シャンプーブラシは本当に必要?髪と頭皮への5つのメリットと3つのデメリットを現役美容師が徹底解説。

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[su_box title=”シャンプーブラシに関するお悩み相談” box_color=”#f6a7f0″ radius=”8″]シャンプーブラシを使うのって、本当に頭皮にいいんでしょうか?

私は最近、頭頂部のボリュームが出しにくくなってきたことに悩んでます。

もともと頭に汗をかきやすい方で、頭皮の毛穴に汚れが詰まってしまっているのかな?と心配です。

でもシャンプーブラシは頭皮の洗いすぎになるっていう話も聞いたので、どうしようか迷ってます。

顔だと、よく「洗いすぎるとかえって皮脂が過剰に分泌されて逆効果になる」って言いますよね。

ボリューム不足から薄毛になってしまうのだけは嫌なので、私がシャンプーブラシを使っても大丈夫なのか知りたいです。[/su_box]

シャンプーブラシは手で洗うよりも効率的に頭皮を洗えるので、正しく使うと時短や頭皮マッサージ効果など、様々なメリットがあります。

特に髪のボリューム不足や、ちゃんと洗えているか自信がない人には、むしろとても恩恵が大きいアイテムです。

私自身も美容師ですが、サロンでお客様の髪を洗う時も、自分の髪を洗う時もシャンプーブラシを使用するタイプ。

実のところ、毎回シャンプーブラシを使うわけではなくて、適宜使い分けをしています。

今回はシャンプーブラシを使う具体的なメリットデメリットと、頭皮に良い効果が得られるシャンプーブラシの正しい使い方を詳しく解説します。

目次

シャンプーブラシを使う5つのメリット

美容室で洗ってもらった時に感じる頭皮のスッキリ感を、おうちでも簡単に再現できるのがシャンプーブラシ最大のメリットです。

メンズの使用者が多いイメージのシャンプーブラシですが、女性が使うことでも5つのメリットが得られます。

  1. 髪に邪魔されず、ダイレクトに頭皮を洗える
  2. 頭皮の臭い&フケかゆみの予防効果
  3. 時短×頭皮マッサージの効果
  4. ネイルしていても洗いやすくて長持ち
  5. 手で洗うよりも疲れない

髪に邪魔されず、ダイレクトに頭皮を洗える

シャンプーは顔から近いエリアほど洗いやすく、髪が厚く重なる後頭部や耳の後ろなどは洗い残しやすくなります。

シャンプーブラシを使用することで、髪が多い人・長い人でも、頭皮をまんべんなく洗えるのです。

さらに手洗いと比較して、髪同士の摩擦も減らせるので、ヘアケア効果も期待できます。

頭皮の臭い&フケかゆみの予防効果

毛穴周りにこびりついた皮脂は落としにくく、そのまま放置すると過酸化脂質に変化して、頭皮の臭いや薄毛の原因になることも。

シャンプーブラシを適切に使用すると、頭皮の汚れがちゃんと落とせていないことによる頭皮のトラブルを予防できます。

時短×頭皮マッサージの効果

シャンプーブラシは10本の指よりも圧倒的に突起の数が多いので、手洗いよりもスピーディに頭皮を洗えます。

しかも、わずかな力で頭皮がよく動かせるので、頭皮マッサージにも効果的です。

ネイルしていても洗いやすくて長持ち

爪を立てて洗うのは、頭皮を傷つける悪いシャンプー方法の代表例。ところがネイルをしている人は、どうしても頭皮が洗いにくいです。

シャンプーブラシを使用すれば、長いネイルでも関係なく頭皮が洗えるうえ、ネイルへの負担が減って長持ちします。

手で洗うよりも疲れない

現代人は、手首に負担の大きいスマホを片手で長時間持つので、手で丁寧にシャンプーを行うと、更に手が疲れてしまいます。

シャンプーブラシはごく軽い力で使えるので、より少ない労力と手間でシャンプーできるのです。

シャンプーブラシ3つのデメリット

間違った使い方さえしなければ、頭皮に良い効果がたくさん得られるシャンプーブラシ。
ここではよく問題になる、シャンプーブラシのデメリット3つもお伝えします。

間違った使用法は、髪と頭皮に逆効果

シャンプーブラシを使う時は、頭皮が動く程度の軽い力で使うのがコツです。

力を入れて、荒っぽくゴシゴシ洗うと頭皮に負担がかかり、髪が絡まって抜け毛や切れ毛の原因になります。

ブラシの素材&品質によっては頭皮が痛くなる

シャンプーブラシの素材は色々あって、使い方や使用感も全く異なります。

特に、濡れた頭皮はデリケートなので、頭皮が痛くならない素材と構造のシャンプーブラシが必要です。

使用頻度に注意が必要

毎回シャンプーブラシで洗った方が良い人と、もう少し頻度を減らした方が良い人で分かれます。

頭皮タイプによっては洗いすぎトラブルを起こすので、あなたの頭皮タイプに合った頻度でシャンプーブラシを使いましょう。

3つのタイプによって変わる、シャンプーブラシの使用法と選び方

「剛毛は硬い素材を選びましょう」という意見もありますが、正確には「毛量」「頭皮タイプ」でシャンプーブラシの素材や形状を選ぶべきです。

ここでは3つのタイプ別で、最適なシャンプーブラシの使用頻度と選び方をお伝えします。

普通~乾燥タイプの頭皮

先端の尖りすぎていないブラシが適していて、使用頻度は普通頭皮の人で毎回~2日に一回、乾燥タイプの人は週一くらいの使用が適切です。

脂っぽいタイプの頭皮

使用頻度は毎日使って構いません。1つ注意したいのが、洗浄力の高いシャンプーと組み合わせることです。

お顔と同様に、皮脂の取り除き過ぎによる皮脂の過剰分泌を招くので、シャンプーの洗浄力は比較的マイルドなものを選んでください。

毛量の多い人・少ない人

髪が絡むと抜け毛の原因になるうえ、切れ毛も誘発するので、髪が多い人はスムーズに梳かせるシャンプーブラシを選びましょう。

髪が少ない人は頭皮に刺激を感じやすいので、「頭皮が痛い」と感じない力加減で使うのがポイントです。

髪と頭皮に良いシャンプーブラシの使い方・7ステップ

最後に、髪と頭皮に良い効果が得られる正しいシャンプーブラシの使い方を解説します。

間違った方法を解説しているサイトも多いので、これは現役美容師観点でのやり方です。

①シャンプー前ブラッシングは、無理に行わない

シャンプーブラシを使って洗うのでしたら、シャンプー前ブラッシングは不要です。

それに、手ぐしがひっかかる髪を無理にブラッシングすると、キューティクルが剥がれてしまいます。

なのでシャンプー前ブラッシングは、省いても構いません。

②予洗いは「1分」かける

髪と頭皮が十分に濡れていないと、シャンプー剤が頭皮の負担になります。

予洗いは髪が長くない人でも、1分間かけて丁寧に行いましょう。

③泡立ては手の上ではなく、頭の上で

シャンプーブラシで洗い始める前に、シャンプーの泡立てまではいつも通りに行います。

十分に濡らした髪と頭皮へ、手のひらに広げたシャンプーを生え際~頭頂部に向かって付けて、空気を含ませるように泡立てるのが正しい泡立て方です。

例外的に、洗浄力の高いシャンプーに限って、頭皮の負担を減らすために「手の上」で泡立ててから使います。

④洗い残しやすい襟足&後頭部からスタート

顔から近い場所ほどシャンプーしやすく、つむじ~後頭部など、生え際から離れたエリアほど洗い残しやすくなります。

そのため、髪の重なりが多くて、洗い残しが出やすい場所から洗うのがポイントです。

  1. 襟足~後頭部
  2. 側頭部~頭頂部
  3. 生え際~頭頂部

特に生え際から頭頂部は皮脂の分泌量が多いエリアなので、意識して洗いましょう。

⑤手に力を入れず、小刻みに動かす

頭皮が動いているのを確認しながら、シャンプーブラシを小刻みに上下左右に動かします。

「毛穴の向きに逆らう」ことで汚れが落としやすくなるので、左右に限らず、あらゆる方向へ動かすのが効果的に洗うためのポイントです。

⑥絡みそうな時は、いったん頭皮から離す

髪が短くて全然絡まない人は、縦横無尽にブラシを動かしても平気です(力は抜く)。

髪がある程度長いと絡みやすいので、その場合は一度頭皮からブラシを離しましょう。

シャンプーブラシは、広範囲をまんべんなく洗えるのがメリットです。

なので小刻みに動かす⇒頭皮から離して次のエリアを洗っていく、という動作でも、短時間でのシャンプーができます。

⑦顔のリフトアップ効果が得られる使い方

生え際から頭頂部まで、滑らせるようにシャンプーブラシを動かすことで頭皮の筋膜(帽状腱膜)の緊張がほどかれて、顔の輪郭をリフトアップする効果が得られます。

髪が絡みやすい人は、毛流れを手ぐしで整えながら行ってください。

まとめ

シャンプーブラシを使用することで、頭皮をまんべんなく洗えて、美容室でシャンプーしてもらったときのようなスッキリ感を得られます。

そして洗浄力の強いシャンプーとシャンプーブラシの併用は、洗いすぎになりやすいので注意が必要です。

また、頭皮が動くのを確認しながら、なるべく弱い力でブラシを当ててください。

頭皮にシャンプーブラシの先端が当たっていれば、頭皮の汚れは十分に落とせます。

あとはあなたの頭皮タイプによって、シャンプーブラシで洗う頻度を調節しましょう。

シャンプーブラシを正しく使えば、フケやかゆみ・べたつきや抜け毛といった頭皮トラブルを予防できます。

もちろん、適切に使えば薄毛を進行させる心配はありませんので、シャンプーブラシをぜひ有効活用してみてくださいね。

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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