白髪の量が多い方だと美容室で染めても2週間しか持たない、すぐに根元が気になるという方は多いのではないでしょうか。
白髪が伸びてくるスピードは変えることができませんが、すぐに気になる白髪とどうやって付き合っていくのが疲れない方法なのでしょうか。
現役18年の美容師がその方法を解説していきます。
2週間に1回白髪染めをする場合に注意する必要のある失敗
2週間に1回の頻度で白髪染めをする場合、以下の4つの問題が発生しやすいのでそれぞれのケア策予防策も解説していきます。
- そもそも根元が染まらない
- 毛先が暗くなる
- 髪の傷みが深刻になる
- 頭皮への負担
そもそも根元の白髪がちゃんと染まらない
白髪はその性質上、白髪染めの薬剤を弾いてしまいやすいので、根元にたっぷりと埋めるようにする必要があります。
つまり、塗るというよりは「置く」という感覚で塗布する意識が必要です。
そのため、液状や泡状の製品よりもクリーム状の薬剤の方が髪に薬剤を乗せる量をコントロールしやすいため、根元の白髪をしっかりと染めることができます。
仕上がりの毛先が暗くなる
白髪染めは色素量が多いため、既に染まっている部分に薬剤が重なってしまうと、さらにその部分の髪の色が暗くなってしまいます。
毛先は黒いのに根元はうっすらとしか染まらないという失敗は、塗り方(塗布技術)に問題があります。
別のケースで問題になるのが、白髪の量の多寡による染まりあがりの明るさの違いです。
白髪染めのカラー剤は「白髪率30%の素材」を基準に色素の配合がされています。
そのため、白髪の割合が多い場合は、同じ薬剤を使っても明るく染まります。
白髪の割合が多い場合に落ち着いた色合いに染めたい場合は、より暗く染まるカラー剤を選ぶ必要があります。
髪の傷みが深刻になる
市販の白髪染めを3~4回繰り返した場合、毛先の髪は金髪までブリーチした上と同レベルのダメージを受けています。
そのため、すでに染まった部分には、白髪染めを重ねて塗らないようにする必要があります。
自分で白髪を染める場合は見えないところまで深追いせず、見える部分の根本だけを丁寧に塗っていくのが失敗しないためのコツです。
例えば1ヵ月に1回は美容室で全体の根本を染め、どうしても気になる生え際の根元だけをクリーム状の白髪染めで染めるようにすると髪の深刻なダメージを予防することができます。
頻繁な白髪染めによる頭皮への負担
白髪染めに限らず、ヘアカラーは髪や頭皮の水分を奪います。
短期間で白髪染めを繰り返すことにより、頭皮の乾燥によるトラブルを招いてしまう恐れがあります。
頭皮の弱い人、頭皮のトラブルが心配な人は、脱色力のないタイプのカラー剤を選ぶと頭皮への負担を減らすことができます。
暗めの仕上がりでも良い場合は、脱色力がなくても白髪をしっかりと染めることが可能です。
白髪染めの種類については別の記事で詳しく解説します。
すぐに根本の白髪が気になるという状態から脱却するために必要なこと
暗い色に染めているほど根元から生えてきた白髪がすぐに気になります。
人の視線は、暗いところよりも自然と明るいところに目が行きます。
髪全体の色が暗いと根本の白髪が余計に気になるので、伸びてきた白髪が早く気になる方は明るめに染めている方が心理的に楽です。
染まり上がりの明るさとは無関係に、白髪がしっかりと染められている状態であれば、そこからデザインカラーで明るさや動きを追加することも可能です。
もう白髪が多いから暗い色にしか染められない、ということは決してありません。
むしろ、一定以上まで白髪の割合が増えてしまえば自由の方が多いぐらいです。
それについての詳しいことはこちらの記事で詳しく解説しています。
ハイライトなど、デザインカラーを施すことができれば自分の目線はますます動きのあるハイライト部分に目が行きます。
根元が伸びてくるスピードを変えることができませんが、自分の目線の行方をコントロールすることが可能です。
どうせ染めていかなければならないのであれば、染めることを楽しんでいける選択肢の方がストレスの少ない毎日を送れるのではないでしょうか。
まとめ
- 白髪染めは、そのメカニズム上、繰り返し染めていく場合には4つの失敗リスクを回避していく必要がある。
- 染め方を誤ると知らず知らずのうちに暗く染まってしまい、白髪とのコントラストで心理的に余計に気になる
- 染めた白髪にはデザインカラーで明るさや動きを追加して楽しむことも可能
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