サイエンスアクア(酸熱トリートメント)が成功してツヤツヤの髪質になれたら、その次に出てくる当たり前の願望はパーマをかけること。髪質ケアされてツヤツヤで健康な髪になれたなら、コテで巻く手間を省けるパーマは、なお一層魅力的ですよね。
ところが、サイエンスアクアでサラツヤに変わった髪にパーマをかける場合は注意点が2つあります。もしもそれを知らずにパーマをかけると髪がチリチリになるリスクがあるからです。
今回はサイエンスアクアをした髪にパーマ・デジタルパーマをかける場合、絶対に注意すべき2つのポイントについて解説します。
サイエンスアクアをした髪にパーマもやりたい時の注意点その①順番
やる順番は、サイエンスアクアよりもパーマを先にやるのが厳守するポイントです。それでもパーマとサイエンスアクアを同時に行うと、パーマがゆるんで犠牲になってしまいます。
デジタルパーマでも普通のパーマでも順番は一緒
サイエンスアクア直後は髪が強く酸性に偏っており、非常にパーマ液が効きづらい状態です。そのためどの種類の、どんなパーマをかける場合でもパーマのかかりを阻害しない目的があるため、パーマ⇒サイエンスアクアの順番は変わりません。
パーマをかけて、一週間以上してからのサイエンスアクアが無難
パーマとは、かけて時間が経つごとに少しずつゆるみ続けるものです。とは言ってもパーマをかけて一週間以上経過すると、髪の中は安定した状態になります。
一週間以上の時間を置いて、パーマがサイエンスアクアの悪影響を受けにくい時期になってからサイエンスアクアを受けたほうが無難でしょう。
サイエンスアクアをした髪にパーマもやりたい時の注意点その②パーマ液の相性
酸熱トリートメントを発売している複数のメーカーから、酸熱トリートメント後のパーマに関して注意喚起がありました。サイエンスアクアを含む「グリオキシル酸」という成分を使った後の髪に、普通のパーマ液(チオグリーコール酸)を使うと髪がチリチリになるという不具合です。
他のパーマ液でもチリチリになるリスクがある
この致命的なビビり毛になってしまう具体的な原因については、2019年9月現時点で判明していません。他にもパーマ液の種類は数多くありますので、この先も似たようなトラブルの報告が相次ぐ可能性があります。
「サイエンスアクア毛」にパーマをかけるのは「実験」に近い行為
そもそも酸熱トリートメントのメカニズムそのものに、まだ未解明の部分が多々あります。したがってサイエンスアクア(酸熱トリートメント)の後でパーマをかけるのは、現状では結果の読めないハイリスクな行為です。
まとめ
サイエンスアクアとパーマを両方やりたい場合はパーマが先で、サイエンスアクアをやりたい場合は、パーマをかけて日数を置いてからが無難です。
そしてサイエンスアクアできれいに変わった髪質には、普通のパーマでチリついてしまう原因不明のリスクがあります。
この先「サイエンスアクア毛専用パーマ液」などが開発されたら話は変わりますが、現状でサイエンスアクアとパーマを完全に両立させるのは、かなり危険を伴う行為です。
サイエンスアクアを受ける頻度を減らし、様子を見ながらパーマをかけるのが、両立を目指す場合は最も安全な選択肢でしょう。