頭皮についたカラー剤を今すぐ落とす4つの方法・2つの裏技。皮膚に染まりついた色には意外なものが効果的!

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肌と頭皮についたカラー剤が取れないお悩み相談

肌に染まりついてしまったヘアカラーを、なるべくすぐに落とす方法はありませんか?

前回ヘアカラーをした時に、顔に付いてしまったヘアカラーが洗っても落ちずに困りました。

今度は大事な用事の前に染めるので、同じ失敗ができません。頭皮や肌に染まるのを防ぐ方法と、もしも肌に染まってしまった時に、すぐ落とせるやり方を教えてください。

特に顔へ染まってしまったヘアカラーは、普通に洗っても落ちにくいのでなかなか厄介なもの。大事なイベントの前に染めるなら、なおさら気になることですよね。

しかも染めてから時間が経つほど落としにくくなるのがヘアカラーの厄介な特性です。カラーリムーバーを使うのが確実ですが、家にあるものでも落とすことができます。

なおヘアカラーの種類によっても落としやすい方法が変わりますので、今回は落としにくいヘアカラーの種類と、今すぐ使える対処法を解説していきます。

目次

頭皮に付いて落ちやすいカラーと落ちにくいカラーの違いは?

おしゃれ染めに使われるヘアカラーは、皮膚に染まって困るほど色が付くことはほとんどありません。肌に染まりついて落ちにくい厄介な染まりつきを引き起こすのは、主に白髪染めとヘアマニキュアの2つです。

これは美容院で染める時でも、セルフカラーの時にも起こりうる問題。肌や頭皮に染まりついた色は時間が経つとますます落ちにくくなるので、なるべくすぐに拭き取るのが基本です。

ヘアカラーの種類による落としやすさの違い

頭皮や肌に付いた瞬間で染まりついてしまうのが、ヘアマニキュアの持つ最も厄介な特性です。普通のヘアカラーは肌には染まっても頭皮に染まりにくいですが、ヘアマニキュアは肌に付いた一瞬で染まってしまいます。

一方、普通のヘアカラーは肌に付いてから色素が発色して染まりつくまでに時間がかかるため、余計な場所にヘアカラーを塗ってしまっても、すぐに拭き取れば染まらない場合がほとんどです。

カラー剤に配合された「色素」が多いものは落ちにくい

ヘアカラーの中でも、頭皮や顔に色が染まりついてしまう可能性が高いのは白髪染めです。白髪染めは配合されている色素の量が多いので、生え際など肌に染まって困る場所は慎重に塗る必要があります。

いずれの染め方をする時でも、染める前に生え際へクリームを塗るなど毛染め剤が肌に直接付かない対策をしておくのが一番です。

頭皮・肌についてしまったカラー剤を落とす4つの方法と注意点

なるべくならばカラーを塗り終えた直後に、はみ出してしまったカラーをすぐに拭き取りたいところです。時間経過による皮膚の新陳代謝で染まりついた色は段々薄くなりますが、今すぐ何とかしたい場合は裏技を含む4つの方法があります。

1.専用のカラーリムーバーを使う方法

美容院でもよく使われる、カラーリムーバーと呼ばれる製品を使う方法です。コットンや綿棒などにカラーリムーバーを含ませて、こすらずに押し当てます。

なお、私が普段のサロンワークでよく利用しているカラーリムーバーはこちらです。

一般的なカラーリムーバーは、皮膚の角質層ごと拭きとることで染まりつきを除去します。

一方、このカラーリムーバーだけが持つ利点はヘアカラーの「色素そのものを分解」してくれること。カラー剤の染まりつきを落とす力は(他のカラーリムーバーと比較して)強力なのに、肌へ対する負担が少ないリムーバーです。

注意点として、カラーリムーバーは有機溶剤の入った刺激を伴うものなので、肌の弱い人はヒリヒリ感を感じてしまうことがあります。カラーリムーバーが垂れ落ちて、目に入らないように十分注意してください。

なおカラーリムーバーはコットンに含ませて30分ぐらいそのまま張り付けておくことで、手や爪の染まりを落とすのにも効果が見込めます。

2.メイク落としを使う方法

カラーリムーバーに比べると肌への刺激も、肌に付いたカラーを落とす力も弱いメイク落とし。その代わりよほど暗い色でなければ、ファンデーションを塗れば見えなくなる程度までは薄くできます。

3.裏技・固形石鹸を「そのまま」こすりつける方法

これが特に効果的なのは、ヘアカラーを洗い流す直前の乳化をするタイミングで行った場合です。お湯で濡らした固形石けんを直接、生え際や頭皮に塗りつけます

なお乳化とは、カラー剤そのものの力でカラー剤を落とす行為のことです。固形石けんの高い洗浄力とアルカリ性によって乳化の効果が最大化されます。

ちなみに毛染めが肌に染まりついて時間が経過してしまった後でも固形石けんは有効です。この場合もやはり泡立てず、濡らした石鹸を直接塗りつけるのがポイントとなります。

4.ヘアマニキュア限定・トリートメントを使って染まりつきを落とす方法

少し専門定な内容ですがヘアマニキュアとトリートメントは電荷的に真逆の性質を持つので、磁石のようにお互いに引き合うという特性があります。これを利用して肌にトリートメントを塗って落とすという技が活用できるのです。

とはいえ、最も肌についた染まりつきを落としにくいヘアマニキュアは、カラーリムーバーに頼る方が確実ではあります。この方法の利点は肌への負担なく落とせるということが一番の利点です。

なおコンディショナーやトリートメントは、髪に染まったヘアマニキュアも早く色落ちさせるので、覚えておくと役に立つかもしれません。

まとめ

ヘアマニキュアは肌にも頭皮にも容赦なく染まり、ヘアカラーは頭皮よりも肌(顔)に色が付きやすいという違いがあります。いずれの場合も予防策は、なるべくはみ出さないように、染まってほしくない場所を避けて慎重に塗るのが基本です。

ここでご紹介した対処法を実践しても、肌や頭皮に対する染まりの度合いによっては一度で完全に色を落とすのが難しい場合もあります。

コンシーラーやファンデーションで隠せるぐらいまで色を薄くできたら、あとは数日間の新陳代謝で自然に色落ちするのを待つのが無難な対処法です。

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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