知っ得・裏技!かぶれない白髪染めの種類とデメリット、それを打破する極秘ノウハウ!

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薬剤アレルギーがある人が白髪を染めたい場合、かぶれない白髪染めを選ぶ必要性が出てきます。でも、かぶれない白髪染めにはそれぞれメリット・デメリットがあります。

それを知らないまま使うと、思うような仕上がりが得られないばかりか、その後に他の染め方に変えたいと思った場合場合に支障をきたしてしまう場合もあります。

それぞれの違いを正しく知って、かぶれない白髪染めを使いこなして、知らない人より得しちゃいましょう!

目次

かぶれない白髪染めの、種類と特徴

かぶれない染毛剤と呼ばれるものの中には、大きく分けて6種類が流通しています。

  • ヘアマニキュア
  • ヘナ
  • 日光で染まるヘアカラー
  • カラートリートメント
  • ボタニカルカラー系
  • ノンジアミン(非アレルギー性)のヘアカラー

ヘアマニキュア

ほとんどの人にかぶれが起こりませんが、ごくまれにヘアマニキュアでもかぶれる人は存在します。しかも髪にはなかなか染まりませんが、皮膚につくと落ちにくいという欠点もあります。

地肌にほんの少し付いただけでもなかなか落ちないので、私は正直言って、ヘアマニキュアを扱うのが大嫌いです。

塗る時に地肌ギリギリから染めるため、神経はすり減らす作業です。でも、その割に色持ちは悪いし、髪が染まるのには時間がかかるため、他の選択肢があるならば使いたくないと思っています。

ヘアマニキュアは主に髪の表面をコーティングするように染毛するため、シャンプーをするたびにたくさんの色素が流出します。夏場など、汗をかく季節は白い襟を汚すこともあるので注意が必要です。

カラートリートメント(白髪が染まるトリートメント)

最近よく使われるのが、利尻昆布系などの色素の入ったトリートメントです。

若い人が鮮やかな色を出すためには、同じ種類の染料を使ったマニックパニックという製品がとても有名です。

髪を傷める事はありませんが、染料の分子量が小さいため髪の中に入りやすく、同時に出て行きやすいというデメリットがあります。

色持ちの部分で難点があります。

しかも、トリートメントベースのため、髪が傷んでいる場所ほどよく染まるという性質があるため、根元の健康な白髪が染まりにくいという相性の悪さがあります。

そのため、こればかりを無計画に繰り返していると毛先は暗く、根元は染まりが浅いという
仕上がりになりがちです。

ヘナ(草木染め)

天然の色素を使った、草木染めです。

ヘナでかぶれる人もいますので、それには注意が必要です。

髪にタンニンという成分が付着するため、特有のごわつきを感じやすいというデメリットもあります。

同じく草木染めのインディゴと混ぜることでナチュラルブラウンを作ることも可能ですが、インディゴは10%の人にかぶれが起こります。

かなりの高確率ですので、かぶれの危険性があることを理解しておきましょう。

非アレルギー性のヘアカラー

アレルギー性の染料を使用していないヘアカラーも存在します。市販品では最近、花王から新しい染料のカラーが発売されました。

しかし、明るく染められないという欠点があります。

サロンで使われるもので以前からあるもので代表的なのは、「ノンジアミンカラー ヘルバ」です。

この製品は地毛を明るくしながら白髪も染められますが、ベースになっている染料はカラートリートメントと同じのため、色持ちの面では通常の白髪染めに劣ります。

日光で染まるヘアカラー

塩化銀と日光の化学反応を利用して髪を染めるタイプのカラー剤です。

無機質なモノトーン系の黒に染まります。

ボタニカル系カラー

アレルギーを引き起こすジアミン系の染料が少ないものがありますが、まったく含まれていないものと、少量含まれているものがあります。

色のバリエーションは豊富ですが、これ自体に地毛を明るくする力はないので、その場合は後述する方法と組み合わせて染める必要があります。

かぶれないヘアカラー全てに共通するデメリットとは

 

全てのかぶれないヘアカラーに共通することですが、正攻法で使用した場合、地毛を明るくすることができません。

そのため、白髪の部分のみが着色されたような仕上がりになってしまいます。

髪の傷みはほとんどありませんが、それと引き換えに明るさの自由は失われてしまうということです。

だからかぶれる人には、もう好きな明るさに染める方法がないのかというと、そうではありません。

ちゃんと明るく染めるための方法をご紹介します。

カラー剤でかぶれてしまうけれど、明るく染めたい場合の裏技テクニック

実は髪を明るくする(地毛をトーンアップする)だけの場合は染料が含まれていないため、かぶれを起こしません。

そのため、美容室では「ライトナー」と呼ばれている染料の入っていないカラー剤やブリーチなどを使って地毛を明るくしてからアレルギーを起こさない染料で色を調節するという、マニアックな方法もあります。

つまり、明るくする工程と染料を髪に入れる工程を別にすれば、明るくしながらかぶれないカラー剤で色をコントロールできるということです。

その場合は基本的にダブルカラーをするのが前提になります。

でも、毎回ダブルカラーをするのは時間的にも経済的にも大変ですよね。

2~3回に一回は地毛のトーンアップを織り交ぜながら染めていくプランにすると、経済的な負担がなくなります。

白髪が染まるシャンプートリートメントを継続した場合、色が不自然になる原因

白髪が染まるトリートメントなどに配合されている染料は、通常のカラー剤と褪色の仕方に違いがあります。

通常のカラーはバランスよくブラウン系の色味で褪色していきます。

ですが、カラートリートメントの場合は、継続して使っていると髪の色が灰色っぽくなってきてしまうというデメリットがあります。

その原因は、カラートリートメントに使われる染料は暖色系の色素の褪色が早いため、どうしても青みが髪に蓄積して残留してしまうからです。

今後改良されていく見込みはありますが、現時点では解消されていない問題です。

日光で染まるヘアカラーを使用した場合に生じる重大なデメリット

このタイプのカラー剤を使用した場合、もしもその後に普通のヘアカラーをすると、どんな色で染めてもくすんだ緑色に発色してしまうという重大なデメリットがあります。

こうなってしてしまった場合、手触りも非常にゴワゴワしてパサつきます。

対処法がないわけではありませんが、その対処法自体も髪に負担がかかりますし、一度そうなってしまうと完全に直すことは不可能です。

これしか染める方法がないという場合は仕方がないと思いますが、安易に手を出さない方が良いカラーです。

よくテレビで宣伝されているので購入してしまう方も多いと思いますが、今後普通のカラーで染めるつもりがない人が使うのが適切です。

まとめ

  • かぶれない白髪染めは主に6種類ある
  • かぶれない染料は、正攻法の場合は地毛より明るく染め上げることが出来ない
  • 明るくする工程と色を入れる工程を分けることで、明るくかぶれないカラーリングを可能にする
  • 一部のかぶれない、傷まない染料には、あまり知られていない重大なデメリットがある

 

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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