判断力は、求める『美』を手にする力!

【完全版】失敗しない美容室の選び方!現役美容師が解説 自分の髪を安心してお任せできる!

角谷 滉一
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角谷 滉一
⇑でインスタもやってますので覗いてみてくださいね。 ヘア&頭皮ケアの専門家。都内で独立開業10年の現役美容師◆ヘアケアマイスター、健康管理士1級、色彩検定2級保有。
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【完全版】自分の髪を安心してお任せできる、失敗しない美容室の選び方!現役美容師が解説

美容室の選び方についてのお悩み相談
自分に合った行きつけの美容室を見つけたいけれど、私の髪質は難しいのか、通いたいと思える美容室を見つるのが難しくて、なかなか通い続けたいと思える美容室が見つからない。過去にひどい髪型になってしまったときのトラウマがあるから二度と美容室選びで失敗したくない…。でも、雑誌やネットで人気の有名なお店に行っても全然私の要望を聞いてくれなくて、長時間待たされて不満だらけだったし、何を目安にして自分に合った美容室を選べばいいのか分からない…。なるべく早く安心して自分の髪をお任せできる美容室を見つけたいけれど、どの情報を判断材料にして美容室を選ぶのが正解なの?

まずはあなたが美容室や美容師に求めているものを、可能な限り明確に書き出して整理しましょう。その上で、この記事で解説する判断要素と照らし合わせて美容室を選んで下さい。

現在主流になっているネット検索のメニューから、その美容室の実際の業務の流れがどうなっているのかを予測できる分析法も解説します。

私は現役で18年間サロンワークにも携わりつつ、美容室の経営もしていますので、自身がいろいろな美容室で働いてきた経験と、集客を行うお店の視点、お客さん側の視点の3つの要素から、あなたに合った美容室を見つける方法をお伝えすることができます。

実際のネット検索をするにあたっての具体例も踏まえて解説していきますので、飽和している情報の中からあなたを満足させてくれる、安心してあなたの髪をお任せできる美容室を選ぶ基準を見つけてください。

失敗しない美容室・美容院の選び方

美容室の選び方を失敗しないためにはまず、今現在のあなたがもしも間違った判断基準で美容室を選んでいるならば、その認識を変える必要があります。

よくある間違った美容室選びの判断基準には、以下の3つがあります。

  1. クーポンでなるべく安い美容院を探す
  2. 広告での雰囲気、見栄えだけで美容室を探す
  3. 立地の良さで美容室を探す

①なるべく安い美容院を探す

例えば、あなたが美容室にカットカラーをしに行きたいと思っていて、価格の安さだけで美容室を選んでいるのであれば要注意です。

こういった選び方をする方の考え方の根底には「美容室なんてどこでもいっしょ」という価値観があると思いますが、美容室によって考え方・コンセプト・提供している技術・サービスの内容は実に様々です。

現実問題として、低価格でメニューを提供しようと思ったら、美容室側は安くするためにコストを極限まで抑えたり、手間を減らすために本来行っているサービスを「引き算」するのが美容業界の常識です。

極端な例にはなりますが、分かりやすい例として、カット専門店であれば「カットする」という以外のサービスを全て「引き算」しています。

  • シャンプーしない
  • 濡らさない
  • 乾かさない
  • 時間をかけない
  • 指名を取らない
  • カットのパターン化を徹底する

など、徹底した「引き算サービス」の典型例です。その分、シャンプー台の設置スペースや排水管の太さなど、水回りの設備の条件がゆるいという利点もあります。

そのため、エキナカや雑居ビル、どんな施設内であっても設備の条件が必要ないので、立地を選ばずに美容室を開くことができます。

②広告での雰囲気、見栄えだけで美容室を探す

お店のイメージの見せ方が上手な美容室=提供している技術やサービスが良いお店とは限りません。

サロンのイメージ写真として使われているモデルさんの髪型は、コテを使ってスタイリングされているのが今の美容業界の常識なので、仮にそのヘアスタイルをオーダーしたとしてもパーマを断られるというのはよく聞く話です。

③立地の良さで美容室を探す

なかなか自分の思い通りの髪型にならないと、渋谷区や港区にある高価格の有名な美容室に行けば技術レベルも高くて、自分の希望を叶えてくれると考える方もいるかもしれません。

ですが、立地の良い美容室には必ず「場所代」が加算されていると考えてください。

ブランドエリアにある美容室というだけでもその価値を金額に上乗せすることができますし、一等地は家賃も非常に高額なので、その分がカットやカラーの技術料金にも必ず上乗せされてきます。

そうなると、実際に扱う薬剤や設備投資にどこまでお金をかけられるのかというと疑問符が付きます。

もちろん競争の非常に激しいエリアになるので、技術レベルは高いかもしれませんが、価格に見合った価値のある内容なのかどうかは疑問です。

そもそも時間と場所の都合で、通い続けられるのかどうかという問題もありますので、無理なく通うことができて自分に合っている行きつけの美容室を見付けるためには、

  1. クーポンでなるべく安い美容院を探す
  2. 広告での雰囲気、見栄えだけで美容室を探す
  3. 立地の良さで美容室を探す

まず、この3つの判断基準では選ばない方が良いと思います。

自分に合った美容室・美容院を見つけるための判断要素

この判断要素というのは大変数が多いのですが、これは大変重要なものでもあります。その中でも特に判断のために重要なものを13個挙げました。

髪の悩みの深い方は、読み飛ばさずにじっくりと読んでみて下さい。

  1. 美容室のメニューの料金
  2. 美容室の立地条件
  3. 美容室の外観・内装の雰囲気
  4. ネットの口コミ
  5. 知人からの紹介
  6. 通りすがりで見えるスタッフの雰囲気、美容室から出てくるお客さんの髪型
  7. DMやフリーペーパーの内容
  8. 混んでいるか美容室どうか
  9. 癒しやリラクゼーションを美容室に求めるかどうか
  10. あなたが「流れ作業」をどう感じるか
  11. 美容室の規模の大小
  12. 担当する美容師のキャリア、得意な技術の情報

①メニューの料金

例えばカットならば、美容室の立地による価格の相場がある程度決まっています。銀座や表参道等のブランドタウンであれば最低6,000円位からです。

立地に関係なく、ランク制になっている美容室の場合は、1つのお店の中でも3,000円以下から6,000円以上まで、かなりの価格差があります。

シャンプーや仕上げなど、必要なことを一通り行う美容室の場合、大体3,000円台後半から5,000円前後が相場となっています。

正直言って、料金だけではあなたにとって良い美容室かどうかを判断する材料にはできません。相場がこのぐらいのものなのだというのを知った上で、他の要素と合わせて判断をしましょう。

②美容室の立地条件

都心でなくとも駅前の路面店など、集客しやすく、人の往来の激しい立地条件の良い美容室は家賃が高額なため、場所の価格が上乗せされると考えても良いでしょう。

人通りの多い場所にある美容室はお客さんの飛び込み来店なども多いため、騒々しい雰囲気になりがちです。

落ち着かない雰囲気が嫌な方は、そういった美容室は避けて、駅前から少し離れた立地にある美容室から選ぶようにした方が良いでしょう。

建物の2階以上にあって、店内の雰囲気がわからない美容室の場合は、ホームページやフリーペーパー、お店のブログなど、間接的な情報からどんな美容室なのかを判断することになるので、選び方としては少し難しくなります。

③美容室の外観・内装の雰囲気

美容室によって、お店の外観や内装が醸し出す雰囲気は様々です。

  • スタイリッシュ
  • 華やか
  • 高級感がある
  • 落ち着いた感じ
  • アットホームな感じ
  • 派手
  • シンプル

ぱっと見の雰囲気で「自分が好きな感じ」かどうかという感性も、大変抽象的ではありますが、大切な判断要素です。

なぜなら、美容室にはそれぞれのコンセプトがあり、そのコンセプトに基づいて外観や内装の雰囲気を作り込んでいるからです。

中には外観からはそこが美容室なのか、何のお店なのかわかりづらいお店もあります。そういったお店はブログなどでひっそりと情報を発信している場合があります。

いわゆる「隠れ家的サロン」と言われる美容室です。あなたが「個の空間」を大切にしたいという価値観の方であれば、そういった美容室が向いている可能性が高いです。

④ネットの口コミ

現在では宣伝や広告を信用せず、SNSやネットの口コミを判断材料にして美容室選びをする方が大変多いと思います。

とはいえ、有名な美容室検索サービスでもお金を払えば悪い口コミを非表示にしてくれるサービスがあったりしますので、口コミを鵜呑みにするのは危険です。

中には来店中のお客様に口コミを依頼して、その場で割引を行うといった手法で良い評価の口コミを量産している美容室もあります。

こういった手法を「口コミマーケティング」と呼びます。なので、大量の良い口コミがある美容室には逆に注意が必要です。

大変ではありますが、口コミの内容を精査して、作られた高評価の口コミなのか、そうでは無いのかを正確に判断しましょう。

⑤知人からの紹介

素敵な髪型をしている知人がいて、その方が通っている美容室を紹介してもらう場合です。

一般的には美容室選びをする場合、失敗が少ない判断要素だと言われますが、素敵な髪型をしている知人と、あなたのライフスタイルが同じではないことには意識を払う必要があります。

素敵な髪型をしている知人が、あなたと価値観や考え方などが似ている人であれば、あなたにも合った美容室である可能性がとても高くなります。

⑥通りすがりで見えるスタッフの雰囲気、美容室から出てくるお客さんの髪型

つまり、あなたの目で直接見るリアルな美容室の情報による判断です。ネット等から得る情報も大事ですが、直接あなたの目で確認した情報が最も確かな情報です。

来店しているお客さんの客層の確認、その美容室から出てくるお客さんの髪型が素敵だったり、満足そうな様子なのであればプラスの判断要素になり得ます。

⑦DMやフリーペーパーの内容

DMは送っている美容室が直接内容を作り込んでいる場合が多いので、そこからの情報を判断材料にするのは悪くないと思います。

ですがフリーペーパーの場合は、フリーペーパー全体の統一感を出すために、広告を出稿する際に表現に対しての制約が加わったりしています。

そのため、どの美容室の掲載広告も同じに見えてしまい、判断材料にしづらいというデメリットがあります。

⑧混んでいるか美容室どうか

これは飲食店に例えると、お昼ご飯時にガラガラの飲食店でおいしいお店は無いのと同じことです。ただし、集客力がある=提供する内容が良い美容室とは限らない点には注意が必要です。

いつ見てもお客さんが入っている美容室だという事はとても大切な判断要素なのですが、大量に集客ができる経営力がある美容室は、お店に必要ないお客さんを容赦なく切り捨てる所もあるので、場合によってはあなたが不愉快な思いをすることになるかもしれません。

⑨癒しやリラクゼーションを美容室に求めるかどうか

髪型の仕上がりや普段の髪型の再現性とは別に、あなたが美容室という空間に「癒し」や「リラクゼーション」の要素を求めるかどうかという判断要素です。

これはお客さんの満足度を高めるための付加価値になるので、こういった要素が加わった美容室は価格が高くなる傾向にあります。

⑩あなたが美容室の「流れ作業」をどう感じるか

カット、シャンプー、カラーなど、それぞれの工程において、別々の担当者にどんどんたらい回しされていくという営業スタイルをあなたがどう感じるかという判断要素です。

マンツーマンが売りの美容室でない場合は、1人のスタイリストに対して複数のお客さんを「掛け持ち」させるのが美容室の通例です。

頻繁に担当者が変わることを落ち着かないと感じる方は、こういった流れ作業の美容室ではなく、最初から最後まで1人のスタイリストが技術を担当するマンツーマンの美容室を選ぶ方が合っていると思います。

⑪美容室の規模の大小

規模の大きい美容室が必ずしもお客さんの掛け持ちをするわけではなく、マンツーマン制にになっている美容室もあります。

でも、規模の大きい美容室であればあるほど、1つの美容室の中にたくさんの人がいることになるので、どうしても騒々しい雰囲気にはなります。

他の人の会話内容などが聞こえてくるのが耳障りに感じる方は、小規模の美容室の方が合っているかもしれません。

⑫担当する美容師のキャリア、得意な技術の情報

担当する美容師のキャリアや得意な技術の情報は以下の4つから分析することになります。

  • 経験年数
  • 自己紹介の文面
  • 掲載しているヘアスタイルの画像
  • 美容師本人のファッション・髪型

年齢が近いから、経験年数が長いからといってあなたに合っている美容師とは限らないので、この4つの要素を照らし合わせて吟味しましょう。

店長やベテラン美容師でも、あなたにとって上手い美容師かどうかは別問題

私が今まで見てきた中で、経験年数が長いベテランなのに、時代遅れの髪型を提供してしまう美容師の共通点があります。

それは若い時期に大きな成功体験を持っていて、その後勉強しなくなってしまった人だということです。

あなたが希望の髪型の画像などを持参したのに、下手ではないけれど、なんとなく古臭い髪型にされてしまったという場合はこのパターンの可能性が高いです。

あと、これは経験年数に関係なく言えることなのですが、いちど習得した技術でも普段から使う頻度の低い技術は腕が鈍ってしまいます。

技術を分業制にしているお店で、カットと仕上げのスタイリングしかしない美容師の場合、他の自分がやらない技術はどうしても鈍ってしまいます。

つまり、カットがとても上手な美容師であっても、シャンプーやカラーも上手な美容師だとは限らないことになります。

総合的な技術力の高さがあればオールマイティタイプの美容師といわれますが、とんがった強みがないことがデメリットにはたらく場合もあります。

例えばカラーリストや髪結いなど、「専門の中の専門」をしている美容師の技術への理解は、とても深いです。

ネット検索のメニューから、実際の料金や美容室の考え方を予測する方法

ここでは実際にある人気の美容室を参考例に挙げて、ネットに掲載されている情報からその美容室の実際の料金や、どんな技術サービスを提供しているのかを予測する方法をお伝えします。

こちらの美容室はインスタグラムなどのSNSでも大変人気のある美容室です。近年、若い女性からずーっと人気が衰えない「外国人風ヘア」を得意としている、渋谷の好立地にある大きな美容室です。気になるお値段は、

カットと全体染め(フルカラー)で通常料金5,500円でも安いのに、更にクーポンだと4,500円!一等地の立地で超人気の流行最先端の美容室でありながら、とてもお財布に優しい低価格の美容室のようです。続いてどんなメニューの種類があるのか分析していきます。⇓⇓

カラーのメニュー数がとにかく豊富です。全部メニューを見ていくと、通常メニューで9種類のカラーメニュー、クーポンメニューだと合計27種類ものカラーメニューがありました。

一方、縮毛矯正などのストレートパーマ系のメニューはというと…⇓⇓

この2種類だけでした。パーマメニューは全体パーマで2種類のみ、ストレートパーマと全体パーマ、コースメニューを含めても合計6種類でした。

つまり、カラーの圧倒的なメニュー数と比較すると、パーマには力を入れていないことが読み取れます。

少なくとも、メニューを全部読み流していく段階では「あれ?パーマメニューはどこにあったっけ?」と見落としてしまうぐらいの存在感です。

でも、インスタグラムに上がっている髪型を見る限り、この美容室のヘアスタイルのほとんどはカールかウェーブ仕上げです。

つまり、パーマはあまりお客さんにおすすめせず、コテ巻き仕上げをするのが標準の美容室だと分析できます。

そして、一番下の方にはこのようなメニューのクーポンがありました。⇓⇓

先ほどご説明した、「口コミマーケティング」を実施している美容室ですね。来店中に口コミを投稿することで料金が500円引きされるクーポンメニューです。

これを行うと、良い評価の口コミを量産できるのと同時に、悪い口コミを封じ込めやすいという利点もあります。

なにせ来店中で盛り上がった雰囲気のさなかに、悪い評価の口コミを投稿する人はほどんどいないでしょうから。その結果として、こうなります。⇓⇓

そして、カット&フルカラー4,500円という驚きの低料金でしたが、実際の施術料金はどのぐらいなのか、情報の精査により予測してみます。

メニューをざっと見ていって、カットカラーの料金と比較して意外とお値段が張るなと感じたのは「トリートメントメニュー」でした。⇓⇓

5種類あるトリートメントメニュのうち、カットカラーの料金よりも値段の高いトリートメントメニューが2種類ありました。そして、この美容室で最も価格の高いコースメニューはというと、⇓⇓

23,000円のプレミアムコースというメニューがこの美容室で最も高額のメニューでした。そして、全てのメニューの料金÷メニュー数=平均メニュー単価は、555,580円÷65=8,547円でした。

メニューにはカットが含まれていないものもありますし、実際どのあたりの価格帯のメニューが一番オーダーが多いのかは不明なので、あくまでこの美容室の平均のメニュー単価であり、実際の客単価より高い可能性も低い可能性もあります。

ですが少なくとも5,000円で帰してくれる美容室ではないですし、入り口を広くして、言い方を変えると敷居を下げることで広く集客して、来店してからメニューの上乗せをしていく方針の美容室だと思われます。

大量集客に成功したブランド美容室は、言い方は悪いですがお客さんを選びたい放題になります。その場合、おすすめしたメニューを断ったお客さんをどうするかは、担当美容師の考え方ひとつで変わってしまうかもしれませんね。

まとめ

いかがだったでしょうか。最後のシミュレーションについては、美容室検索サイトで美容室を選ぶ時に、このような視点で見てみると、また違った部分が見えてくるという参考になればと思います。

  • 美容室選びをする場合、値段の安さや立地、広告の雰囲気だけで美容室を選ぶと失敗する
  • エリアでの美容室のカット料金にある程度の相場があるので把握しておくこと
  • 自分が美容室になにを求めていて、必要ないものは何かを12の要素から明確にすること
  • 癒しやデザイン性などの付加価値を求める場合は料金が上がる。
  • 逆に低料金の美容室は、提供するものを「引き算」することで安くしている
  • ベテランの美容師や店長クラスの美容師でも、勉強をやめてしまった美容師は古いセンスの美容師になる
  • 美容室の検索サイトから美容室選びをする場合は、メニューの内容からどのような美容室なのかをある程度予測する方法がある
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