エヌドット ポリッシュオイルの使い方と特徴・注意点!デメリットも解説

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[su_box title=”ポリッシュオイルに関するお悩み相談” box_color=”#937e8e”]私は流行りのシースルーバングや濡れ髪っぽい髪型にしたくて、大人気のポリッシュオイルを購入してみました。

早速デートの前に使ってみたら、香りもいいし、簡単に今どきのヘアスタイルになれていい気分でした。

でも、彼氏に「今日のお前、なんか油臭いぞ。髪洗ってない?それとも天ぷら食った?」と言われて大ショック…。

顔面パンチされたような言葉をもらった後で、改めて自分の髪を嗅いでみると、確かにいい匂いが全くしなくて、油臭かったです。

頑張った巻き髪も早く取れてしまって、初めて付けたポリッシュオイルのせいで、デートは台無しになってしまいました。

これはポリッシュオイルの使い方や量が間違っていたのでしょうか? そもそも、これってなにから作られている、どんな効果があるオイルなのか教えてください。[/su_box]

髪を洗っていないと誤解されてしまったデートは散々でしたね。人気の濡れ髪スタイルを簡単に再現できると大人気の『エヌドット ポリッシュオイル』。

しかしこのオイル、使い方には注意が必要。適量が意外と難しく、第一成分がごま油だということも、予想外のデメリットをもたらすのです。

今回はポリッシュオイルがどのようなヘアオイルなのか、その使い方と注意点、デメリットまで網羅して解説していきます。

目次

そもそもエヌドット ポリッシュオイルってどんなヘアオイル?

N.(エヌドット)ポリッシュオイルとは、(株)ナプラが美容院だけで販売している、天然オイルだけで作られたヘアオイル。いわゆるオーガニック製品でシリコンも配合されておらず、髪だけでなく肌や身体に使っても良い、安全性の高いオイルです。

ポリッシュオイルの主成分はなんと「ごま油」!?

天然オイルのみで作られているのが特徴的なポリッシュオイルですが、最も多く配合されているオイルはなんとごま油。色は透明な黄色で、ごま油と各種天然オイルのブレンドによって作られた色です。

なお紙箱のパッケージから取り出して2~3か月すると、オイルの黄色が薄くなることがあります。これは天然由来成分ならではの現象で、使用にあたっての問題はありません。

香りはほろ苦い柑橘系と、マニアックなハーブ系のブレンド

ほんのりと甘い香りだという評判もありますが、私個人の香りに対する感想はビターな香りだと思いました。パルマローザというマニアックなアロマオイルがブレンドされており、甘さをほとんど感じない、すっきりとした香りです。

シンプルでスタイリッシュなボトルデザイン

無駄を感じさせない洗練されたボトルデザインは、どんな空間にも違和感なくなじみます。他のものが置いてあっても、違和感なくなじむパッケージです。

ポリッシュオイルの優れた4つの効果

 

2018年度のアットコスメでも堂々のランキング一位を獲得するなど、快進撃を続けるポリッシュオイル。これほどまでに人気があるのは、以下に挙げた4つの効果が得られるからなのです。

  1. 一日中濡れたような髪の質感が持続する
  2. ヘアケアよりも、スタイリングに最適なオイル
  3. 髪になじませやすくて、指通りが良い
  4. スタイリング剤に弱い敏感肌でも使える

一日中濡れたような髪の質感が持続する

近年よく見かけるようになったウェット仕上げの髪型。ポリッシュオイルの登場以前は、ワックスと流さないトリートメントオイルを混ぜることで、その質感を作っていました。

しかしワックスとオイルを混ぜたスタイリング剤はべたつく上、丸一日濡れ感を保つことはできませんでした。ポリッシュオイルはワックスのようなべたつきがないのに、一日中髪のウェット感を保つことができます。

ヘアケアよりも、スタイリングに最適なオイル

ヘアオイルは一般的に、ヘアケア目的で使われるものが多いです。ポリッシュオイルは乾いた髪に使うスタイリング剤としてのスペックが優れています。

髪になじませやすくて、指通りが良い

粘り気の少ないシャバシャバしたオイルで、髪全体にムラなくなじませやすいのもポリッシュオイルの利点。スタイリングをした後でも手ぐしが通るので、濡れ感の強さと手触りの良さを両立しているオイルです。

スタイリング剤に弱い敏感肌でも使える

ポリッシュオイルは肌に対する安全性を考えて作られた製品なので、敏感肌にも向いています。普通のスタイリング剤で顔がかゆくなったり、ニキビができやすい人にも最適です。

エヌドット ポリッシュオイルを付けるタイミングと適量は?

ポリッシュオイルを付け過ぎると、濡れ感があまりにも強すぎて洗っていない髪に見えてしまうことも。適量は髪の長さや量によりますが、1~2滴で十分なこともあるほどです。

大変伸びの良いオイルなので、もしも少なかったら付け足すくらいが良いでしょう。なおポリッシュオイルを付けるタイミングは、コテなどで髪型を作った後が基本です。

洗い流さないトリートメントには適していない

わずかな使用量でも濡れ感を出せるポリッシュオイルは、洗い流さないトリートメントとして使うと非常に重い仕上がりになります。サラサラ感が全くない上、髪もペタンコになってしまうので、スタイリング剤として使うのが適切です。

ヘアアレンジの前後に使うと、非常に髪をまとめやすい

ポリッシュオイルを付けた髪は絡みにくく、おくれ毛もまとめやすくなります。髪の表面に出てくる嫌なアホ毛も目立ちにくくなるので、ヘアアレンジとの相性も抜群に良いスタイリングオイルです。

エヌドット ポリッシュオイルが持つ7つのデメリット

濡れ感を出せるのにべたつかない・ナチュラル志向など、今どきのスタイリング剤に求められる要素をしっかりと押さえた、優秀なポリッシュオイル。しかし特徴的なデメリットも7つあるので、それもしっかりと理解しておく必要があります。

  1. 付け過ぎると髪が油ギッシュになる
  2. 時間が経つと油臭い
  3. アイロン前に付けると、髪を傷める
  4. 容器の使いにくさにイライラする
  5. 購入できる場所が限られている
  6. セット力ゼロなので、時間経過で髪型が崩れる
  7. 髪の傷みを錯覚してしまう

①付け過ぎると髪が油ギッシュになる

雑誌で見る濡れ髪ヘアはサマになっていますが、現実であまりに濡れすぎた髪は悪目立ちしてしまいます。特に夕方以降、濡れすぎている髪は単なる油ギッシュで不潔な髪だと誤解されるおそれがあるので、付け過ぎには注意です。

②時間が経つと油臭い

天然香料のみで作られた製品共通の特徴に、香りがすぐに消えるというものがあります。実は合成香料も含まれていたほうが、香りの持ちは良いのです。

天然の香りが飛んでしまった後は、原料の匂いだけが残ります。その結果、髪に付けて時間が経ったポリッシュオイルは、ごま油のニオイが顔を出してしまうのです。

③アイロン前に付けると、髪を傷める

ポリッシュオイルの第一配合成分になっているごま油は、熱によって酸化しやすい部類のオイル。ポリッシュオイルを付けてからコテで巻くスタイリング法が紹介されていることがありますが、熱によって酸化したオイルの影響で髪が傷みます

つまり髪の天ぷらを作っているのと同様の行為なので、ポリッシュオイルはコテの後に使うことを守りましょう。

④容器の使いにくさにイライラする

蓋が小さく、手が滑るとその都度フタがどこかに行ってしまうので、はっきり言って使いにくい容器です。ほんの少しの量を出したくても、一度にオイルの出る量が多いため、使用量の調節を難しくします。

なお普通にポリッシュオイルを使った後、置いておいた場所には、時間が経って垂れ落ちてきた油の跡ができてしまうことも。

ポリッシュオイルの愛用者は、容器を使いやすくするために、無印やダイソーで購入できるポンプに付け替える人が多いです。しかし専用の付け替えポンプは発売されていないので、容器の造りとオイルが出る量のバランスに難があります

私はこのような状態でポンプを取り付けて使用していますが、ポリッシュオイルは粘りの少ないオイルなので、スプレーで使うのもおすすめです。ただし髪に直接スプレーせず、手にスプレーしてから髪になじませると、髪に付ける量を微調節できて良いでしょう。

⑤購入できる場所が限られている

ポリッシュオイルはもともと美容院でしか売られていないオイルで、Amazonや楽天で購入できるポリッシュオイルは、メーカーの認めていない出回り方をした非正規流通品です。偽物が出回っているという説もありますが、偽物と非正規流通品の意味を混同したことによって生じた、誤解だと考えられます。

⑥セット力ゼロなので、時間経過で髪型が崩れる

ポリッシュオイルの役割は、主に髪の質感を作ること。このオイル自体にセット力は全くないので、スプレーなどで髪型をキープしない場合、時間経過によってヘアスタイルは崩れてしまいます。

⑦髪の傷みを錯覚してしまう

ブリーチを繰り返して激しく傷んだ髪でも、ポリッシュオイルを付けてしまえば丸一日潤ったまま。本当は切れ毛ができる寸前まで髪の傷みが進んでいても、それに気づかない可能性があります。

どんなにボロボロに傷んだ髪でも、ポリッシュオイルを付けることで髪の傷みを誤魔化すことが可能です。それはあくまで外見上の話なので、傷んだ髪には別の適切なヘアケアを行う必要があります。

まとめ

ポリッシュオイルの第一成分はごま油。ごま油には香ばしい油の香りがあるので、天然香料の香りが飛んでしまうと髪が油臭く感じてしまうのです。

全てにおいてポリッシュオイルを付け過ぎないことが大切なのですが、容器の造りに難があるため、つい多く付け過ぎてしまいがち。もう少し、少ない量が出せる容器だとパーフェクトですね。

今回はポリッシュオイルのメリットだけでなくデメリットについても詳しく解説しましたので、ご自分でスタイリングに使う時の参考になればと思います。

※追記

ポリッシュオイルのように「濡れ髪」が作れて、香りの評判も良い「トラックオイル」という商品も超人気商品のひとつです。

ポリッシュオイルの油臭さが、どうしても受け入れられない…と思う人は、こちらもぜひ見てみてください。

 

 

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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