カラートリートメントとはヘアカラーと何が違う?用途と濃く染めるコツ・デメリットも徹底解説!

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[su_box title=”カラートリートメントに関するお悩み相談” box_color=”#937e8e”]私はここ最近、ネットでカラートリートメントを購入して使っています。簡単に使えるし、繰り返し使っても市販のカラーみたいなゴワゴワ感を感じないので、お気に入りです。

でも、これってヘアカラーと何が違うんでしょうか?ヘアマニキュアと同じだって書いてあるサイトもありましたが、昔ヘアマニキュアを使った時は、もっと髪がキシキシしました。

もしもデメリットがあるなら知っておきたいので、カラートリートメントのことについて詳しく教えてください。[/su_box]

近年多様な製品が発売されている、カラートリートメントというカテゴリー。ですが、カラートリートメントと他のカラーで何が違うのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか?

カラートリートメントとは、他のカラーとは違う染料を使った色付きのトリートメント

今回はカラートリートメントと他のヘアカラーの違い、用途とデメリット、向いた髪や染めるコツまで網羅した徹底解説をしていきますので、自分の目的に合ったカラートリートメントの使い方を、完全マスターしてしまいましょう!

目次

カラートリートメントと普通のヘアカラーの違いは?

普通のヘアカラーには酸化染料と呼ばれるものが含まれており、自然な仕上がりの色味と色持ちの良さを併せ持つ反面、アレルギーを引き起こす可能性のある染料が含まれます。

なお、ヘアカラートリートメントと呼ばれるものも、カラートリートメントと同じ部類です。今回は「カラートリートメント」で統一して解説していきます。

カラートリートメントは髪に色が入るトリートメント

普通のカラーはトリートメントと混ぜると染まりが悪くなってしまうもの。ですが、カラートリートメントに含まれる染料は、トリートメントと混ぜても染まるという特性を持っています。

美容院でもカラートリートメントが使われる

実はプロの美容師が使うカラー剤として、カラートリートメントが使われることも。市販品がほとんどだと思われがちなカラートリートメントですが、プロの美容師にも使われているものなのです。

カラートリートメントとヘアマニキュアの違いは?

他のサイトでは、カラートリートメントとヘアマニキュアが同じものだと説明している所もあります。しかしこの二つは「半永久染毛料」という薬機法上での区分が同じというだけで、染まる仕組みも使われる染料も、ほぼ全く別のカラーです。

カラートリートメントは髪の中まで染まる

へマニキュアが髪の表面をコーティングするように染まるのに対し、カラートリートメントに使われる2種類の染料のうち、その1種類は髪の内部まで染まります

カラートリートメントに含まれる、髪の中まで染まる染料は成分がとても小さいもの。そのため、髪から流れ出てしまいやすいという性質も併せ持ち、カラートリートメントの色持ちに影響を及ぼしています。

ヘアマニキュアとカラートリートメントは、「染めやすい髪」が違う

カラートリートメントは傷んだ髪ほど染まりやすいという性質を持つため、毛先にしっかりと染まりやすい傾向が。ヘアマニキュアはそういった性質を持たないため、根元から毛先まで同じように染まります。

ヘナの入ったカラートリートメントは、ヘナとは全く別のもの

「テンスター ヘナカラートリートメント」という製品名のものが販売されていますが、これはヘナの成分が含まれたカラートリートメント。紛らわしい製品ですが、ヘナを染料目的ではなく、髪のハリコシを出すヘアケア成分として配合したものです。

カラートリートメントの用途は?向いている5つの髪とは?

カラートリートメントと普通のヘアカラーの最も大きな違いは、脱色作用の有無。その違いによって向く髪、向かない髪が分かれるので、カラートリートメントの活用に適した髪を5つ紹介します。

  1. ブリーチをしたハイトーンの髪
  2. 黒に近い色で、傷まない白髪染めをしたい人
  3. 白髪ぼかし的な使い方をしたい人
  4. 普通ぐらいの茶髪で、カラーのニュアンスを楽しみたい人
  5. 敢えてブルーブラックの髪色にしたい人

①ブリーチをしたハイトーンの髪

人気のグレージュ系など、薄い色素で染めるハイトーンカラーは色持ちが一番の課題。薄い色素の入ったカラーシャンプーやカラートリートメントを定期的に使うことで、微妙なニュアンスの薄くて明るい髪色を維持できます。

②黒に近い色で、傷まない白髪染めをしたい人

脱色作用を持たないカラートリートメント単品では、今より明るい髪色には染められないもの。ですが、髪色が暗くても良いので、傷まない白髪染めがしたい人には最適です。

③白髪ぼかし的な使い方をしたい人

特に男性で「白髪が気になるけれども真っ黒に染めるのも嫌!でも茶色っぽく染まるのには抵抗があるから白髪を目立たなくしたい」という要望には最適。白髪が完全には染まりませんが、グレー系の色でなんとなく白髪が染まって、目立たなくなります。

④普通ぐらいの茶髪で、カラーのニュアンスを楽しみたい人

もともと目立つほど明るく染めていない人でも、カラートリートメントは活用できます。ピンク系やアッシュ系など、色持ちの悪い色を長持ちさせたり、違う色のニュアンスに変えて楽しむことが可能です。

⑤敢えてブルーブラックの髪色にしたい人

ヘアカラーの履歴にかかわらず、自然な黒よりももっと黒い、ブルーブラックを楽しみたい場合にもカラートリートメントは最適。ブルー系は色落ちが早いのが難点ですが、カラートリートメントのブルーブラックなら、繰り返し染めても問題なしです。

カラートリートメント6つのメリット

他のカラー剤とは違う、様々な特性を持つカラートリートメント。他のカラー剤にと比較した際、以下の6つのメリットが大変魅力的です。

  1. 放置時間が比較的短い
  2. 自分でできるカラーでは最も簡単で、髪が傷みにくい
  3. アレルギーのリスクが低い
  4. 予想と違う色に染まっても、短期間で元通りになる
  5. 比較的肌に染まりつきにくい
  6. 髪がゴワゴワしにくい

①放置時間が比較的短い

染めたい色合いにもよりますが、5~10分という短時間で色が入ってくれるのが嬉しいメリット。普通のヘアカラーと違い、お風呂に入るついでに染めることも可能です。

②自分でできるカラーでは最も簡単で、髪が傷みにくい

脱色作用を持たないカラートリートメントは、繰り返し毛先まで塗っても髪がひどく傷んでしまう心配がありません。1剤と2剤を混ぜる必要のない製品がほとんどなので、大変使いやすいカラー剤です。

③アレルギーのリスクが低い

ヘアカラーの染料にアレルギーを持つ人にとって、カラートリートメントは救世主のような存在。ヘナやヘアマニキュアよりも簡単に使えて、アレルギーの心配が少ないカラートリートメントは安全性の高いカラー剤と言えます。

④予想と違う色に染まっても、短期間で元通りになる

カラートリートメントは、色が早く抜けやすいという特性を持ったカラー剤。もしも思っていたより暗い色に染まってしまっても、2週間以内には元の髪色に戻ってくれます。

⑤比較的肌に染まりつきにくい

ヘアマニキュアは肌や頭皮に少しでも付いてしまうと、なかなか落としにくいという厄介なもの。一方、カラートリートメントはすぐに洗い流したり、拭き取ってしまえば簡単に落ちるので、気楽に塗りやすいです。

⑥髪がゴワゴワしにくい

脱色作用を持つヘアカラーは、繰り返し全体を染め続けていると髪がゴワゴワしてきます。ですがカラートリートメントはほとんど傷まないカラー剤なので、繰り返し染めてもゴワつきを感じない髪のままです。

カラートリートメント特有、7つのデメリット

従来のカラー剤にはなかった多くのメリットを持つカラートリートメント。しかし、その染料が持つ特性によって以下の7つのデメリットがもたらされるので、ここでしっかりと理解しておきましょう。

  1. 健康な髪ほど染まりにくい
  2. 今の髪色より明るく染められない
  3. 色持ちが長くても1か月
  4. 気を付けないと手や爪、浴室を汚す
  5. 汗ばむ季節は襟を汚すことがある
  6. すぐにヘアカラーをすると、明るく染まらない可能性がある
  7. しっかり染まるカラートリートメントは髪が傷むことも

①健康な髪ほど染まりにくい

特に白髪をカラートリートメントで染めたい時に問題となるのが、この性質。その影響で、新しく生えてきた健康な白髪はカラートリートメントが染まりにくくなります。

②今の髪色より明るく染められない

色のバリエーションは大変豊富なカラートリートメントですが、できるのは髪に色味を入れることのみ。色味を入れる=今の明るさ以下にしか染められないということです。

③色持ちが長くても1か月

カラートリートメントに含まれる染料の一部は髪の中まで染まりますが、髪に入りやすく出ていきやすい染料。そのため、洗うたびに色落ちしますし、長く持っても1か月の色持ちです。

④気を付けないと手や爪、浴室を汚す

ヘアマニキュアに比べると手肌に染まりにくいカラートリートメントですが、濃い色合いのものは肌まで染めてしまうことも。浴室は先にシャワーで濡らしておくことで色の飛び散りで汚れるのを防止できます。

⑤汗ばむ季節は襟を汚すことがある

髪が濡れるたびに色が出てくるのがカラートリートメントの特性。夏場は頭から流れてきた色付きの汗によって、襟を汚してしまうこともあるので、白い襟は特に注意しましょう。

⑥すぐにヘアカラーをすると、明るく染まらない可能性がある

髪のメラニン色素を脱色する普通のカラー剤では、カラートリートメントの色素を脱色できないことがあります。そのため、期間を空けずに普通のヘアカラーをした場合、すぐには明るく染められない可能性があるのです。

⑦しっかり染まるカラートリートメントは髪が傷むことも

健康毛には染まりにくいカラートリートメントですが、少し髪を傷める成分を配合することで染まりを良くすることが可能。このような作りの製品は、染まりが良い反面、髪に少し負担をかけるカラートリートメントです。

カラートリートメントは一度でしっかり染まらない?

他のサイトでは繰り返し染めることでしっかり染まると書かれてあることもあります。ですが実際には回数ではなく、どんなカラートリートメントを使うのかによって染まりは左右されるものです。

一度でどのぐらい染まるかは「染料の濃さ」で決まる

しっかりと濃い色に染めたいのであれば、染料が濃いカラートリートメントを選べば良いのです。目的の仕上がりに持っていけるだけの「濃さ」があるカラートリートメントを使うことで、一度の使用でしっかりと染められます。

カラートリートメントの持ち・使用量の節約・明るく染める4つの裏技

健康な髪に染まりにくい、傷まない、色落ちが早いといった独特の特性によって様々なメリットとデメリットを併せ持つカラートリートメント。ここではよりワガママな願望を叶えてくれる、4つの裏技的なコツをご紹介します。

カラートリートメントで、もっと濃くしっかりと染めたい

濃い色を選んでも、まだ濃さが足りないと感じる時に使えるのが、市販されている尿素を混ぜるという裏技。少量の尿素をカラートリートメントにしっかりと混ぜ合わせることで、更に濃く染まるカラートリートメントへと変貌します。

また、別の方法としてはサプリメントとして販売されている粉末状のアルギニンを混ぜるというやり方も。アルギニンが髪をアルカリ性に傾ける影響で、傷みの少ない髪でもカラートリートメントの染まりがこくなります。

ハイトーンカラーで継続使用したいけど、できれば節約したい

色持ちしにくいハイトーンカラーでは、カラートリートメントの利用頻度が上がるため、お財布に優しくないことも。この問題は濃いカラートリートメントを普通のトリートメントで薄めることで解消できます。

カラートリートメントは基本の作りがトリートメントと同じなので、普通のトリートメントで薄めても染まります。例えばアッシュベージュを保ちたいのであれば、ブルー系の濃いカラートリートメントを、普通のトリートメントで数倍に薄めてしまえばOKです。

カラートリートメントで、元の髪色より明るく染めたい

これはライトナーと呼ばれる、色素の入っていないヘアカラーにカラートリートメントを混ぜることで実現可能。可能ですが、メーカーの推奨する使用法ではないので、自己責任です。

なお、ブリーチはカラートリートメントの染料も壊してしまうため、一緒に混ぜても色が出なくなってしまいます。

他のカラーとカラートリートメントの相性は?

ヘアマニキュアとカラートリートメントは非常に相性が悪く、ヘアマニキュアの使用直後にカラートリートメントを使うと、髪に色が全く染まらないという結果になるのです。

普通のカラーを使った直後にカラートリートメント、もしくはヘアマニキュアを重ね塗りするのは全く問題なく染まります。

まとめ

カラートリートメントは髪がほとんど傷まない反面、脱色作用を持たず、色のバリエーションが豊富で、色持ち自体はやや短い傾向にあります。

根元の新しく生えてきた髪よりも、既にヘアカラーなどで傷んでいる部分を染めるほうが得意なカラー剤です。

目的に合わせて使えれば大変有用なカラートリートメント。その利点を上手に使いこなせるようになりましょう。

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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