「美容院でおすすめされるヘアカラー後のトリートメントって本当に必要なの?」と疑問に思ったことはありませんか?
ヘアカラー後のサロントリートメントは、できればやるのがベストです。
ですが、美容院のトリートメントは高くてなかなか手が出ない……という方もいるはず。
実のところ、市販トリートメントの効果をもっとアップさせる使い方はあるのです。
今回はカラー後にできる簡単おうちケアのやり方と、美容院トリートメントで得られる実際の効果をお伝えします。
そもそも、トリートメントの効果とは?
美容院で毎回のようにすすめられるトリートメント。
そもそもトリートメントにどんな効果があるのか、よく知らないという方も多いのではないでしょうか?
トリートメントには、主に2つの効果があります。
- 外部刺激からの保護
- 質感の良さをキープする
外的なダメージから髪の毛を守る
ヘアカラーや白髪染めを繰り返すことで、髪の毛にはダメージが蓄積されてしまいます。
それに、カラーをすると髪のキューティクルが剥がれてしまうのも事実です。
キューティクルが剥がれてしまった髪の毛は、より外からのダメージを受けやすくなってしまいます。
外部からのダメージが、ヘアカラー後の色落ちや枝毛・切れ毛の原因になることも。
ヘアカラー後のデリケートな髪を、これ以上傷まないように保護する意味合いがあります。
やわらかい手触りや、髪の艶を維持する
実のところ、髪の毛はもともと「死んでいる細胞」からできているとご存知ですか?
髪の毛は爪と同じく「死滅細胞」と呼ばれるものからできているため、ダメージを受けても自分で修復することができません。
一度痛んだら傷みっぱなしになってしまう髪の毛を補修して、やわらかい手触りや艶を維持してくれるのもトリートメントが持つ効果です。
市販のトリートメントを使った、簡単おうちケアの方法
ヘアカラーや白髪染め後のケアを、自宅でも安く簡単にできるのが市販トリートメントの良いところ。
この項目では、洗い流すトリートメントの効果をもっと高めるポイントを2つご紹介します。
- 「トリートメント」を優先的に使う
- シャワー中に「蒸す」
コンディショナーよりも優先して使う
コンディショナーには髪の毛の表面をつるつるに整える効果があり、髪の毛に蓋をした状態を作り出してしまうのです。
その影響で、トリートメントの成分が髪の内側までうまく浸透できなくなってしまいます。
トリートメントはコンディショナーの役割も併せ持つので、カラー後はトリートメントの使用頻度を上げるのがおすすめです。
バスルームをサウナ状態にする
トリートメントを髪に塗布した後は、浸透させるために少し時間を置きますよね。
その時におすすめなのが、あえて換気扇を止めて高温多湿にすることです。
「スチーム×温度」の効果でトリートメントの浸透率を上げることができます。
バスルームがカビる心配こそあるものの、トリートメントの効果をより高めたい方におすすめの方法です。
カラー直後のトリートメントが髪に悪いって本当?
一部では「カラー直後のトリートメントは髪に良くない」という噂も。
それは全くのデマで、カラー直後のトリートメントが「髪に良くない」といわれる原因は以下の2つと考えられます。
- コーティングするのが良くない
- どうせすぐ元通りになる
カラー剤の不要な成分が、髪の内側に残ってしまう
トリートメントには髪の毛をコーティングして保護する効果がありますが、このコーティングが強力すぎるのも問題になります。
なぜなら髪の毛の内部に、髪のダメージの原因になるアルカリ成分がいつまでも残ってしまうからです。
この「残留アルカリ」とよばれる厄介なものは、美容院での専門的なヘアケアが必要になります。
ヘアサロンでのカラー後トリートメントには、この「残留アルカリ」を中和して、髪の毛がなるべく素早く弱酸性に戻す処理をすることもあります。
余分なものを取り除いて、髪に栄養となる成分を補給してからの「コーティング」は、とても効果的です。
効果がすぐになくなる
「どうせやっても2週間くらいで普通に戻るし、意味がない」という意見の人が一定数存在します。
しかし実際は、ヘアカラーをやった直後2週間の髪の毛が、想像以上に脆いので、たとえ短期間であっても、髪のコンディションを「普通以上」にブーストしてくれるトリートメントが必要です。
カラーや白髪染めの後の美容院トリートメントは、本当に必要?
今後の髪のことを考えると、ヘアカラー後の美容院トリートメントは「必要」と考えてよいでしょう。
毛染め直後の、トリートメントが必要な理由は2つあります。
- ダメージの進行をストップするため
- 切れにくい髪にととのえるため
髪のダメージが進行しにくくなる
日頃のシャンプーを行うだけでも、髪は「洗浄ダメージ」を受けています。
特に、染めたての数日間は髪のなかが非常に不安定で、傷みやすい期間です。
髪のコンディションが安定するまでのあいだ、一気に髪が傷んでしまうのを阻止する効果が期待できます。
ヘアカラーの「残留アルカリ除去」ができる
専門用語では「後処理トリートメント」と呼ばれ、髪の中に残った不要な成分(=残留アルカリ)を除去するプロセスです。
100%の除去効果はありませんが、このプロセスをするとしないとでは、未来の髪の状態が全く変わります。
市販のトリートメントと、美容院のトリートメントの違いって?
かなりお値段の違う、市販のトリートメントと美容院のトリートメント。
その具体的な違いは「成分」と「専門ケアスキルの有無」です。
成分で見るなら、圧倒的に美容院のトリートメント
市販の安価なトリートメントは、コーティング成分によるツルツルの触り心地を作り出します。
髪の内部に働くケア成分はほとんど配合されておらず、弱った髪の毛を補修する効果は得られません。
それに対し美容院のトリートメントは、最新のケア成分がふんだんに使用されています。
髪の内部ケアを重視した美容院トリートメントは、市販のトリートメントではまず出せない「しなやかさ」を髪に与えるのです。
美容院のトリートメントには、技術料も含まれている
成分の違い以外にも、美容院トリートメントには専門技術への対価が含まれています。
一人ひとりの髪の傷み具合などに合わせ、巧みにトリートメントの種類や濃度を変える美容師への技術料です。
自宅ではできない、高度な専門ケアを行なってもらう対価ともいえるでしょう。
まとめ
トリートメントは髪の毛を外的なダメージから守るだけでなく、やわらかい手触りや艶を維持する目的もあります。
そして美容院でおすすめされるトリートメントには、カラーや白髪染め後のダメージ進行を阻止するために必要です。
コンディショナーよりもトリートメントの使用頻度をアップさせて、ダメージで悩まないカラーヘアを楽しみましょう!
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