[su_box title=”ナチュラルバームに関するお悩み相談” box_color=”#937e8e”]私はレイヤーの入った動きのある髪型が大好きで、普段からワックスを使ってスタイリングをしています。
ワックスよりもバームの方が身体に優しそうなイメージを感じて、ネットでも大人気の「エヌドット ナチュラルバーム」を手に入れて早速使ってみました。
でもワックスを使っていた時よりもトップにボリュームが出しにくいし、髪に付ける時もダマになっているような感じがします。
それにバームを付けた直後は良い香りがしましたが、少し時間が経つとなんだか臭い?ような気がするんです。
このスタイリング剤って、使い方や目的がワックスとは違うものなんですか?[/su_box]
エヌドット ポリッシュオイルと並んで圧倒的な人気を誇る「エヌドット ナチュラルバーム」。このバームの役割はワックスと少々異なり、艶出し目的や髪のまとまり感を出す目的、束感の表現や厄介なアホ毛消しに効果的なアイテムです。
しかしワックスのようなセット力は持ち合わせていないので、ナチュラルバームの特性をよく知った上で使いこなす必要があります。今回はエヌドット ナチュラルバーム特有のメリットとデメリットを理解して、ワックスとは違うスタイリングの手順を身につけましょう!
エヌドット ナチュラルバームはどんな特徴のスタイリング剤?
近年たくさん発売されている「バーム」という呼称のスタイリング剤は、ほぼ天然の固形油脂のみで作られています。エヌドット ナチュラルバームと似た製品では「ザ・プロダクツ」というナチュラル系バームが有名です。
なおエヌドットナチュラルバームはシアバターが主成分となっており、常温ではバターのように固く、手のひらでこすり合わせる温度によって液状にとろける性質を持っています。
エヌドットナチュラルバームの香り(匂い)はどんな香り?
ナチュラルバームは、同一ラインナップの別製品「エヌドット ポリッシュオイル」とよく似た香りをしています。ベルガモットをメインにマンダリンオレンジ、パルマローザというスパイシーな香りのするハーブ系の天然オイルなどがブレンドされた、甘さの少ないほのかな香りを放ちます。
エヌドットナチュラルバーム5つのメリット
人気があるにも関わらず、エヌドット ナチュラルバームはAmazonなどのネット通販でいつも品薄状態。これほどまでナチュラルバームの人気が高いのは、ハイトーンカラーで傷んだ髪との相性が抜群に良いからです。
エヌドット ナチュラルバームが圧倒的な支持を集めている秘訣は、以下に挙げた5つのメリットに集約されています。
- ブリーチした髪でもパサつきを感じにくくなる!
- 髪以外に付けても良いぐらい安全性が高い!
- 樹脂成分が入っていないので、手触り滑らか!
- ポリッシュオイルより更に髪の乾燥を抑えられる!
- 容器のデザインがシンプルモダンでスタイリッシュ!
ブリーチした髪でもパサつきを感じにくくなる!
ハイトーンカラーをしたダメージヘアには、嫌なパサパサやまとまりの悪さが付きまとうものです。しかしブリーチをした髪にナチュラルバームを付けると、パサつきはおろかアホ毛まで目立ちにくくなり、綺麗なまとまりや毛束感が出しやすくなります。
髪以外に付けても良いぐらい安全性が高い!
肌の弱い人は、ワックスなどのスタイリング剤が付いた髪が肌に触れるだけで炎症を起こしてしまうことも。天然原料のみで安全性を重視して作られたエヌドット ナチュラルバームは、身体に付けても安全です。
樹脂成分が入っていないので、手触り滑らか!
ワックスには固形油脂以外にも、髪を固める樹脂系の成分も配合されているのが普通です。このエヌドット ナチュラルバームには樹脂系成分が配合されていないため、樹脂で固めた時のようなゴワつきを感じない、滑らかな手触りの髪に仕上がります。
ポリッシュオイルよりも更に髪の乾燥を抑えられる!
同一ラインナップの「エヌドット ポリッシュオイル」は長時間の潤い感を保てることが特長です。ナチュラルバームは固形油脂のため、ポリッシュオイルよりも更に長時間髪をパサつかせないことが出来ます。
容器のデザインがシンプルモダンでスタイリッシュ!
コレを持っているだけでオシャレ女子の仲間入りになれる!というぐらいのブランドイメージを誇るエヌドットシリーズ。無駄な装飾のないモダン&インダストリアルなパッケージデザインです。
エヌドットナチュラルバーム8つのデメリット
天然原料のみで作られているにも関わらず、圧倒的長時間の潤い感を維持できるエヌドット ナチュラルバーム。しかしワックスとは違った性質を持つため、それによって以下に挙げた8つのデメリットがもたらされます。
少し長くなりますが大事な内容なので、知っておかないと大事な場面で困ることになりかねません。
- ポリッシュオイルと共通の欠点・香りが飛ぶと油臭い
- 付ける前の巻き髪(コテ)スタイリングが前提
- 硬いと思いきや手のひらで溶けるけど、髪にはなじませにくい
- 正直、伸びの良さなら他のワックスの方が全然上
- 猛暑だと液状に溶けてしまうリスクがある
- 肌につけっぱなしは無理がある
- ワックスよりもシャンプーで落としにくい
- 付属のヘラはめんどくさくて使っていられない
ポリッシュオイルと共通の欠点・香りが飛ぶと油臭い
天然香料のみで香りづけされた製品が持つ共通のデメリットに、香りが長持ちしないということが挙げられます。ポリッシュオイルもナチュラルバームも、たくさん使って時間が経つと油臭さを感じてしまうことがあるのです。
付ける前の巻き髪(コテ)スタイリングが前提
エヌドット ナチュラルバーム自体のセット力はほぼゼロに近いため、ワックスのように立ち上がりを作るスタイリングは不得意です。髪の動きを出したい場合、事前のコテ巻きが前提になります。
硬いと思いきや手のひらで溶けるけど、髪にはなじませにくい
固形のシアバターが主成分のナチュラルバームは、ヘアワックスに比べると圧倒的な硬さを感じます。手のひらでこすり合わせるとすぐ液状になりますが、髪に馴染ませようとするとあまり滑りが良くないので、意外と髪にはなじませにくいです。
正直、伸びの良さなら他のワックスの方が全然上
シリコン系の成分が配合されているワックスは、指通りの滑らかさでバームに勝ります。手触りの柔らかさはナチュラルバームが優秀で、指通りの良さは他のスタイリング剤の方が高性能です。
猛暑だと液状に溶けてしまうリスクがある
シアバターには34度で液状に溶けるという性質があるため、近年頻繁に起こる猛暑日には、ナチュラルバームを付けた髪がペタンコになってしまう危険があります。気温が35度を超える猛暑日には、ナチュラルバームの使用を控えたほうが無難でしょう。
肌につけっぱなしは無理がある
製品設計上は肌に付けてもOKということになっていますが、ナチュラルバームを手に付けたままだとベタベタして何も触れません。しかもワックスと違って界面活性剤が配合されていないため、水で洗うだけでは落ちないというデメリットもあるのです。
ワックスよりもシャンプーで落としにくい
実際にシャンプーをしてみると、ナチュラルバームはソフトワックスよりも洗い流しにくいです。「しっとりする」という表現はポジティブですが、つけっぱなしで酸化した油分は髪に負担をかけるので、一度のシャンプーで落ちない時は二度洗いしましょう。
付属のヘラはめんどくさくて使っていられない
硬いバームを手に取りやすくする目的で、エヌドットナチュラルバームには専用のヘラ(スパチュラ)が付属しています。ですが毎回ヘラを使うのは大変面倒で、硬くて取り出しにくくても指でゴリっとすくい取る方がまだマシです。
エヌドットナチュラルバームを使いやすくする使い方
大変優れた指通りの良さを持つポリッシュオイルと混ぜながら使うのがおすすめの使い方です。ポリッシュオイルの割合が多くなるほどウェット感が強く出るので、好みに合わせて混ぜる量を調節しましょう。
一度に使うバームの使用量は大豆1個分ほど。それにポリッシュオイルを1~3滴混ぜることで、ナチュラルバームのデメリットである滑りの悪さをカバーできます。
メンズにナチュラルバームは向いている?
パーマがかかっていて、濡れた髪でも形が出来上がっている髪であればメンズヘアでも活用できます。パーマがかかっていないメンズヘアには、もっとセット力重視のスタイリング剤がおすすめです。
まとめ
女性がスタイリング剤に求める性能は、メンズに比べると高ハードル。なぜなら固めないことと手触りの良さ、この相反する2つの性能を両立することが求められるからです。
エヌドット ナチュラルバームは通常のヘアワックスのようにシリコンや樹脂成分、界面活性剤が配合されていない影響でセット力のなさと馴染ませにくさ、洗い流しにくさなどの問題が残ります。
一方でナチュラルバームはアホ毛対策や自然なツヤ感・束感・まとまり感の演出が得意なので、ヘアアレンジとの相性は抜群に良いスタイリング剤です。
同一ラインナップのポリッシュオイルについてはこちらの記事にて詳しく解説しています。