毛穴の詰まりが「薄毛の原因」とは関係ないたった一つの根拠!頭皮の毛穴洗浄は薄毛に効果がない!?

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一般的には、毛穴に詰まった皮脂などの汚れが原因で薄毛になると言われています。ところが実際には、頭皮の毛穴に角栓が沢山詰まっていてもしっかりとした髪が生えている人はたくさんいるのが現実です。

むしろ過剰な毛穴洗浄は毛根を乾燥させ、抜け毛を助長してしまうこともあり得ます。ではなぜ育毛サロンでは、どこも常識のように毛穴洗浄メニューを用意するのでしょうか?

今回は毛穴に角栓が詰まることと薄毛の正確な関係性、どの育毛サロンも毛穴洗浄を行う理由と徹底的な毛穴洗浄が薄毛に逆効果である理由を解説します。

目次

頭皮の毛穴の汚れ(詰まり)=ハゲ・薄毛の原因ではない!

最初にマイクロスコープで毛穴に詰まった汚れを見せるのが、育毛サロンで長年行われている儀式のようなステップ。酸化した皮脂が頭皮に残り続けるのは、確かに良くないことです。

ところが実際には、薄毛の原因が毛穴に詰まった角栓ではなく、全く別の場合も多々あります。なので育毛サロンが、薄毛で悩む人に一律で頭皮の徹底洗浄メニューを施すのは、非常に疑問を感じる行為です。

強烈な刺激は抜け毛を増やし、薄毛⇒ハゲの進行を助長する!

とりわけ男性向けの育毛サロンでは、毛穴の汚れを根こそぎ取り除きます!といった内容の謳い文句が殆どです。〇〇パンチやジェットなんたらなど、爽快感と刺激の強い頭皮ケアを提供していますが、皮膚は強い刺激を受けることで男性ホルモンの分泌を増やします。

それは顔でも頭皮でも同様で、顔であれば男性ホルモンの影響で毛穴が開き、肌のキメが粗くなる。頭皮であれば抜け毛を助長することになりかねません。

したがって必要以上の刺激を伴った頭皮洗浄メニューは、育毛や薄毛の予防ケアに逆効果だと言えるのです。

角栓になった皮脂汚れがないのに、薄毛になる人もいる!

頭皮から分泌される皮脂の性質には、大きな個人差があります。皮脂の性質は二種類あり、液状で固まりにくい皮脂が分泌されやすい人と、すぐに角栓化して固まりやすい皮脂がたくさん分泌される人です。

いずれの皮脂も、多すぎると育毛に適した頭皮環境を壊してしまう要素。しかし頭皮の皮脂には地肌の保護とともに、毛根を乾燥から守る役割も果たしています。そのため一定量の皮脂は、毛穴の中に残っている必要性もあるのです。

なぜ育毛サロンの多くは、毛穴の徹底洗浄を行う?

これはイメージの産物で、「抜け毛の原因=毛穴の詰まり」というシンプルな構図にすることで、薄毛に悩む人へ訴求しやすくなるからです。特に男性は強い刺激や爽快感を好む傾向が見られるため、男性特有の嗜好に寄り添っているとも言えます。

そしてパンチの効いた刺激的な毛穴洗浄が、必要か不要かと問われれば「全く必要ない」です。

育毛・薄毛ケアで本当に必要なのは、力任せで行う毛穴徹底洗浄よりも、原因とズレていない対処法を探り当てること。原因が生活習慣に起因するならばそこをケアしていく必要がありますし、頭皮の硬さや洗い方・栄養の行き渡り方など、薄毛ケアのために優先度を上げる対処法は人それぞれで違います。

毛穴洗浄は薄毛ケアに全く効果なし?

毛穴に詰まった皮脂は、あくまで薄毛を助長する可能性がある原因の一つ。オイルを用いる毛穴洗浄など、過剰な刺激を与えずに皮脂汚れを取り除くのは、ある程度の意義があります

育毛の有効成分は、表皮の深い場所まで届いている毛穴からしか浸透できません。したがって「適度な」毛穴洗浄は、育毛の効果を高めるために必要なことです。

まとめ

今回の内容は、爽快感を求めるあまり過剰な刺激で頭皮ケアをすることへの注意喚起です。

毎日適切なシャンプーが行われていれば、育毛のための土壌づくりには十分な状態。あとは他の要素でなにを・どうやって薄毛ケアの結果に結びつけるのか、それが重要です。

少なくとも刺激的な毛穴洗浄が育毛に必須ではないので、今回はその一点だけご理解いただければと思います。

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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