パーマが失敗する最大の原因は○○!パーマのかかりすぎ&かからないを阻止できる4つの条件!

※本ページはプロモーションが含まれています

このブログは現在、パーマの失敗で悩んでいる方がたくさん訪れています。ではなぜ今、パーマのかかり具合で失敗するトラブルがこんなにも多いのでしょうか?

それは、物凄く髪が傷んでいるのに「自分の髪が傷んでいない」と錯覚している人が多いからです。当ブログでは、この自覚がない髪の傷みを隠れダメージヘアと呼ぶことにします。

今回はなぜ隠れダメージヘアが原因でパーマが失敗するのか?その原因と予防できる対処法を具体的に解説していきます。

目次

パーマの大失敗を招く「隠れダメージヘア」を作る原因とは?

隠れダメージヘア最大の原因となっているのは、ドラッグストアで購入できるシリコン入りのシャンプー&トリートメントです。洗浄力が強すぎて、髪内部の栄養分は容赦なく奪ってしまうのに、シリコンがたっぷり配合されている影響で洗い上がりはツルツルになります。

その結果として、髪がまるでストローのような状態になってしまうのです。中身はスカスカなのに、外側だけはツルツルして手触りの良い髪に仕上がります。

隠れダメージヘアとパーマの失敗にはどんな関係がある?

パーマ液とは、髪の健康な場所へキレイにかかる性質を持ちます。たとえばブリーチをして傷んだ髪は、パーマがかかりすぎてチリチリになってしまったり、パーマの持ちが非常に悪くなるものです。

ところがシリコン入りシャンプーを日常的に使っていると、ひどく傷んだ髪でも手触りはツルツルのまま。そうやってうわべだけをツルツルさせた髪に、パーマは正常なかかり方をしてくれません。

隠れダメージヘアはどうやって見極めれば良い?

方法は簡単で、お値段が安めのノンシリコンシャンプーで数日洗えばわかります。(例えば「ボタニスト」や「いち髪」など。)それで髪がキシキシ・ゴワゴワする人は隠れダメージヘア確定です。

なお美容院で売っているアミノ酸系シャンプーは、シリコンが入っていなくてもきしまないものがほとんど。隠れダメージヘアのあぶり出しには不向きです。

なぜ市販シャンプーは安いのにツルツルになるの?

この質問に対する答えは、消費者であるあなたがそれを求めたからです。大手の美容メーカーは市場調査を徹底して行っており、多くの消費者が求めているシャンプー(&トリートメント)はどんなものか?というのを的確に把握しています。

市販シャンプーに消費者が求める4つの効果

  1. もっとツルツルツヤツヤ、もっとサラサラ・もっとしっとり
  2. 香りがいいシャンプー
  3. パッケージの可愛いやつ
  4. もっともっと安くお得に

これら4つ全ての効果を、利益が残る形で商品化しようと思ったら安価な石油系界面活性剤+シリコン入りシャンプーしか方法がありません。

すごくわかりやすい説明にすると、台所用洗剤を水で薄めて、白濁するまでシリコンオイルを混ぜたものが低価格でツルツルに仕上がる市販シャンプーの正体です。

(市販シャンプーの泡と台所用洗剤の泡立ち方って、よく似てるんですよね…。キメが粗い泡質です)

そして香りの開発やパッケージ(容器)はお金がかかる上、商品イメージに直結するので広告宣伝費に次いで投資を行います。

要するに市販シャンプーが粗悪な品質になってしまうのは、消費者が多くを求めすぎた結果だということです。その副産物としてパーマの大失敗を引き起こしてしまいます。

パーマの大失敗を回避できる4つの条件

 

では一体、どうすればパーマが失敗しにくい髪を作れるのでしょうか?ここでは隠れダメージヘアにならず、パーマがキレイにかかる髪をキープするために必要な4つの条件について解説します。

  1. ブリーチは(適切な方法で)1回まで
  2. 脱色力がある全体ヘアカラーは、2回まで
  3. ノンシリコンできしまないシャンプーを使う
  4. シリコンに依存しすぎないトリートメントを使う

①ブリーチは(適切な方法で)1回まで

ブリーチが髪に与えるダメージは破壊的です。美容師によっては、たとえ一回でもブリーチの履歴がある髪のパーマは断られます。

②脱色力がある全体ヘアカラーは、2回まで

これは美容院のヘアカラーでも、市販のヘアカラーでも一緒です。美容院ではすでに染まっている髪をほとんど脱色せずに繰り返し染められるカラー剤があります。

そのケースでは3回、4回と繰り返しの全体カラーを行っても問題ありません。

③ノンシリコンできしまないシャンプーを使う

主な洗浄剤がアミノ酸系や、ベタイン系のシャンプーがこれに当てはまります。安価なシャンプーに比べて原料が高価なので、どうしてもお値段は高め(1,000円以上~)になる傾向です。

④シリコンに依存しすぎないトリートメントを使う

例えばパンテ〇ンやセグ〇タ、ツ〇キ・マシ〇リなど、安いのにやたらとツルツルになるものはシリコンのツルツル感に頼りすぎのトリートメントです。あまりにシリコンたっぷりの配合だと、皮膜が邪魔をして他の栄養成分が髪の中に入れなくなってしまいます。

なお美容院のトリートメントは、髪の栄養となる成分が十分に配合されているものが多いうえ、水溶性のシリコンを配合することでパーマのかかりを妨げない工夫がなされているのです。

まとめ

今回はツルツルだけどストローのような髪が、パーマの大失敗を引き起こしてしまうという内容でした。

もちろん、美容師がパーマ液の効かせ方を間違ってしまう失敗もありえます。

ですがプロの美容師が見ても、隠れダメージヘアは見抜きにくい。それも事実です。

パーマ前のシャンプーで素髪にした時点で「この髪、予想よりもヤバいな…」と気づく美容師は多いと思われます。

もちろん隠れダメージを見極めるのも美容師の仕事ですが、わざわざ失敗しやすい髪でパーマをかけに行く必要もないですよね。

洗いすぎて、油の膜で覆っている。

それが市販シャンプーで洗い続けている髪の正体なので、覚えておいて損はないと思います。

でも、どうやって自分の髪に合うシャンプーを選べばいいのか分からないという方は、こちらの記事も読んでみてください。

自分の髪に一番ピッタリのシャンプーをオンラインでカスタムできる『メデュラシャンプー』について詳しく書いています。

[blogcard url=”https://beauty-literacy.com/medulla-review/”]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

目次