この記事では、通販シャンプーで人気の「ラサーナプレミオールシャンプー」の全成分を解析した結果をお届けします。
配合されたすべての成分を「洗浄成分」などの5項目で分類して、専門知識がない人でもわかりやすい表現と、くわしく正確な解析の両立を心がけました。
「ラサーナプレミオールシャンプー」の、安全性などに不安や疑問がある方は、ぜひ最後までごらんください。
※成分の効果・作用に関しては、化粧品の成分情報を詳細にまとめた『Cosmetic-info.jp』を参考にしています。
「ラサーナプレミオールシャンプー」の全成分
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水 ココイルグルタミン酸TEA コカミドプロピルベタイン 海水 オレフィン(C14-16)スルホン酸Na コカミドメチルMEA ワカメエキス アラリアエスクレンタエキス ブドウつるエキス グリチルリチン酸2K コメエキス イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD シルト ツボクサエキス オウゴン根エキス イタドリ根エキス カンゾウ根エキス ダイズ芽エキス チャ葉エキス ローズマリー葉エキス カミツレ花エキス スクワラン ブドウ種子油 スクレロカリアビレア種子油 セロリ種子エキス トコフェロール ラウリン酸ポリグリセリル-10 ジメチコン 塩化Na ジステアリン酸グリコール BG ポリクオタニウム-47 ココイルアラニンTEA ココイルグリシンK ポリクオタニウム-7 セテアレス-60ミリスチルグリコール ジステアリン酸PEG-150 エタノール デキストリン トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール (C12-14)パレス-12 フェノキシエタノール メチルパラベン プロピルパラベン エチルパラベン 安息香酸Na 香料
「ラサーナプレミオールシャンプー」各成分の役割一覧表
※各リンクをクリックすると、各項目の解析結果に移動します。
| 成分名 | |
|---|---|
| 洗浄成分 | ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルベタインオレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドメチルMEA、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ココイルアラニンTEA、ココイルグリシンK |
| 保湿またはコーティング成分 | スクワラン、ブドウ種子油、スクレロカリアビレア種子油、ジメチコン、ジステアリン酸グリコール、BG、ポリクオタニウム-47、ポリクオタニウム-7、デキストリン |
| 補修ケア成分 | イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD、ダイズ芽エキス |
| 頭皮ケア成分 | 海水、ワカメエキス、アラリアエスクレンタエキス、ブドウつるエキス、グリチルリチン酸2K、コメエキス、シルトツボクサエキス、オウゴン根エキス、イタドリ根エキス、カンゾウ根エキス、ダイズ芽エキス、チャ葉エキス、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、セロリ種子エキス |
| その他の添加物成分 | 水、トコフェロール塩化Na、セテアレス-60、ミリスチルグリコールジステアリン酸PEG-150、エタノール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール(C12-14)、パレス-12、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベン、安息香酸Na、香料 |
「ラサーナプレミオールシャンプー」の成分構成で、一番特徴的なポイントは？
頭皮ケア＆洗浄補助を担う「海泥（どろ）」成分が使われていることです。海泥成分が地肌の毛穴周りの汚れを吸着・除去することにより、普段通りの洗い方で、頭皮に負担をかけることなくディープクレンジングできます。
「ラサーナプレミオールシャンプー」の洗浄成分を解析
| 洗浄成分名 | 成分の由来 | 洗浄力 | 泡立ち | 残留感 | 皮膚刺激の軽減 |
|---|---|---|---|---|---|
| ココイルグルタミン酸TEA | アミノ酸「グルタミン酸」と「トリエタノールアミン」の化合物 | 良い | 良い | 少ない | ◎ |
| コカミドプロピルベタイン | ココナッツ由来のアミノ酸誘導体 | 良い | 良い | ややある | ◯ |
| オレフィン(C14-16)スルホン酸Na | 石油由来の「オレフィン」から作られる | 非常に良い | 非常に良い | ない | △ |
| コカミドメチルMEA | ココナッツ油由来の「コカミド」と「メチルエタノールアミン」の化合物 | やや弱い | 良い | ややある | ◯ |
| ラウリン酸ポリグリセリル-10 | 脂肪酸とポリグリセリルからなる | 弱い | 悪い | ややある | ◎ |
| ココイルアラニンTEA | ココナッツ由来のアミノ酸誘導体 | やや弱い | 良い | ほぼない | ◎ |
| ココイルグリシンK | ヤシ油脂肪酸とアミノ酸のひとつ「グリシン」のカリウム塩 | 良い | 良い | ない | ◯ |
ラサーナプレミオールシャンプーは、低刺激・低洗浄効果の成分に「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」「ココイルグリシンK」が加わることで、洗浄力不足が原因の「ベタつき」や「ヌルつき感」を防いでいます。
また、「コカミドプロピルベタイン」が配合されているので、泡持ちの良いモッチリとした泡質です。
まとめると、石油系成分や、ココナッツ由来成分に過敏反応を起こすタイプの肌質でなければ、髪と頭皮をバランスよく洗浄できるでしょう。
「ラサーナプレミオールシャンプー」の保湿・コーティング成分を解析
| 保湿またはコーティング成分 | 成分の由来 | 保湿効果 | コーティング効果 |
|---|---|---|---|
| スクワラン | オリーブやアマニなどの植物油から抽出 | ◎ | ◯ |
| ブドウ種子油 | ブドウの種から抽出 | ◎ | ◯ |
| スクレロカリアビレア種子油 | アルガンの種子から抽出 | ◎ | ◎ |
| ジメチコン | 石油由来 | ◎ | ◎ |
| ジステアリン酸グリコール | グリセリンと脂肪酸からなる成分 | ◯ | ◯ |
| BG | ブチレングリコール（溶剤） | ◯ | △ |
| ポリクオタニウム-47 | ポリマー剤 | ◯ | ◎ |
| ポリクオタニウム-7 | ポリマー剤 | ◯ | ◎ |
| デキストリン | デンプン由来 | ◯ | △ |
この配合によって、比較的軽い保湿感を実現しています。「ジメチコン」や「ポリクオタニウム」が髪に必要な水分を保ち、コーティング作用で保護しながらも、重たいベタつきを感じさせません。
また「スクレロカリアビレア種子油」は、保湿・コーティング作用とともに、髪の強度を上げる効果もある成分です。「トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル」や「シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール」は、手触りの柔らかさを向上させ、髪や頭皮をしっとりさせます。
まとめると「ラサーナプレミオールシャンプー」は、髪の毛と相性の良い天然オイル・シリコン系オイル・ポリマー剤が配合されているので、ちゃんと洗えてきしまないバランスです。
「ラサーナプレミオールシャンプー」の補修ケア成分を解析
| 補修ケア成分 | 成分の由来 | 効果・作用 |
|---|---|---|
| イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD | 加水分解コラーゲン | 髪と頭皮の保湿・毛髪補修 |
| ダイズ芽エキス | ダイズの芽から抽出 | 髪と頭皮の保湿・髪の強度回復 |
「ラサーナプレミオールシャンプー」へ配合された特徴的な成分のひとつ「イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD」は髪への浸透効果を上げたタイプの、いうなれば「髪の毛の補修ケア専用コラーゲン」です。
補修ケア成分の数自体は少ないですが、ダメージ回復に効く成分だけを厳選して配合されています。
「ラサーナプレミオールシャンプー」の頭皮ケア成分を解析
| 頭皮ケア成分 | 成分の由来 | 効果・作用 |
|---|---|---|
| 海水 | 海洋由来成分 | ミネラルなどによる保湿・栄養補給 |
| ワカメエキス | ワカメから抽出 | 保湿・抗酸化作用地肌にハリを与える |
| アラリアエスクレンタエキス | 海藻から抽出 | 保湿・抗酸化作用。ターンオーバー促進 |
| ブドウつるエキス | ぶどうのつるから抽出 | 保湿・抗酸化作用 |
| グリチルリチン酸2K | 甘草から抽出 | 抗炎症作用・抗酸化作用 |
| コメエキス | 米から抽出 | 保湿・地肌の柔軟性アップ |
| シルト | 海底・湖底の堆積物 | 保湿・整肌作用 |
| ツボクサエキス | ツボクサから抽出 | 保湿・鎮静作用 |
| オウゴン根エキス | オウゴンの根から抽出 | 抗炎症・抗菌作用 |
| イタドリ根エキス | イタドリの根から抽出 | 保湿・抗酸化作用 |
| カンゾウ根エキス | 甘草の根から抽出 | 保湿・収れん・抗炎症作用 |
| ダイズ芽エキス | ダイズの芽から抽出 | 髪と頭皮の保湿・髪の強度回復 |
| チャ葉エキス | 茶の葉から抽出 | 保湿・抗酸化作用 |
| ローズマリー葉エキス | ローズマリーの葉から抽出 | 抗酸化・皮膚の保護作用・収れん・血行促進 |
| カミツレ花エキス | カミツレの花から抽出 | 抗炎症作用・抗菌作用 |
| セロリ種子エキス | セロリの種から抽出 | 保湿・収れん作用 |
「ラサーナプレミオールシャンプー」には、頭皮環境を整えるための成分が「16種類」と、かなり多めに配合されています。ミネラル成分の補給・保湿・抗炎症・抗酸化作用といった多角的なアプローチで、積極的な頭皮ケアを試みる成分バランスです。
「ラサーナプレミオールシャンプー」その他の添加物成分を解析
| その他添加成分 | 効果・作用 |
|---|---|
| トコフェロール | 製品の酸化防止 |
| 塩化Na | 粘度調整剤・防腐剤 |
| セテアレス-60ミリスチルグリコール | 乳化剤・増粘剤。製品の安定化 |
| ジステアリン酸PEG-150 | 乳化剤・増粘剤。製品の安定化 |
| エタノール | 溶剤 |
| トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル | 乳化剤 |
| シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール | 石油由来成分。成分の浸透促進剤 |
| (C12-14)パレス-12 | 乳化剤・増粘剤 |
| フェノキシエタノール | 防腐剤 |
| メチルパラベン | 防腐剤 |
| プロピルパラベン | 防腐剤 |
| エチルパラベン | 防腐剤 |
| 安息香酸Na | 防腐剤 |
| 香料 | 製品の香りづけ |
液性にある程度の「とろみ」を持たせて、扱いやすいシャンプーに調整されています。
「シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール」は髪や頭皮の中へ、ケア成分を速やかに浸透させる促進剤です。これが配合されていることにより、ヘアケア成分・頭皮ケア成分がシャンプー中に素早く浸透してくれます。
また、各種防腐剤が配合されていますが、デリケートな天然由来成分が多く配合されたシャンプーなので、品質安定化のためにはやむを得ないでしょう。
「ラサーナプレミオールシャンプー」の香りは天然？合成？
天然精油と、合成香料どちらも使用して作られた香りです。「アロマティックフローラル」という呼び名が付けられており、ベリー調の甘酸っぱさと、ローズを基調とした、優雅なフローラル系の香りに仕上がっています。
合成香料も使用されているので、香りの持ちは良いタイプです。
まとめ
- シリコン入りで、洗浄効果のバランスの良さをもっとも重視した配合
- ダメージ補修は「イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD」が担う
- 頭皮ケア成分が16種類配合されており、「シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール」が浸透を助ける
- デリケートな天然由来成分が多く配合されており、防腐剤は使用されている
- 天然香料×合成香料のハイブリットタイプの香り
全成分解析の結果、「ラサーナプレミオールシャンプー」は、「天然成分100％で作る」「石油系は使用しない」といった、イメージの良し悪しを重視したシャンプーではありませんでした。
「シャンプー中の、限られた時間の中でしっかりと成分を効かせられる、髪と頭皮に良いシャンプー」という、実益重視で配合されたバランスです。
よく考えられたレシピだと思います。ご参考になれば幸いです。
その他、効果や価格についての詳しい情報は、「ラサーナプレミオール」公式サイトから確認できます。
気になる方は「ラサーナプレミオールトリートメント」の全成分解析記事も、あわせてごらんください。
悪い口コミも公平に載せた、「ラサーナプレミオール」の口コミを徹底調査した記事も、よく一緒に読まれています。
