[su_box title=”髪・頭皮のニオイに関するお悩み相談” box_color=”#937e8e”]毎日シャンプーはちゃんとしているつもりだけれど、日中汗ばんだ時に頭皮が臭っているような気がする…。髪の毛自体が臭いような気もするし、頭皮が臭いのかよくわからないけれど、自分の洗い方に問題があるのかな…?他人に臭いと思われてたら嫌だし、今すぐなんとかする方法はないの?[/su_box]
髪の毛自体が臭い場合と頭皮が臭い場合の2種類に分かれますが、どちらも今すぐ解消する方法があります。
あまり一般的に知られている方法ではありませんが、原因とマッチしている場合は大変即効性がありますので、とても役に立つ内容になると思います。
私はオーナー美容師という仕事柄、自分自身の体臭のことも気にしますが、お客様の頭皮や髪のニオイについても原因や対策を熟知しています。
人間の嗅覚には慣れがあるので、自分で自分のニオイにはなかなか気付けないものですが、普段の仕事でも活用している知識をもとに解説していきます。
髪や頭皮のニオイが臭くなる原因
頭皮ではなく髪の毛から悪臭がする場合は、主に2つの原因が考えられます。
- 髪の毛の洗い方乾かし方が悪くて「生乾きの匂い」がしている場合
- 他のものが発する悪臭が、髪の毛に染み付いている場合
髪の毛の洗い方や乾かし方が不適切な場合、「洗濯物の生乾きのような匂い」を発してしまう場合があります。ニオイが発生するメカニズムも洗濯物の生乾きの場合と全く同じですが、とても不快な臭いです。
そのかわり自分でも気が付きやすい悪臭なので、対処法を知っていればケアしやすい悩みです。
①髪の毛から生乾きの匂いがした場合のケア策
ニオイの原因になっているのは雑菌ですが、雑菌は
- 生暖かい適度な温度
- 栄養となる有機物
- 水分
この3つの条件が揃った時に繁殖しやすくなります。つまり洗濯物と同じ原理だということです。
髪の毛の場合は、ちゃんと汚れを落としきれていない状態で、長時間髪の毛が湿ったままにしてしまった場合などに起こりやすいです。
でも衣類の生乾きの臭いと同じで、いちど臭いが発生してしまうと普通に洗っているだけではなかなか匂いを取ることができません。
そこで最も有効な最速のケア策は、下記の手順です。
この手順を行えば、消毒用エタノールによる殺菌作用とヘアアイロンの高温による殺菌作用により、雑菌が原因の生乾きのような匂いを最速で消臭することができます。
- 消毒用エタノールを活用する
- 高温のヘアアイロンストレートアイロンを使用する
①消毒用エタノールを活用する
薬局で売っている消毒用のエタノールを購入して、髪の根元から毛先まで、まんべんなくスプレーでつけていきましょう。
その際、目に消毒用エタノールが入らないように十分に注意してください。
その後数分置いてからお湯で洗い流し、普通通りにシャンプー・トリートメントをして乾かします。
②高温のヘアアイロン(ストレートアイロン)を使用する
髪の毛を完全に乾かした状態で少なめに毛束を取って、根元から毛先までしっかりと高温(180度)のヘアーアイロンをあてていきます。
こうすることで、髪に繁殖してしまった雑菌を高熱で殺菌することができます。
美容師が縮毛矯正をする時ほど細かくアイロンをしていく必要はないと思いますが、髪の毛の内側まで丁寧にアイロンを当てるようにしていきましょう。
他のものが発する悪臭が髪の毛に染み付いている場合
特にヘアカラーなどをしてダメージしている髪の毛は、内部が空洞化してダメージホールと呼ばれるものができているため、ニオイの粒子を吸い込んでしまいやすくなります。
そのためタバコの煙や飲食物の匂いなど、環境によって発生する悪臭を吸い込んでしまいやすくなります。
この場合はシャンプーをすることによって悪臭を消すことができますが、ニオイが付くのを予防する方法が1つあります。
髪の毛に悪臭を吸い込ませないための方法
それは先に良い香りのものを髪の毛のダメージホールに入れて、先回りさせてしまう方法です。
そうすると悪臭が髪の内部に入ることができず、髪が臭くなりません。
近年ではヘアフレグランスと呼ばれる、髪の毛に良い香りをつける専用の製品も登場しているので、そういったものを活用するのも良いでしょう。
ただし、あまり香りの強すぎるものだと逆に周囲の迷惑になってしまう場合があるので、使う場合は適量を意識しましょう。
頭皮が臭い場合の2つの原因と対処法
頭皮から悪臭がする場合は2つの原因が考えられます。
- 酸化した皮脂が原因の場合
- 男性特有のミドル脂臭
①酸化した皮脂が原因の場合の意外な対処法
酸化して悪臭を発するようになってしまった頭皮の皮脂を、シャンプーでしっかりと取り除けばケアします、と言いたいところですが、実際にはそれだけでは頭皮のニオイを取り切れない場合が多いです。
その対処法として私が活用するのは、顔用のクレンジングオイルです。
普通のシャンプーで洗うだけでは除去しきれないほど頭皮がベタベタしている場合、顔用のクレンジングオイルを活用するのが非常に効果的です。
つまり油の汚れは油で落とすということです。
使い方はとても簡単で、シャンプーをする前の乾いた頭皮に、顔用のクレンジングオイルを頭皮から毛先までたっぷりとなじませ、指でよくなじませてからお湯で洗い流し、シャンプーを念入りに行います。
さらに皮脂をしっかりと除去したい場合は顔用のクレンジングオイルではなく、オリーブオイルやスクワランなど、精製された肌用のオイルそのものを使う方がさらに効果的です。
食用の天然オイルをそのまま肌につけてしまうとかえって肌荒れを起こす場合があるので、必ず精製された肌用のオイルを使いましょう。
そのかわり、そういった純粋なオイルはクレンジングオイルとは違い、お湯で流すだけでは洗い流すことができません。
まず、オイルが付いた状態のままでシャンプーの原液を全体になじませて、オイルを乳化してから洗い流し、その後もう一度通常通りのシャンプーを行います。
このやり方はかなりしっかりと皮脂を落とす方法になるので、あまり頻繁にやるのは良くありません。
ですが、既に皮脂で臭くなってしまっている状態を今すぐケアするには、大変有効な方法です。
美容室の製品の中には、この方法を利用した頭皮クレンジングを行うヘッドスパも存在します。
②男性特有のミドル脂臭の対処法
近年になって、30代から40代の男性が発する特有の体臭があるということが研究によって明らかになってきました。
それは「ミドル脂臭」と呼ばれており。大変不快に感じるニオイだと言われます。
とはいえ原因は皮脂なので、特に皮脂腺の多い頭皮からもこのミドル脂臭が発生しやすいと言われています。
予防策としてはタンニンというポリフェノールが有効だとされていますが、今現在のニオイを今すぐなんとかする対処法は、普通の酸化した皮脂の場合と同様です。
頭皮や髪の臭いが自分で気になる時、他人も同じように感じるのか
あまり自分の体臭を気にしすぎるのも精神的に良くありませんが、自分で自覚があるニオイというものは、他人も気づいている可能性は高いです。
香りでごまかしたくなるかもしれませんが、香りの良いシャンプーやトリートメントでごまかすよりも、悪臭の原因を排除することの方が根本解決につながると思います。
頭皮を臭くしないための適切なシャンプーの頻度と洗い方
今現在、髪の毛や頭皮の臭いで悩んでいるのであれば、上記の方法を今すぐ実践していただくのが一番です。
その後は臭いの「予防」をしていくことになりますが、適切なシャンプーの頻度や洗い方は人によって異なります。
乾燥肌の人が洗いすぎるのも良くありませんし、脂性肌の人が洗わなさすぎるのももちろん良くありません。
どんな肌質であっても共通して言える事は、
- 正しいシャンプーのやり方
- すすぎ方
- 乾かし方
この3つを知ることです。
それについての詳しい事はこちらの記事でも解説しています。
頭皮と髪が臭くなるのを予防する方法
頭皮や髪の毛の臭いの原因となる酸化した皮脂をいつまでも残さないこと、雑菌が発生しやすくなるような頭皮と髪の状態を作らないようにすることが最も大切です。
前述した方法を行うことで、もしまた髪や頭皮が臭くなってしまった場合でもケアすることは可能ですが、普段から良い頭皮と髪の環境をキープするように心がけて再発予防に徹しましょう。
髪の毛のダメージも、髪の毛に悪臭がついてしまう間接的な原因になるので、髪の毛のダメージを予防する事は髪の毛のニオイを予防することにもつながります。
頭皮のニオイを招きやすい生活習慣とは
分泌される皮脂の質は、普段摂取している油の質にも大きく影響を受けます。
例えば酸化した油の多く含まれるスナック菓子やラーメンなどを頻繁に食べる人は、どうしても皮脂が酸化しやすく、それに伴ってニオイを発しやすくなります。
ストレスも分泌系のことには大きく関わってきますが、直接の原因ではありませんし、全ての不調の原因はストレスの一言で片付いてしまいます。
そもそもストレス対策は個人個人によって違うので、ストレスを理由にしてしまうと何も解決しなくなってしまうと思っていますので、ここではストレスについて述べることは控えます。
少なくとも頭皮のニオイで悩み続けることの方がストレスのはずですし、その悩みが今すぐ解消されればストレスの種も一つ減りますので、ここに書かれてあることを実践すれば、悩みが悪い方向には向かないと思います。
まとめ
- 頭から発する悪臭には、髪の毛が原因の場合と頭皮が原因の場合の2種類がある
- 髪の毛の悪臭の原因は、雑菌によるものと他の悪臭が吸着してしまうことによる2種類がある
- 雑菌による悪臭の場合は、今すぐケアする方法がある
- 髪の毛のダメージの予防は、髪の毛のニオイの予防にもなる
- 頭皮のニオイの原因は2つあるが、いずれも皮脂が関係する
- 他人にもニオイがわかっている可能性は高いが、香りでごまかすのではなく原因を取り除くことを優先すること
- 髪の毛や頭皮のニオイを予防するためにも、自分の肌質にあった正しいシャンプーのやり方を身に付けること
- 摂取している油の質は分泌される皮脂の質にも影響する。食生活も意識をすること
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