パーマのかかりが悪い原因は5つある!本当の原因と対策を知って、思い通りの髪型に!

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お手入れを楽にしたいと思ってパーマをかけても、パーマのかかりがうまくいっていないとスタイリングが余計に大変になってしまいますよね。いつもパーマのかかりが悪い、イマイチ思ったとおりのパーマに仕上がらない原因は何でしょうか?

パーマのかかりは髪質に大きく影響されますが、髪質とは一生の間に色々な要因で変わっていくものです。パーマのかかりが悪いと感じるのは、普段の習慣でパーマがきれいにかかりにくくなる髪を作ってしまっている可能性が。

今回は思い通りのパーマがかかりやすい髪を作るため、パーマのかかりが悪い髪になる5つの原因と対策について解説していきます!

目次

パーマのかかりを悪くする5つの原因

パーマは元々の生まれ持った髪質の影響以外にも、ヘアカラーによる髪質の変化や、髪に普段から付けているヘアケア製品の影響も受けてしまうことが。以下に挙げた5つの項目の中で、あなたの髪に心当たりがある内容がないか、ひとつひとつチェックしていきましょう!

  1. 髪が健康すぎるとかかりが悪い!
  2. 髪が傷みすぎてもかかりが悪くなる!
  3. 髪が柔らかすぎるとかかりにくい!
  4. 髪にシリコンが残っていると変なパーマになる!
  5. 担当美容師のかけ方が悪くて、パーマがかかってない!

①髪が健康すぎるとかかりが悪い!

パーマ液には色々な種類があるものですが、その多くは水溶性。健康な髪は内部まで水を吸い込まない性質があるので、水溶性のパーマ液は浸透しにくいことに。

超健康でツルツルの髪よりは、カラーの経験が1度はあるような、少しぐらい傷んでいる髪の方がパーマはかかりやすいのです。したがってパーマ液は、健康な髪ほど強いパワーのものが必要となります。

②髪が傷みすぎてもかかりが悪くなる!

健康すぎる髪もかかりにくいですが、濡れた髪を指に巻き付けた時、戻ってこないほど傷んでしまった髪にもパーマはかからないのです。フニャフニャになるまで激しく傷んだ髪は、パーマの形を固定する力が髪に残っていない状態。

つまりパーマとは、髪が健康すぎても、傷みすぎていてもかかりが悪くなるということに。ある意味、パーマは髪の傷みに対して大変素直な結果が出るものと言えます。

③髪が柔らかすぎるとかかりにくい!

パーマとは、髪自身がもともと持っている強さの影響が露骨に出るもの。簡単に言うと硬い髪ほど強さがあり、柔らかい髪ほど弱い髪です。

そのため、ハリコシを感じる硬めの髪にはパーマがうまくかかりやすく、傷んでいなくても柔らかい猫っ毛にはパーマがかかりにくいという結果に。実際にパーマの力を積極的に借りたい髪は柔らかい髪の方なので、なかなか難しいものです。

④髪にシリコンが残っていると変なパーマになる!

本来ならば①~③の条件をクリアしている髪でも、シリコンが髪に残っている影響で変なかかり方のパーマになってしまうという問題が。例えば毛先がクルンと綺麗にカールになるもののはずが、中途半端にダレたカールに仕上がってしまったりします。

ヘアカラー剤にはパーマ液と比べ、もっと髪への浸透を良くするための成分が含まれているので、シリコンの悪影響をあまり感じないことも。ですがパーマ液の場合、髪に残ったシリコンの悪影響をダイレクトに受けてしまうので、髪型の仕上がりにも大きな影響を及ぼします。

⑤担当美容師のかけ方が悪くて、パーマがかかってない!

パーマの時に巻くロッドの太さと、仕上がりのパーマの強さの関係は非常に複雑。巻くロッドの太さ=パーマの仕上がりではなく、使うパーマ液によってロッドの太さの1.2倍~3倍のパーマに仕上がるもの。

これは使うパーマ液によっても大きく変わる要素で、同じ巻き方をしても、パーマ液が違うと全く違う髪型に仕上がるという難しさがあるのです。つまりロッドの巻き方と太さ、パーマ液の計算がかみ合っていないとパーマはうまくかからないという結果に。

担当美容師がどのパーマ液を使って、どんなパーマをかけようとするのか?という裁量次第ですが、これもパーマのかかりを悪くする一因です。

黒染めをした髪はパーマがかかりづらい?

ブリーチをして明るくなっている髪を黒染めするとパーマがかかりにくくなるという説もありますが、黒染め自体はパーマのかかりと関係ないもの。黒染めをする前の髪がブリーチによって傷みすぎているのが直接の原因です。

一つの基準として、ブリーチなどで地毛を金髪以上まで明るくした髪は、パーマが非常に難しくなります。その後に暗く染め直してもパーマはかかりづらい状態のままで、かかったとしてもパーマは早く取れてしまいます。

パーマがかかりにくい髪に向いているパーマは?

今回の説明で出てきた「パーマのかかりが悪くなる原因」それぞれで、適したパーマも変わるもの。これでないとダメ!というものはないのですが、それぞれの問題に対応しやすいかけ方を紹介していきます!

  1. 健康すぎる髪に向いたパーマは?
  2. 傷みすぎた髪でも安全なパーマは?
  3. 柔らかい髪に向いているパーマは?
  4. シリコンの悪影響をなくすには?

①健康すぎる髪に向いたパーマは?

この問題を解決するのに必要なのはパーマ液の浸透力を上げる、もしくはパーマ液以外の力も借りること。髪はアルカリ性に傾くと、パーマ液が浸透しやすくなるという性質が。

普通のパーマの場合ではパーマ液の力をもっと強いものに変えるか、先に他の何かで髪をアルカリ性に寄らせてからパーマをかける方法を使うのが有効。なおパーマ液以外の力とは、主に熱と水分をコントロールする方法です。

一般的には水パーマやクリープパーマと呼ばれるメニュー、エアウェーブ、デジタルパーマなどもその中に含まれますので、そういったメニューを選ぶと良いでしょう。

②傷みすぎた髪でも安全なパーマは?

比較的健康な髪に比べ、傷みすぎた髪はパーマの持ちが悪くなってしまうもの。それは仕方のないことですが、安全にかかるのは中性~酸性のパーマ液を使ってかけるパーマです。

一般的なパーマ液はアルカリ性~弱アルカリ性につくられているもの。それと比べて中性~酸性のパーマ液は、仕上がりの毛先がチリ付いてしまう失敗を起こしにくい安全なパーマとなります。

③柔らかい髪に向いているパーマは?

元々の髪の弱さというデメリットを補うために有効なのは、熱の力を借りるパーマを活用すること。デジタルパーマなどの熱を利用してかけるパーマは、髪に対して熱による硬さを与えます。

硬い髪の場合はその硬さがゴワつく手触りに繋がってしまいがちですが、柔らかい髪にとっては貴重なハリコシの代わりをしてくれる効果が。乾かしてもウェーブがダランとしにくい、形を作りやすいパーマに仕上げてくれます。

④シリコンの悪影響をなくすには?

これは普段髪に使っている製品の影響が大きいので、パーマのかかりが悪く感じる人はノンシリコンのヘアケア製品を選びましょう。市販のシャンプーやトリートメントは美容院のものに比べ、髪にシリコンが残りやすく作られているので要注意。

美容院によっては髪の余分なシリコンを除去するための、特殊な洗浄を行えるお店もあります。いつもパーマのかかりが悪く感じる方は、美容院に相談してみると良いでしょう。

縮毛矯正をした髪は、どれくらい期間を空ければパーマできる?

縮毛矯正がかかった髪は元の髪とは別モノの髪になっており、一度でも縮毛矯正をかけた部分は普通のパーマがかからなくなってしまうもの。これはどれだけ期間を置いても同じことで、3か月置いても半年置いても、縮毛矯正をかけた部分が全部切られてなくなるまでその影響が残り続けます。

ではもう、一度縮毛矯正をかけてしまうと、どのパーマもかけられないのか?というと、デジタルパーマは比較的安定してかかるのです。その場合でも髪が傷みすぎていないことは大前提。

縮毛矯正を繰り返している髪にデジタルパーマができるのかは、傷み方の度合い次第。スタイルチェンジの自由を失わないためにも、普段から髪の傷みを進ませないように心がけましょう。

美容師がパーマのかけ直しを嫌がるのはなぜ?

パーマの仕上がりとは、髪の傷み具合の影響をダイレクトに受けるもの。もしも最初にパーマをかけた時点で髪の傷みが際どかった場合、短期間でパーマをかけ直すのは美容師にとって大変ハイリスクな仕事。

一度目よりも更に傷んでいる髪でもう一度かけ直すということは、お直しのパーマ自体を失敗する可能性が非常に高くなることを意味します。最悪の場合は髪の傷みの上乗せで、髪が更にまとまらなくなってしまう負のスパイラルに陥るリスクも。

そもそも、そのようなリスクを知ってか知らずか、パーマをかけてしまった美容師に責任があります。近年の美容室はリスク管理のため、失敗リスクが高い、傷んだ髪へのパーマは最初から断るのが常識となっているようです。

まとめ

現代人の髪とは、コテの多用やヘアカラーの繰り返しなど、傷みやすい環境に晒されて続けているのが基本。そうなると、パーマのかかりを良くするためには髪を傷めすぎないことが必要になります。

金髪以上の明るさにした髪はパーマの難易度が上がりますが、普通のヘアカラーでも無計画に繰り返しているとパーマのかかりに悪影響が出てしまいます。

超健康毛である必要はないのですが、ほどほどの髪の状態を守ること、これが非常に大事です。特にロングヘアは常に髪の傷みとの闘いなので、信頼できる美容師に髪の状態管理もお任せできると一番です!

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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