クマの消し方。種類別で即効の簡単な対処法。青クマ・茶クマ・黒クマ、裏技スキンケアとメイク法まで徹底解説!

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目の下のクマと涙袋は、全くないと目が小さく見えてしまうこともあります。とはいえ、大抵はあなたを疲れて見せたり、年齢よりも老けて見られる原因となる厄介な存在です。

クマの消し方については色々な対処法がありますが、原因や種類に合っていない内容だと、かえって逆効果になってしまうこともあり得ます。

今回はクマの種類を見分ける方法から始まり、間違い対処法とクマの種類別で効果的なスキンケア、メイクでのカバー方法まで網羅して解説しますので、クマに悩まされない毎日を手に入れましょう。

目次

目の下にできたクマ3種類の簡単な見分け方

自分のクマが青クマなのか、茶クマなのか、黒クマなのかを見分ける方法は実に簡単。頬の皮膚を下に引っ張り、スマホの光を当てるだけで判別可能です。

青クマは皮膚の特に薄い目の下で、静脈の青い色が透けて青く見えるだけなので、皮膚を動かすことでクマが薄く、目立たなくなります。それに対し茶クマは色素沈着を起こしているため、頬の皮膚を下に引っ張っても色が薄くならないのです。

黒クマは目の下のタルミが原因で影を作っている状態なので、光を下から当てると目立たなくなるクマ。黒クマには皮膚の色に変色がないので、スマホの光を当てて目元の影を消すと見えなくなります

あまり効果的でない、クマ消しの間違い対処法

一般的に効果的だと言われている対処法の中には、クマの原因によっては逆効果となるもの、あまり効果的でないものがあるので知っておきたいポイント。青クマは血流の滞りが原因と言われますが、蒸しタオルで一時的にまぶたの血流を良くするのは、あまり効果的でない対処法です。

黒クマの場合、目の周りの筋肉を鍛えましょう!という意見もありますが、そもそも黒クマ=目の下のタルミ=目の周りにある表情ジワの一部なので、目の周囲にある筋肉を酷使するのは逆効果となります。

青・茶・黒、色によって違う、目の下にできるクマの原因

それぞれのクマによって原因が違うため、それによって有効な対処法も変わってきます。原因とズレた対処をしないためにも、ここでは青クマ・茶クマ・黒クマそれぞれの原因を把握しておきましょう。

1.青クマができる原因は?

睡眠不足が最大の原因で、夜更かしが多くなる中学生や高校生で青クマに悩む人も増える傾向です。目元は唇に次いで皮膚が薄い部分のため、生まれつき皮膚の薄い人や肌の色素が薄い人は寝不足でなくても、もともと青クマがある場合もあります。

特に10代の人で、生まれつきの青クマに悩む人が多い模様。残念ながら、生まれ持った青クマはスキンケアで消せないので、メイクアップでのカバーが必要です。

他にも鼻づまりを起こしていると、頬の内部(副鼻腔の上)にある、下まぶたの静脈が拡張して暗く見えやすくなります。

2.茶クマができる原因は?

摩擦や日焼けによる影響で、皮膚に色素沈着を起こしてしまうのが茶クマの原因。タオルで目元をゴシゴシ拭くのも茶クマを助長しますし、特に女性はアイメイクでまぶたを酷使するため、茶クマができてしまいやすい傾向です。

アトピー性皮膚炎や花粉症など、アレルギーがある人も目元をこすることが増えてしまうので、茶クマを作りやすくなってしまいます。

3.黒クマができる原因は?

加齢によるたるみの他、水分の摂取不足、つまり脱水症状による肌のシワも黒クマの意外な原因です。また、ある意味脱水とは逆の要因ですが、寝ているときの枕が低すぎて、まぶたにむくみを起こすのも黒クマを作る原因となることがあります。

そしてむくみの原因を作る、塩分の取りすぎも若い人の黒クマを誘発する要因です。

なお人の眼球の大きさはほとんど同じだと言われますが、目が少し前に出ている人は奥目の人よりも目が大きく見えやすい反面、まぶたのたるみが目立ちやすくなります。

クマの種類別・有効なスキンケアでのケア法

クマを今すぐ何とかするには2つの方法があり、スキンケアでクマそのものを消す方法と、メイクアップでクマをカバーして消す方法です。ここではまず、3つのクマの種類別で有効なスキンケアをご紹介します。

青クマをスキンケアで消す2つの裏技

睡眠不足による血流不良が青クマ最大の原因なので、マッサージをしたり、蒸しタオルで温めるというのは一見効果的な対処法に感じます。ところが、青クマのケアは冷やすことに徹したほうが効果的なのです。

青クマの冷やし方にもコツがあるので、ここでは2つの裏技をご紹介します。

冷凍庫で冷やしたスプーンを活用する

まぶたの下に、冷凍庫に入れておいて冷えたスプーンを当てて、スプーンの冷たさが完全になくなるまで青クマの部分に当て続けます。青クマは毛細血管が拡張することにより、青く透けて目立ってしまうので、青クマは温めるよりも冷やして毛細血管を収縮させるほうが効果的なのです。

仰向けに寝て、冷やしたティーパックを青クマに当てる

緑茶、もしくは紅茶のティーパックで使用済みのものを冷蔵庫で冷やしておき、青クマに当てるという方法があります。これはカフェインの持つ血管の収縮作用と冷シップ的な効果によって、青クマを撃退できるやり方です。

睡眠不足が確定している夜に作っておいて朝にティーバックを使い、その後水で洗い流すという使い方が良いでしょう。

(しかしながら、まずは睡眠不足を解消するのが最優先です!)

茶クマに有効なスキンケアは?

肌に色素沈着を起こしている茶クマは、スキンケアでケアするために時間が必要です。青クマの時にも使ったティーパックに含まれるタンニンは色素沈着を抑える働きを持つので、継続することで茶クマにも効果が見込めます。

更に、海外で茶クマに対する最もポピュラーに用いられる方法として、キュウリの輪切りでパックするという方法が。冷やしたキュウリのスライスで朝晩2回、10分間のパックをしたのち洗い流すことで、目元の色素沈着をケアするという簡単なやり方です。

アメリカでは既に広く知られている方法なので、茶クマをスキンケアで、お金をかけずに良くしたい人は地道に続けてみましょう。

最も難しいのは黒クマへのスキンケア

若い人に起こる黒クマは十分に水分を摂り、軽度の脱水症状を予防すれば短期間でのケアが見込めます。加齢によって目立つようになった黒クマは肌のタルミをケアする必要があるため、もっとハードコースです。

肌の老化によって進んでしまう黒クマにおすすめの対処法は、アーモンドオイルを使ったマッサージ。ビタミンEが豊富に含まれたアーモンドアイルにはシワの深さを軽減する効果が期待できます。

やり方は簡単で、夜寝る前に目の周りをアーモンドオイルで優しくマッサージし、そのまま眠って朝に洗顔するだけ。

他にも下まぶたのむくみをケアするため、使っている枕の高さを少し高くするのも有効な対処法です。

青・茶・黒、それぞれのクマを即効カバーできるメイク法

どのタイプのクマを解消する場合でも、スキンケアだと多少の時間はかかってしまうというデメリットがあります。即効でクマを消すためにはメイクアップの力も借りたいところです。

ここではそれぞれのクマにクリティカルなカバー力を出せる、簡単なメイク術を伝授します。

青クマをメイクで消すやり方

それほどひどくない青クマは、オレンジ系のコンシーラーを青クマの部分だけに乗せてなじませ、その上から薄めにファンデ、パウダーで仕上げれば十分にカバーできます。どんな色のコンシーラーでも、多く付け過ぎると時間が経ってからファンデがヨレる原因になるので注意しましょう。

茶クマに有効なメイクの方法

オレンジ系コンシーラーだけだと、茶クマ部分の肌色と周囲の肌色が合わなくなってしまうのが茶クマの厄介なところです。

対処法としてはオレンジ系コンシーラー⇒ファンデ⇒肌より1トーン明るいコンシーラーの重ね付け⇒パウダーの順で使い、肌色に差が見えないように仕上げましょう。

いずれもアイテムも、控えめな分量を付けるのがヨレないポイント。動きが多いうえに皮膚の薄い下まぶたは重いメイクに弱いので、1つ1つのアイテムを「薄く重ねる」意識を忘れないようにしたいところです。

黒クマを目立ちにくくするメイク術

色ではなく、影を消すのが黒クマカバーに必要なメイク術です。黒を消すために欲しいのは、くすみのない鮮やかなレッドオレンジでかつ、油分が多くてシワを作りにくいアイテム。それに最適なのはレッドオレンジのルージュです。

黒く影ができている部分「だけ」に紅筆でレッドオレンジのルージュを薄く乗せ、上からコンシーラーを重ね塗り⇒ファンデ⇒パウダーで仕上げます。

他にはチークを使うという方法もありますが、パウダーチークはシワを目立たせやすくなるので、練りタイプのチークが最適です。

クマができやすくなる、NGの生活習慣

睡眠不足は全ての肌トラブルを起こす元凶なので、クマを予防したい人は第一に十分な睡眠を摂るべきです。また、ディスプレイの見過ぎは目の周辺にある筋肉へ負担をかけるので、なるべく必要以上に目を酷使せず、休ませるのも大切になります。

肌は心身のストレスによる影響が強く反映される部位です。一日の中でリラックスできる時間を作ること、どんな運動でも良いので、運動の習慣を取り入れることがストレス軽減に直結します。

なお妊娠、月経など定期的なホルモンバランスの変化は血流に影響を及ぼすため、クマを誘発する遠因です。

クマを作りにくくするためにおすすめの食べ物は?

塩分の排出を促すカリウムが多く含まれる食べ物、例えばキュウリやパイナップル、りんごがおすすめです。ビタミンB12の不足もクマに影響するので、肉類をちゃんと食べるのも必要なこととなります。

(完全菜食を続けると、ビタミンB12が欠乏します)

まとめ

できてしまった青クマをケアするには、温めて血流を良くするよりも、なるべく血流を減らしたほうが目立たなくなるというのは意外だったのではないでしょうか?

茶クマ・黒クマは気長なスキンケアが必要ですが、お金をかけない裏技をご紹介したので、悩んでいる方はぜひ試してみてください。

メイクではいずれもクマの色を打ち消せる、思い切った鮮やかな色を使うのがポイント。クマの部分だけを「狙って使う」のが自然に仕上がるコツです。

スキンケアと一緒に生活習慣やメイクアップを上手に駆使して、いつも元気に見える目元をキープしましょう。

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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