身体的負担も相まって、体を壊して美容師を辞めていく人も後をたちません。

人気美容師になっても辞める人がいる

過酷なアシスタント時代を乗り越え、世間のイメージ通りの人気美容師になれたとしても、美容師をやめてしまう人が存在します。

大変もったいないことですが、やめていく人に未練は無いようです。やせ我慢を続けることと、神経をすり減らし続ける業務内容、少ない休みに疲れ果て、「美容師を辞める」という選択をしてしまいます。

美容師は美容が好きでないとやっていけないが、好きなだけでは無理

よく「美容が好き」でないと続けるのは無理だと言われますが、美容が好きなだけは美容師を続けていくのは無理です。

若い時に抱く「好き」とは大変浅いものです。それを仕事にしてしまうと失われてしまう気持ちもあります。

そのため、飽きて嫌になってしまう前に「別の好き」を探さなければなりません。

現実とイメージのギャップを乗り越えた上で、美容師という職業が好きだという考えにまで到達できなければ、美容師をずっと続けていくことは難しいです。

平均年収が低い美容師だが、実態はどうなのか

私が美容業界に入った時は、わずか月給135,000円という薄給でした。

今はだいぶ改善されてきているようで、初任給で180,000円以上は出してもらえて、福利厚生も付いているのが当たり前になっているようです。

とはいえ、まだまだ低い給与水準ですし、福利厚生があることが当たり前ではなく、それが「売り」だというレベルの美容室がほとんどです。

今の時代の美容師は、独立せずに高い月収を手にすることも可能

自分ひとりで最初から最後まで、すべての業務をこなせる一人前の美容師になれた人には、独立以外に「フリーランス美容師」という選択肢もあります。

つまり正社員ではなく、個人事業主として美容室と業務委託契約を結んで働くという雇用形態です。

この場合は「歩合給」の割合が多く、最近では売り上げの60%以上の歩合を与える美容室もあります。

そうなると月収50万円以上も十分可能ですし、現実的には売り上げの過少申告をして、いわゆる脱税をする人もたくさんいますので、低いと言われる平均年収とは関係なく、ひっそりと、しかもガッポリと稼いでいる美容師もいます。

美容室経営者が、美容師の給料をあえて低く設定している?

正社員として美容室で働く場合、美容室経営者は、人気のある美容師でも給料を低めに抑える場合があります。

何故かというと、人気の美容師にたくさんの給料を与えていると、貯金をして早く独立されてしまうことを恐れているからです。

おまけに言うと、独立して人を雇用しながら美容室をやっていくには「管理美容師」という、名前だけの資格が必要です。

でも、それを取得するための講習会の人数の枠が狭いため、簡単に取得するためにはコネが必要です。

とはいえ、それを取得されてしまうと人気美容師の独立が早まってしまうため、必要がなければ美容室経営者は管理美容師の資格を取らせたがらない傾向にあります。

美容師が独立の際に、勤め先と揉めるのは日常茶飯事

現実問題として、指名客をたくさん持っている人気美容師が独立する場合、ほとんどの場合、勤め先の経営者と揉めます。

今の時代の顧客は美容師個人のファンとなっているので、経営者としては独立されたくないというのが本音でしょう。

なぜなら、まだ下の人間が十分に成長していない場合、たった1人の人気美容師が抜けてしまうだけでお店の売り上げがガタ落ちしてしまうことになるからです。

美容師とは、本当は何をする仕事なのか

普通ではあまり聞くことがないような、生々しい「美容師の仕事の実態」というものばかりをお話ししましたが、では一体、美容師とは本当のところ、何をする仕事なのでしょうか。

髪を切ること、髪を染めることなどが美容師の仕事ですが、それはあくまでお客さんの「欲や願望」を満たすための手段に過ぎません。

私個人の考えとしては、稼ぎのために割り切って美容師の仕事を続けるぐらいであれば、他の仕事をした方がよっぽど割に合っていると思います。

美容師には手先が器用で要領の良い人も多いので、きっと美容師ができたのであれば、たいていの仕事はうまくこなせると思います。

どこまでいっても人対人で、人の内面と深く向き合う仕事の美容師で、割り切りで荒んだ気持ちのまま仕事を続けたくないのであれば、もっと楽で、もっと簡単に稼げる他の仕事を選んだほうがよほどいいと思います。

美容師とは、突き詰めると職業ではなく、美容師という「生き方」だと思います。

人の容姿の悩みに寄り添い、勉強や練習を続けることで悩みをもっと解決する方法を模索し続け、自分自身の美意識を高め続けながら、自分なりの「美学」を持って生きる。

きれいごとかもしれませんが、美容師とはそのような存在だと思っています。

流行を理解して、それをお客さんに提供するのももちろん大切なことですが、お客さんの「深い悩み」を解消してあげた場合、心からの感謝を受け取ることができる仕事です。

心からの感謝を得るためには、美容師自身がお客さんのこと、人間という生き物の心理を深く理解しようと努力を続ける以外に方法がありません。

割り切った仕事をした時点でそれは失われてしまうものですし、大変難しい仕事だなと、18年間美容師を続けている今でもそう思います。

まとめ

  • 美容師の理想のイメージと現実にギャップがあるのは、「教育のゆがみ」が引き起こすもの
  • 一般消費者だけでなく、全ての美容業に携わる人間がその「教育」に洗脳されている
  • 美容師は接客業と同時に技術を提供するという難しさがあるが、身体的ストレスも大きい
  • 美容が好き、だけでは美容師は続かない
  • 独立で揉める美容師は多い。フリーランスという働き方で高収入も可能
  • 美容師とは、職業であると同時に美容師という「生き方」でもある

 

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