健康や、体型管理を意識する人たちの、誰しもがぶつかってしまう壁があります。
それは、調理の手間や時間、栄養バランスやカロリーの計算が面倒で、難しいことです。
そんな人たちから、いま熱い注目を浴びているのが「完全食」と呼ばれるもの。
完全食を食べるだけで、一日に必要な栄養の大部分がとれてしまうというメリットがあるからです。
今回の記事では、話題の完全食がどのようなものなのかを、わかりやすく解説します。
何が「完全食」を「完全」にするのか?
完全食にはまず、炭水化物、たんぱく質、脂肪をはじめとする必須栄養素の適度なバランスが必要です。
また、ビタミンやミネラル、食物繊維といったマイナーな栄養素も含まれることが求められます。
さらに、誰しも時間が足りないことで悩む、今の時代に求められる3つの要素を満たすことで、完全食を「完全」にします。
- 簡単な調理、もしくはそのままでも食べられること
- 栄養面と味覚の、どちらも満たせること
- 保存性や携帯性に優れていること
また、完全食は「食品」の形で栄養がとれるので、サプリメントに頼りきりの食事よりも自然かつ、安全に利用することができます。
完全食を取り入れる際に気をつけるべき、3つのこと
完全食を摂取することで、忙しい現代人でも手軽に栄養バランスの良い食事がとれるというのが最大のメリットです。
しかし、完全食を取り入れる際には、以下の3つの点に注意が必要です。
- 味の好みの問題
- 完全食だけに頼り切らない
- 栄養素の過剰摂取
完全食が、自分好みの味ではない可能性がある
完全食は栄養バランスが良い反面、好みの味や食感がない場合があるため、食べたいと思わない場合もあります。
自分が好きな味の完全食を探すのは、少し大変かもしれませんが、色々試食してみるのが近道です。
完全食に、頼り切らない食事をする
完全食だけで満足のいく量を食べようとすると、食費がかさみます。
すべての食事を完全食に置き換えようとするのではなく、食事の中に完全食を「取り入れる」という考え方が大切です。
特定の栄養素の、過剰摂取に注意する
完全食は、使用されている食材によって、特定の栄養素の過剰摂取になってしまう場合があります。
例えば、ダイエットのためにカロリー制限をしたいという目的がある場合には、完全食1食あたりのカロリーを把握しておきましょう。
以上のように、完全食にもメリット・デメリットがあるため、個人の目的に合わせて摂取する必要があります。
完全食は簡単に食べられますが、自分に合わせた食べ方を、しっかりと考えながら利用する必要があるのです。
完全食のパーソナライズ方法とは?
まず、自分の体調や健康状態を把握し、それに合わせた栄養バランスを考えます。
次に、自分に合った味や食感にととのえて、料理のバラエティを楽しめるように、パーソナライズすることが大切です。
完全食のメリット | 完全食の | デメリット
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簡単な食事の準備で済むこと 均衡の取れた、健康的な食生活を維持できること コストパフォーマンスが良いこと ダイエットにも効果的であることメリット | △未調理だと、食事の選択肢が限られること △社交的な食事を楽しめないこと | △味が薄めに作られていること
こういった魅力的なメリットがある反面、デメリットも存在します。
したがって、物足りなさを感じないように、自分好みになる工夫をする必要があるかもしれません。
まとめ
不足したり、偏ったりしがちな栄養バランスを良くするために、完全食が役立ってくれるシーンはたくさんあると思います。
ただし、ライフスタイルや性別・体格の違いなどにより、人それぞれで必要な栄養の総量は変わります。
つまり「自分はこういう生活をしているこういう人だから、完全食とは別で、これも摂ったほうがよさそうだ」といった、判断は必要です。
完全食を、調理をする時間や体力の余裕がない時の、ピンチヒッターとして活用するのも良いと思います。
今回の内容を参考にして、自分のライフスタイルに合った完全食の利用方法を、ぜひ考えてみてください。