先日、ブリーチをしてから黒染めした髪にパーマをかけてもらったら、髪の毛の毛先が全部チリチリになってしまいました。
私は目が悪いので、美容室にいた時は気が付きませんでした。家に帰ってからお母さんに「あんた、その髪どうしたの?実験に失敗して爆発したみたいになってるじゃない!」と指摘されてから、眼鏡をかけて発覚しました。
ゆるふわパーマをかけてもらったはずだったのに、ボンバーヘッドに仕上がっていて超ショック…。
でも、何とかしたくて美容室に連絡を入れました。 トリートメントを無料でやってくれたのですが、今も髪のチリチリは治らないままです。
もっと髪を伸ばしていくつもりだったので、長さを切ってしまうのだけは嫌なんです。
美容院でトリートメントをしてもらっても治らなかったチリチリの毛先は、もう切ってしまうしか方法がないんでしょうか?
あなたのケースでは、ブリーチして黒染め後のパーマでチリチリになってしまったということですね。だとすると、おそらくは傷んだ髪にパーマ液が効きすぎたのがチリチリ髪の原因です。
髪のダメージでチリチリになった毛先には、治せるものと治せないものがあります。高温の力を使うメニュー(デジタルパーマ・縮毛矯正)で起こってしまったチリチリをケアするのは、難易度が高いです。
今回のケースでは高熱のヘアアイロンをメニューで使用していないので、自分でもチリチリを修正する方法があります。
傷んでチリチリになり、手触りがザラザラする髪をケアするためには、プロの美容師が使用する毛髪補修材(処理剤)の力が必要です。
今回は「毛髪補修キット」が購入できるサイトと一緒にチリチリ髪の基礎知識も解説しますので、あなたに合ったケア方法を選んでください。
⇒自分でできる、本格的な毛髪補修キットが購入できるサイト「髪風船」
チリチリの毛先ができてしまう原因
髪の傷みによって毛先がチリつくのは事実ですが、単なる髪の乾燥や摩擦による影響、紫外線など日常生活レベルのダメージで毛先がチリチリになることはありえません。
切れ毛と伸びかけの短い髪以外で、毛先がチリチリになってしまうのは考えにくいからです。
ヘアカラーやパーマなど「薬剤」が関係する傷みで毛先がチリチリになる
ドライヤーの使い過ぎやシャンプーのやり方など「普段のヘアケア習慣」が原因で、毛先がチリチリになると説明するサイトも存在します。
ところが実際には、ヘアカラーやパーマをしていない髪がチリチリの状態に移行するのは、まず考えられないことです。
なぜならチリチリの毛先とは、髪が元の形を留めていられないほど傷んだ結果の産物。そこまで酷い髪の傷みを引き起こす原因には、ヘアカラー剤やパーマ液が関係する傷みも必ず必要になるからです。
ダメージによるチリチリ髪は修復・ケアできない?
デジタルパーマや縮毛矯正で発生したチリチリ毛先は、治せないことが多いです。しかしその他の状況で発生したチリチリは、修復・ケアできる余地が残っています。
チリチリ髪には3種類ある
チリチリの髪は一見同じようなものに見えても、実は違う傷み方をしている場合があるのです。ここではよく問題になる、3種類のチリチリ髪について違いを説明します。
- 先細りの髪が、髪の表面でハネて目立ってしまう
- 物理的に切れてしまった髪が、髪の表面でチリチリに見える
- 中間~毛先の髪が重度の傷みによってチリついている
先細りの髪が、髪の表面でハネて目立ってしまう
髪は同じ長さに揃って見えても、実際は長い髪・短い髪が混在しているもの。一度も毛先にハサミを入れていない毛先は、先細りになっているのが一般的。
先細りで伸びかけの短い髪はまだ傷んでおらず、至って健康な髪の毛です。しかしこれが髪の表面付近にたくさんあると、ポワポワとチリついて髪のツヤを阻害する原因になります。
つまり髪が傷んでいるわけではなく、キレイな髪に見えないだけということ。有効なケア策は、ブローやストレートアイロンを入れるか、表面に弱いストレートパーマをかけることです。
物理的に切れてしまった髪が、髪の表面でチリチリに見える
見た目では、前述した伸びかけ途中の短い髪と似た見え方をする、切れ毛によるチリチリ髪。しかしこちらのチリチリ髪は、ブリーチなどの影響で弱くなった髪が切れてしまうことで発生したものです。
これを予防&ケアするためには、毛髪補修材の継続使用で切れにくい髪へケアする(毛髪強度を上げる)必要があります。
中間~毛先の髪が重度の傷みによってチリついている
髪が原型を留められない傷み方をした場合に発生するのが、このタイプのチリチリ髪。濡れている時はフニャフニャの髪で、乾かすとチリチリになるのが特徴的です。
こちらも対処法はトリートメントを使った油分補給よりも「髪の強さを取り戻すこと」なので、毛髪補修材の活用が有効な対処法となります。
種類別・髪の痛みすぎが原因でチリチリになった毛先の治し方
髪の傷みが原因でないチリつきは、髪に静電気や湿気への対策を施すことでケアできます。髪の静電気を防止するのに有効な方法は、艶出しスプレーを使うこと。
湿気対策として一番効果的なのは縮毛矯正ですが、短い髪を表面付近に作らないカットをしてもらうことも必要です。
パーマで起こったチリチリ(ビビり毛)は、補修材の力で直す
薬剤の影響でチリチリになってしまった髪のことを、美容師はビビり毛と呼びます。ビビり毛を見た美容師も、怯んでビビってしまうほど難しい傷みです。
これをケア・修復するために必要なのは、高濃度の毛髪補修成分を使うこと。一般的なトリートメントやサロンのメニュートリートメントを繰り返すだけでは、ビビり毛のケア効果は期待できないです。
ビビり毛修復の専門スキルを持っている美容師にお願いするか、セルフ補修キットを試すか、どちらかが必ず必要になります。
治せないチリチリ髪は、焦げた髪の毛
実はチリチリに傷んだ毛先(ビビり毛)の修復ノウハウを持っている美容師でも直せない種類のチリチリ髪があります。
それは、デジタルパーマや縮毛矯正などの熱を用いるパーマでチリチリになってしまった毛先と、ブリーチ後の髪に高温のコテを繰り返し使用して発生したチリチリの髪です。
焦げてしまった髪と、焦げていない髪の見分け方は?
見分け方は、トリートメントをした後の塗れた状態で触ってもざらつきを感じる毛先かどうかです。通常はその段階で髪の滑りが良くなっていますが、焦げてしまった髪はトリートメントの後も、アウトバストリートメントを付けた後の髪でもザラザラ感が残ります。
そうなってしまった髪は特殊な成分を使い、自然な髪ではない髪に作り直すことでチリチリをケアできる可能性も。どうしても髪の長さを切りたくない方は、バッサリ髪を切ってしまう前に試してみる価値があります。
まとめ
パーマ液の影響で、チリチリになった髪を治せるのは毛髪補修材です。なお、チリチリがケアした後も継続的なヘアケアは必要なので、普段から髪を傷めない生活習慣は、いずれにしても必要になってきます。
治せるチリチリ毛か、治せないチリチリ毛かを分けるのは熱による焦げの有無です。すでに傷んでいる髪に高熱が加わり、限界ダメージの一線を越えた時に「焦げたチリチリ毛」となってしまいます。
特にブリーチの履歴がある髪×熱を使うパーマの組み合わせは、チリチリの危険性が上がりやすいので注意しましょう。
ビビり毛修正専門キットは、こちらのサイト「髪風船」で販売されています。代表の内野信一さんは、ビビり毛修正の分野において、美容業界内でも実績のある方です。
口コミの評判も良いので、興味がある方は一度確認してみてください。
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