デジタルパーマ、朝の最速・簡単スタイリング法。うまくいかない原因を徹底排除!

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「デジタルパーマのスタイリング」のお悩み相談

朝のスタイリングを楽にしたくて「デジタルパーマ」を初めてかけてみたんですが、朝のスタイリングがうまくいかなくて困ってます…。

時間がない朝にコテで巻く手間をかけたくないからデジタルパーマをかけたのに、サロン帰りの時みたいにスタイリングできません。

ドライヤーを使いすぎているせいか、毛先のぱさつきも気になります。

朝シャンして、サロンで教えてもらった通りに「髪をねじりながら」ドライヤーで乾かしていますが、パーマをかけていなかった時よりも、むしろ時間がかかって大変です…。

デジタルパーマがうまくかかっていないせいなのか、私のスタイリングのやり方がおかしいのか、教えてください。

デシタルパーマと一言に言っても、かけ方の違いによって扱いやすさは全く変わるものです。使用するパーマ液の種類や、加熱する時の温度設定の違いが大きく影響します。

ですが実は、毎朝時間をかけて乾かさなくても、デジタルパーマをスタイリングできる方法があるのです。それを活用できれば忙しい朝に時間をかけないスタイリングも可能になります。

スタイリング剤の使いこなしや、乾かし方のちょっとしたコツで叶えられることなので、今回はデシタルパーマの最速スタイリング法についての詳しい解説です。

目次

デジタルパーマ、朝のスタイリングがうまくいかない7つの原因

デジタルパーマのスタイリングのしやすさに最も影響を及ぼす要素は2つあり、パーマのかかり具合と乾かし方。まずはその2つの要素から7つの原因を導き出しましたので、一つ一つ当てはまるものがないか、確認してみましょう。

  1. 乾かすとき、無意識に髪を引っ張りすぎている
  2. デジタルパーマのかけ方とスタイリング法が合っていない
  3. 髪質が猫っ毛
  4. 髪が傷みすぎでまとまらない
  5. 乾かすときに髪をねじりすぎ
  6. スタイリング剤がヘアスタイルに合ってない
  7. 寝癖に対処できていない

①乾かすとき、無意識に髪を引っ張りすぎている

パーマがかかっていない髪をまとまり良く乾かしたい時は、ある程度の引っ張る力をかけて乾かすもの。ですがデジタルパーマのかかった髪で同じように引っ張って乾かしていると、ゆるいかかかりのデシタルパーマは思ったように仕上がらなくなってしまいます

普通のパーマに比べると、引っ張りによるゆるみの影響を受けにくいデジタルパーマ。しかしそれでもやはりパーマのかかっている髪と、かかっていない髪の触り方は変えたほうが良いので、後ほど詳しく解説します。

②デジタルパーマのかけ方とスタイリング法が合っていない

デジタルパーマは途中で加熱する工程が入るのが特徴的なパーマ。この工程が入ることによって、濡れても乾かしてもパーマの出方に差がなくなるので、それによって自分で再現しやすいパーマとなるのです。

ですがこれはどのデジタルパーマも同じ結果が出るわけではなく、使ったパーマ液の効かせ方と加熱するときの温度設定の違い、加熱による水分の飛ばし具合によって変化する要素。これらの3つの要素をどう使うのかは美容師によって差が出る部分ですが、かかり方に適したスタイリングをしないと扱いにくいデジタルパーマになってしまいます。

③髪質が猫っ毛

猫っ毛さんがデシタルパーマをかけると、濡れているときは水分の重みでパーマが見えにくくなることが。しっかりとタオルドライを行って、ドライヤーでかなり髪が乾いた段階で、やっとパーマが見えるようになります。

④髪が傷みすぎてまとまらない

デジタルパーマは他のパーマに比べると、圧倒的に広がりの出にくいパーマ。本来は広がりやすい髪質の人にも適したパーマですが、髪の傷みによって髪が広がり、まとまりにくくなってしまうことがあります。

傷みすぎた髪は、パーマをかけても仕上がりがきれいに見えないもの。普段から髪を傷めすぎないよう、ヘアケアは手を抜かないようにしましょう。

⑤乾かすときに髪をねじりすぎ

後ほど詳しく解説しますが、髪をねじりながら乾かすのがデジタルパーマがかかった髪の基本。美容院でもそのように教えられるはずですが、髪を強くねじりすぎるのは髪を引っ張っているのと同じ行為になるので、デジタルパーマが出にくくなる原因になります。

⑥スタイリング剤がデジタルパーマに合ってない

普通のパーマの仕上げには水分の多いムースなどのスタイリング剤が適していますが、デジタルパーマに向くのはオイルベースのスタイリング剤。敢えて水ベースのスタイリング剤を使う仕上げ方もアリなのですが、やりたかった髪型と違う仕上がりになることがあるので、気を付けたいポイントです。

⑦寝癖に対処できていない

理想は夜寝る前に髪をしっかりと乾かして、デシタルパーマがきれいに戻った状態で就寝すること。とはいえ、それでも寝汗による寝ぐせで形が崩れ、パーマがゆるんで見えたり、要らないハネが出てしまうこともあるので、寝ぐせへの対処は必要です。

普通のパーマとデジタルパーマ、スタイリング法の違いは?

普通のパーマは髪が濡れているときにパーマがしっかりと出て、髪を乾かすとゆるんで見えるという特徴が。そのため、普通のパーマをかけた場合は朝の乾いた髪を濡らし、パーマのウエーブやカールを戻す必要があります。

普通のパーマの一般的な朝のスタイリング方は以下の通り。②と③どちらを使うのかは、求める仕上がりによって使い分けします。

  1. 髪の毛を水スプレーなどで湿らせる
  2. ムースやソフトワックスなど、水分が多いスタイリング剤を揉みこんで、自然乾燥で仕上げる
  3. もしくは髪を湿らせたあと、ドライヤーで乾かし切ってから、ワックスなど水分の少ないスタイリング剤を付けて仕上げる

一方、デジタルパーマは髪が濡れていても乾いていてもパーマの出方に差が少ないのが特徴。その特徴を活かして簡単にスタイリングする方法を次の項目で解説します!

基本のデジタルパーマの乾かし方と、一番簡単なやり方

前日の夜に復活させたデジタルパーマが翌朝もしっかりと残っているときは、いきなりスタイリング剤を付けて仕上げてもOK。もしも邪魔な寝ぐせが付いてしまった時は、寝ぐせを直しつつ、以下に記載した手順でスタイリングをするのが一般的な方法です。

  1. 水スプレーなどで髪を湿らせる
  2. 髪の毛を手で優しくねじって持ち上げる
  3. ねじって持ち上げた髪の毛にドライヤーの「熱」を当てて完全に乾かし、パーマを出す
  4. オイルベースのスタイリング剤を使って仕上げる

スタイリングのポイントとして、ゆるふわやラフな仕上げにしたい時でもまずはまとまりのある形に乾かすことです。その後の崩すスタイリングでカールをゆるく表現したり、髪を手で振るようにしてラフさのニュアンスを加えます。

最初から崩れた形で乾かすと大変雑な印象の髪型に仕上がってしまうので、きれいなものを崩すと美しいのだと覚えておきましょう。次にいよいよ、応用となる時短スタイリングについて具体的に解説していきます。

デジパーをかけた髪の朝の「時短スタイリング法」

デジタルパーマの王道スタイリング法が先ほどのやり方ならば、こちらは裏技スタイリング法と呼べるもの。ドライヤーで乾かさないとパーマが戻らないと思われがちなデジタルパーマですが、実は自然乾燥でも戻せるので、それを利用した時短スタイリング法が以下の流れです。

  1. 普通のパーマと同様、髪を水で濡らしてからスタイリング剤をつけて、自然乾燥
  2. ウェーブっぽく仕上げたい時は、自然乾燥後に様子を見ながら手で崩してフィニッシュ
  3. カールっぽく仕上げたい時は、自然乾燥後に「高温・弱風」のドライヤーを当てて、まとまりを出してフィニッシュ
  4. ゆるめに仕上げたい時は、髪が「完全に乾く前」に少し引っ張りながら乾かす

繊細なスタイリングではドライヤーの強風⇒弱風の使い分けまでしますが、とにかく手間がかかるというデメリットがあるので、ここでは割愛します。イメージしやすいように、時短スタイリングのやり方を朝の具体的な行動ベースの一例で見ていきましょう。

  1. 朝起きてから顔を洗い、ついでに髪を水スプレーなどでしっかりと湿らせる
  2. タオルドライで髪の余分な水分を拭き取る
  3. 髪にスタイリング剤をつける
  4. 自然乾燥しながら、他のことをする
  5. 20分ぐらい経って大体乾いたら、ちょっとだけドライヤーの熱をあてておしまい

これらは全てながら作業のため、実質3分の作業時間でスタイリングが完成してしまいます。次に髪型のクオリティを最高にするデジパーのスタイリング法も解説しますので、両方を知って使い分けできるようにしておきましょう。

デジタルパーマを最もきれいにスタイリングするコツ

先ほど解説したのは、簡単で時間のかからない裏技デジパースタイリングです。ここではサロン帰りのようなクオリティの高い髪型に仕上げるコツを伝授します。

  1. 上下に分ける
  2. 毛束ごとで方向を変える

1.髪をざっくりと上下に分けてから乾かす

このように髪をざっくりと上下に分けてから乾かすことで、乾かし方のムラが起こりにくいだけでなく、乾かし過ぎの予防にもなります。しかもカールが出始める高さの調整がしやすくなるため、髪型の重心を上げやすいという利点もあるのです。

これは美容師がサロンであなたの髪を乾かしている時と同じ乾かし方。そのため、最も美容院帰りの髪型に近い仕上げにできる乾かし方となります。

2.コテのように、髪の方向性や形のメリハリもコントロールできる

ブロッキングをせずに乾かすと、コテでミックス巻きしたような雰囲気は出しにくくなってしまうのですが、毛束ごとにねじり方を変えることでコテ巻きに近い雰囲気を出すことも可能です。

くびれを作りたい場所は抑え気味に乾かし、ふわっとさせたい場所は持ち上げて乾かすことで、髪型にメリハリをつけられます。同じ長さでもアレンジができるので、上下ブロッキングはとても実用性の高い方法です。

髪の長さ別・デジパースタイリングのコツ

デジタルパーマは、髪の長さによって最適なスタイリング剤や乾かし方が変わるもの。それぞれのヘアスタイルで気を付けるポイントとおすすめのスタイリング剤を紹介していきます。

  1. ショートヘアのスタイリング
  2. ボブのスタイリング
  3. ミディアム~のスタイリング
  4. ロングのスタイリング

1.ショートヘアのデジタルパーマはセット力重視で

パーマの有無にかかわらず、ショーヘアではどこにボリュームを出すのかを決めるのが重要。形がパーマでしっかりと決まっているときは普通通りの乾かし方でOKです。

スタイリング剤は手触りよりもセット力を重視。全体のふんわりとしたボリューム感を維持できる、硬めのワックスなどを使いましょう。

2.ボブ〜ミディボブのデジタルパーマ

全体に動きを感じるボブは、自然乾燥⇒スタイリング剤フィニッシュができるのでとても簡単。気を付けたいのはワンカールで内巻きに仕上げるデジタルパーマです。

右側のハネやすい髪に注意!

パーマは右サイドが内巻きにかかりにくく、取れやすいという特性があるのですが、デジタルパーマは特にこの影響が強く出やすいと言われます。

対策として、右側は丁寧に内側にひねって乾かすようにしましょう。左サイドは普通に乾かしても内巻きカールになるので、特に気を付けることはありません。

3.ミディアム~セミディのデジタルパーマ

デジタルパーマに限らず、ミディアム~セミディはパーマが最も生かしやすい長さです。肩について外にハネる髪を収まりよく仕上げることもできますし、逆に弾むようなカールで動かしてもかわいく仕上がります。

スタイリングはデジタルパーマの基本スタイリングを使っても良いですし、髪型にくびれやメリハリをしっかりとつけたければ、上下にブロッキングする方法を活用しましょう。

4.セミロング~ロングのデジタルパーマ

髪の長さがあるほどカールやウェーブの見栄えがしますが、反面、髪を乾かすのには時間がかかってしまう傾向が。汗や寝ぐせによって乱されるリスクもあるので、以下の2つを取り入れるのがおすすめです。

  1. 夜はあまり仕上がりの形を意識せず、普通に乾かす
  2. 朝は自然乾燥の力も借りて「時短スタイリング」する

この2つを取り入れることで、スタイリングの時間が圧倒的に短縮されます。デジタルパーマをかけて良かった!と実感しやすくなるでしょう。

波巻きしたみたいに、なるべく上の方からウェーブを出したいんだけど?

ロングヘアは髪の長さによる重みの影響でウエーブが伸びるため、パーマの出始めがどうしても低い位置になりがちです。なるべくトップに近い位置からウェーブを出したい時は以下の裏技でスタイリングしてみてください。

  1. 朝、髪の毛を湿らせて、スタイリング剤を付ける
  2. 表面を覆っている髪を軽く「お団子」のようにまとめて、クリップで留める
  3. そのまま自然乾燥で20分以上時間が経ったら、お団子に少し「ドライヤーの熱」を当てる
  4. 冷めたら、お団子にしていた髪を下ろしてほぐす

デジタルパーマにおすすめのスタイリング剤は?

多くのデジタルパーマに向くのは髪のパサつきを感じにくく、指通りが良くなるスタイリング剤です。個人的にデジタルパーマにおすすめできるスタイリング剤4つをご紹介していきます。

これらの製品に共通する特徴は、ベタ付かない・指通りが良い・髪がまとまりやすくなる・髪のツヤが出るということです。

  1. モロッカンオイル
  2. グラマラスカール
  3. ルシケアトリートメントフォーム

1.モロッカンオイル

髪の補修効果もある、大人気のヘアオイルです。デジタルパーマで受けた熱ダメージを補修ケアしながら、質感のよいカールをキープしてくれます。朝の乾いた髪・濡れた髪どちらでもデジパーを再現しやすいのもポイントです。

2.ナカノ カールX グラマラスカール

ミスト状のヘアローションです。通常はコテで巻く前に使用しますが、髪が濡れてパーマが戻ってくれるのと、熱ダメージに対するケア効果が高いので、朝のデジパースタイリングにも活用できます。

デジタルパーマのゴワつきを、朝スタイリングするたびに内部から補修ケアしてくれるので、オイルよりもナチュラルな仕上げ方をしたい人へ、特におすすめです。

3.ルシケア トリートメントフォーム

まったく固まらない、ムース状の洗い流さないトリートメントです。ムース状なので、デジタルパーマをかけた髪に揉み込みやすいうえ、香りが良いので、パーマ直後の残臭もだいぶ和らげてくれます。

カールを簡単に戻しやすく、スタイリング剤を付ける習慣がない人でも、ストレスなく使える使用感です。

デジタルパーマの持ちとまとまりを良くするには?

デジタルパーマの持ちを良くするためにも、不必要な広がりを出さないためにも髪の健康を保つことが何より重要。おすすめは熱による髪の傷みをケアできるヘアケア製品です。

まとめ

自然乾燥でもデシタルパーマが復活するのは、知らない方も多かったのではないでしょうか?これを知っているか、知らないかで朝のスタイリング時間は圧倒的に短縮されるもの。

今回の内容はデジタルパーマのスタイリング方法を手抜き~本気、裏技まで網羅しているので、TPOに合わせて使い分けてみてください。

ヘアケアできれいに見える髪の健康を維持するのは何においても基本です。スタイリング剤やヘアケア製品にもこだわってみるといいかもしれませんね。

もしもデジタルパーマによる髪のダメージが気になる方は、当サイトの人気記事「【2023年最新版】シャンプーおすすめ10選を人気の20商品から徹底比較!」も、ぜひ読んでみてください。

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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