髪のダメージがひどくなってから、いままで気にしたことがないうねりまで出てきた気がする…。
それは決して気のせいではなく、髪の保水力が低下して、髪内部がアンバランスになっているからです。
今回の記事では、今日から自分でできる3つのうねりケア策。それにプラスして、美容院でのケアがおすすめな「うねり髪の簡単な見分け方」もお伝えします。
あなたの髪がうねる正確な原因と対策を知って、残念ヘアの憂鬱に悩まされない髪を手に入れましょう。
髪のうねりケア対策・自分でできる2つの方法
髪のダメージが原因のうねりは、髪内部の水分バランスが崩れてしまうことで起こります。
うねりケアに効果的なセルフ対処法は、以下に記載した3つの方法です。
- 自分の髪のダメージに合ったケアをする
- ドライヤーの使い方を見直す
- ヘアオイルの選び方・使い方を変える
髪のダメージケアに、十分な効果の見込めるトリートメントを使う
うねりをやわらげるためには、コンディショナーによる髪のコーティングだけでは、全く効果が及びません。
髪が傷むことで発生したうねりには、髪の内部補修効果のある成分が効果的です。
- エルカラクトン(ドライヤーの熱を味方にできる補修成分)
- アルガニアスピノサ核油(別名アルガンオイル。傷んだ髪を強くする)
- シルクPPT(絹のたんぱく質に由来する成分。ハリコシ・サラサラ感を与える)
うねりケアに効果的なトリートメントを選ぶときは、これら3つの成分が配合されたトリートメントを選びましょう。
うねりを抑えられる髪の乾かし方に変える
ほとんどの日本人の髪の毛は、つむじから放射状に生えています。
毛流れに逆らった乾かし方はうねるクセ毛を助長するので、ドライヤーの風は常に上から下に向かって当てるようにしましょう。
この時、髪を適度に引っ張りながら乾かすのもポイントです。
目で見た時に、クセが伸びている状態を保ちながら乾かすことで、髪のうねりは半分ほどまで抑えられます。
そしてドライヤーの温風を当てた直後の髪は、まだ髪の形が固定されていません。
うねりを押さえるためには、最後にドライヤーの冷風を髪に当てて、開いたキューティクルを閉じてあげるのが効果的です。
ドライヤーの前後に、セット力があるタイプのヘアオイルを使用する
髪にうねりが出ない水分バランスをキープするのに、速効で役立ってくれるのがヘアオイルです。
どんなヘアオイルでもうねりに効果があるわけではなく、少しとろみのあるヘアオイルがくせ毛の緩和に向いています。
逆にサラサラとした使用感のヘアオイルは、その「軽さ」ゆえにうねりを抑えにくいです。
髪を乾かす前後にヘアオイルを使用することで、最も湿気の影響を受けにくい髪にすることができます。
美容院で対策してもらうべき「うねり髪」の見分け方は?
手で引っ張りながら乾かしても取れないうねりは、高温のストレートアイロンでうねりを取り除く必要があります。
もしも湿気に揺るがないサラサラヘアを作りたい場合は、ストレートパーマ(縮毛矯正)の力が必要です。
近年流行している、美容院で行う「酸熱トリートメント」も、髪のうねりを抑える効果が得られます。
そのかわり、酸熱トリートメントが不向きなくせ毛・髪質もあるので、担当の美容師に相談しましょう。
いずれにしても、髪に対して熱のダメージが加わる行為なので、ケア意識は大切です。
ダメージした髪はどうしてうねりが出る?3つの原因
そもそも、傷んだ髪はなぜうねりが出てしまうのでしょうか?
この項目ではダメージヘアがうねる原因と、効果的なケア策をお伝えします。
- 髪が傷んで、内側のクセがあらわに
- 湿気の影響を受けやすくなっている
- 年齢による変化×毛染めダメージ
ヘアカラーやパーマのダメージが原因のうねり
髪のダメージが進行することで、ほとんどまっすぐだった髪の毛に、いきなりうねりが出現してしまうことがあります。
これは、薬剤の影響でキューティクルがダメージを受け、髪の内部に隠れていたうねりが露わになってしまうからです。
傷んだ髪のケアを今よりも徹底することで、パサパサして見える髪のうねりをケアできます。
ダメージが特に酷い髪の毛は、湿気の影響でさらにうねりやすい
ブリーチや市販ヘアカラーを頻繁に繰り返した髪は、濡らすとフニャフニャでなかなか乾かない髪になります。
ところが乾かし方の中途半端な髪の毛は、一番うねりが出やすい状態です。
髪のダメージが進む⇒うねりが出やすい髪⇒乾きにくい⇒ますますうねる…という悪循環に陥ってしまいます。
エイジング×ダメージで増えていくうねり髪
若いころに直毛のサラサラヘアだった人でも、30代後半になるとチリチリしたうねりが出てきます。
年齢を重ねることでキューティクルの厚みが減り、髪の断面がいびつな形に変化するからです。
加齢で増えるうねり髪は、頭皮ケア習慣を取り入れることがケアのファーストステップにつながります。
生活習慣の乱れは、髪のうねりを本当に悪化させる?5つのケア点
ホルモンバランスが乱れてしまうような生活は、髪の悩み全般にデメリットが多いです。
シンプルに、健康な生活習慣がダメージの少ない健康な髪を育みます。
ダメージが原因で起こる髪のうねり予防には、5つのケアポイントを取り入れてみてください。
- 薬剤の影響を、コントロールする
- 髪に良い食事を摂る
- 頭皮マッサージの習慣化
- 物理的に、髪を傷めない
- 髪のアンチエイジングをする
ヘアカラーやパーマの周期を、適切にケアする
一気に髪を傷めてしまう原因になりうるのが、過剰なヘアカラーやパーマです。
適切な頻度で行えば、ヘアカラーやパーマを続けていても、髪のうねりを悪化させません。
セルフカラーを習慣的に行う人は、どうしてもダメージのコントロールが難しくなります。
髪のダメージが気になる方は、なるべく信頼できる美容師に染めてもらいましょう。
食事制限をするダイエットは、ほどほどに
摂取する栄養の制限⇒末端器官(髪・爪・肌)への栄養が不足⇒生えてくる髪が弱ってうねりが悪化、という悪循環に陥ります。
特にたんぱく質不足は髪の不調に直結するので、ダイエット中こそバランスの良い食事を心がけましょう。
血流を良くする、頭皮マッサージを習慣化する
髪は毛細血管からの栄養だけで作られますので、頭皮の血行を良くする習慣は髪の健康に恩恵が大きいです。
過度の頭皮マッサージは余計な刺激になってしまうので、1日1回の頭皮マッサージが最良のスパンになります。
髪の扱い方を、日頃から丁寧にする
ロングヘアでも健康な髪の毛をキープしている人の共通点は、髪の扱い方が丁寧なことです。
髪を梳かす・洗う・潤す・乾かす・結ぶといった一連の動作一つひとつを、乱雑に行わないよう心がけましょう。
加齢で増えてしまううねりには、効果的なトリートメントを選んで使う
白髪染めの繰り返しによるダメージと、加齢の影響で増えていくうねりは、お互いに悪影響を及ぼすもの。
髪のダメージと加齢、どちらが原因のうねりなのか、美容師であっても見極めが難しくなります。
この問題を解消するには、「白髪染めのダメージ」と「加齢によるうねり」両方をケアできるトリートメントが必要です。
まとめ
もともとくせ毛の人の方が、ダメージのうねりも起こしやすいです。
日ごろから丁寧なヘアケアをするように心がけましょう。
それにダメージが進行してしまった髪の毛は、髪内部の水分バランスを崩しやすいです。
髪のダメージが原因で悪化してしまったうねりは、補修効果があるトリートメントを使うことで、根本ケアへと向かいます。
手触りだけが良くなるコンディショナーではなく、ダメージによる髪の空洞化をケアできるトリートメントがおすすめです。
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