程良いかかり具合のパーマが超絶長持ちする!パーマがどれくらいもつかを決める5つの要素

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[su_box title=”パーマがかかりにくくて取れやすい髪のお悩み相談” box_color=”#937e8e”]パーマの種類っていろいろあるみたいだけれど、私の髪の毛はパーマが取れやすいみたいだから、なるべくもちのいいパーマをかけて欲しい。かといって、かかりすぎておばさんになるのは嫌だから、ほど良いかかり具合でパーマを長持ちさせたいけれど、パーマの種類の違いって、どれくらいパーマの持ちに影響しているものなの?[/su_box]

パーマがどれくらいもつのかは、加熱の有無、乾燥工程の有無、使用する薬剤、髪質、髪のダメージの5つの要素によって決まります。

パーマの種類と薬剤の組み合わせ次第では、程良いかかり具合のパーマをもっと長持ちさせることも可能です。

実はパーマのかかりが良い髪の毛=パーマの持ちも良い髪の毛ではありません。

コスメパーマだからといって髪が傷まないわけでもありませんし、もちが悪いわけでもありません。

私は18年間現役のオーナー美容師をしていますが、緩めのパーマを長持ちさせることも、強めのウェーブをあえて伸ばしやすくかけることなども自由にコントロールできます。

今回はその経験と最新の知識を活用して解説していきます。

目次

パーマの種類と、パーマがどれぐらいもつのかの関係

パーマの種類には、現在大きく分けて2種類、そこからさらに細かく分けると4種類あります。

大きく分ける2種類とは

  • コールドパーマ
  • ホット系パーマ

細かく分けた4種類とは

  1. コールドパーマ
  2. クリープパーマ
  3. エアウェーブ
  4. デジタルパーマ

簡単に説明すると、1~4の順番でパーマのもちは良くなります。

パーマの種類の違いと、どのパーマがどういったヘアスタイルに向いているのかについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、興味がある方はご覧ください。

かかったパーマの緩みにくさという点ではデジタルパーマが最も良いですし、程良いかかり具合のパーマを長持ちさせるためにも加熱と乾燥工程を用いるデジタルパーマが有効です。

以前と違って現在ではデジタルパーマも進化しており、ひとことにデジタルパーマと言っても3種類のかけ方があります。

  1. 前デジ
  2. つけデジ
  3. 後デジ

①前デジ

  1. 先にコールドパーマのように普通のロッドを巻いてパーマ液を効かせる
  2. いちどロッドを全部外し、デジタルパーマのロッドで巻き直す
  3. 比較的低温の設定でデジタルパーマ
  4. 水分を残し気味で2液処理して仕上げ

これは限りなくコールドパーマの仕上がりに近いデジタルパーマです。デジタルパーマは加熱によって髪の硬さが出ますが、それを最小限まで抑える方法です。

もともとの髪質が硬い人に向いていますが、パーマのもちはデジタルパーマの中では比較的短くなり、2〜3ヶ月です。

②つけデジ

  1. 液状もしくはクリーム状のパーマ液(カーリング料)を髪につける
  2. そのままデジタルパーマのロッドで巻いて加温
  3. 乾燥工程、2液処理して仕上げ

この方法はデジタルパーマの時間を短縮しながら、ゆるふわでも持ちの良いパーマをかけることができますが、パーマ液の塗り分けが難しいため、かかりにくくて健康な髪に向いている方法です。

パーマのもちは長く、4〜6ヶ月持たせることも可能です。ただし、この方法で短期間にパーマを繰り返すと大きな髪の毛のダメージにつながってしまいます。

③後デジ

  1. パーマをかける部分にだけ、クリーム状のパーマ液を塗る
  2. パーマ液が効いたら、いちど洗い流す
  3. デジタルパーマのロッドを巻いて加温、乾燥工程
  4. ロッドをつけたまま、もしくは外してから2液処理、仕上げ

これが従来からある一般的なデジタルパーマの方法です。

やや時間のかかる工程ですが、パーマ液の塗り分けが容易なため、繰り返しデジタルパーマをする場合でもダメージのコントロールがしやすいです。

パーマのもちは使用するパーマ液、カーリング料によっても変わりますが、3〜6ヶ月くらいもちます。

ゆるふわのパーマを長持ちさせる方法と、きつめのパーマを伸ばしやすくかける方法

 

現在ではパーマのかかりを補助する処理剤が多数流通しており、それらを有効活用することで、どのパーマ技法を使ってもパーマのもちを良くすることが可能です。

詳しくはこちらのページでも解説しましたが、美容師がパーマの種類を選ぶ時は、以下の5つの違いで選びます。

  1. ウェーブギャップ(濡れている時と乾いた時のウェーブの差)の大きさの違い
  2. 乾いた時の髪の広がりやすさの違い
  3. 根元のかけやすさの違い
  4. リピート時のダメージコントロールのしやすさ
  5. パーマの持続性(パーマの緩みにくさ)

これらの5つの要素と同時に、

  1. パーマ液(もしくはカーリング料)の種類
  2. パーマの巻き方
  3. 処理剤を活用するか、しないか
  4. 「加熱」と「乾燥」を工程に組み込むかどうか

という4つの要素との掛け算で、どのようにパーマをかけるのかを決定します。

これは美容師にとっても大変複雑で難しいことなのですが、ここをマスターしていると、

  • ゆるふわのパーマを2ヶ月以上もたせる
  • 程よいかかり具合のパーマを更に長持ちさせる
  • きつめのウェーブにするけれど、乾かした時はわざと伸びやすくかけて、スタイリングの幅を広げる

といった自由自在のパーマが可能になります。そのため、デジタルパーマでないと長持ちさせることが出来ないということは全くありません。

コスメパーマでも髪は傷むし、もちを良くすることもできる

 

よくコスメパーマは普通のパーマに比べてもちが悪いとか、髪の毛のダメージが少ないとか言われることがありますが、どちらも間違いです。

コスメパーマという呼び名は、パーマの有効成分の、薬機法上での分類上の違いでそう呼ばれているだけです。

医薬部外品に分類されている成分はパーマ剤と呼ばれ、比較的新しい成分で化粧品に分類されているものはカーリング料と呼ばれますが、パーマがかかる仕組み自体は同じです。

例外的にサルファイトという成分を用いるコスメパーマは全く違う仕組みでかかります。

ただし、通常のパーマとかかる仕組みが異なるため、通常のパーマがかからない髪でもかかりますが、もちに関してはあまり良くありません。

コスメパーマとは言っても本当に色々な製品があるので、傷みやすさやパーマのもちの良し悪しも千差万別です。

中には必要以上の放置時間を置いてしまうと、酷い髪のダメージに繋がる製品もあります。

つまり、コスメパーマ=弱いパーマ、傷まないパーマとは限りません。

もしもパーマが早く取れてしまうのであれば、単にパーマのかかりがゆるいだけで、コスメ成分のパーマでも、もちを良くする方法はいくらでもあります

シャンプーするのはパーマの持ちにどれくらい影響するのか

当日はシャンプーしないで下さいね、とかお湯で流すだけならいいですよ、とか、明日までは、もしくは48時間経つまでは洗わないで下さいなど、美容師によって言われることが違いますよね。

実際にはシャンプーをすることがどのぐらいパーマの持ちに影響があるのかというと、全く引っ張る力を加えずに30日間毎日シャンプーをした場合、パーマがほとんど緩まないという実験データがあります。

つまり、髪をシャンプーすることそのものは、パーマが早く取れることにほとんど影響しないということです。

それよりは、濡れた髪を引っ張ってしまうことによりパーマが早く取れてしまう影響の方が強いです。

  • 髪を濡らす
  • シャンプーする
  • タオルで髪を拭く
  • ドライヤーで髪を乾かす
  • スタイリングする…

といった日常動作のひとつひとつに髪を引っ張る力がかかります。その繰り返しによってパーマが緩んでいくと理解しましょう。

パーマの種類によって、もちが違う理由

これに大きく影響してくるのは3つの違いです。

  1. 使用するパーマ液(カーリング料)
  2. 加熱工程の有無
  3. 乾燥工程の有無

この3つの要素がパーマの種類によって違うため、それによってパーマのもちにも影響が及びます。

パーマのかかりやすい髪=もちの良い髪ではない

実はパーマのかかりやすい髪と、パーマのもちが良い髪というのは違います。

詳しくはこちらの記事でも解説していますが、簡単にまとめると

  • くせ毛の方が直毛よりかかりやすい
  • 軟らかい髪の方が硬い髪よりかかりやすい
  • 細い髪の方が太い髪よりかかりやすい
  • 水を吸う髪の方が水を弾く髪よりかかりやすい

一方、パーマのもちがいい髪質は

  • くせ毛
  • 水を弾く髪

意外にもパーマのもちに関しては

  • 硬い髪=軟らかい髪
  • 太い髪=細い髪

なのです。

今よりパーマの持ちが良い髪になるために必要なこと

パーマのもちが良い髪質は、「くせ毛」「水を弾く髪」だということになりますが、自分の意思でコントロールすることが出来るのは「水を弾く髪」に近づけること、言い換えると健康な髪をなるべくキープするようにすることです。

髪は傷めば傷むほど、水を弾かない髪質に変化します。

例えばブリーチを繰り返した髪の毛は分かりやすい例で、弾力がないため、濡らすと髪がクタクタになって水を吸い切ってしまい、なかなか乾かない→急に乾きすぎるという髪質になります。

濡らした時に指に髪を巻きつけて、巻きついたまま戻ってこない髪にはパーマはうまくかかりません。

一つだけあなたに覚えておいてほしいことがあって、パーマは髪のダメージに正直だということです。

近年は「ケアブリーチ」などと謳っている、ダメージが少ないというブリーチがありますが、これを繰り返した髪の毛にパーマはかかりません。

ハイトーンカラーの繰り返しはパーマのもちに影響するどころか、パーマのかからない髪になってしまいます。

ヘアカラーを施した髪は水を吸い込みやすいためパーマがかかりやすくなりますが、パーマのもちは悪くなります。

それをよく理解した上で、パーマのもちが良い、健康な髪をキープできるヘアケアをしていくようにしましょう。

ヘアカラーをした髪のダメージケアについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

  • パーマがどれくらいもつかを決めるのは加熱の有無、乾燥工程の有無、使用する薬剤、髪質、髪のダメージの5つの要素
  • 最ももちが良いと言われるデジタルパーマも、現在は3つの技法がある
  • コスメパーマと呼ばれるものは薬機法上の分類で化粧品となっているだけであり、使い方次第で傷みも出るし、もちも悪くならない
  • シャンプーをすること自体はパーマのもちに影響しない。影響するのは何気ない日常動作での「引っ張る力」
  • パーマのもちがいい髪質はくせ毛と水を弾く髪。傷んだ髪ほど水を吸う
  • 髪が傷まないはずの「ケアブリーチ」を繰り返した髪に、パーマはうまくかからない

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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