自分の髪にベストなケア方法の正解は?プロの美容師が5つの髪質別に最も効果的なやり方を伝授!

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あなたの髪は、一体どのようなヘアケア方法をすれば憧れのつやつや&サラサラの髪になれるのでしょうか?

そもそも自分にぴったりのヘアケア方法を、ちゃんと教われる機会は少ないですよね。

実際はあなたの髪質や、今のダメージ度合いによって最適なヘアケア方法が変わるのです。

のべ30,000人以上の髪をツヤツヤにしてきた美容師が、5つの髪質別で憧れの髪になれるケア方法をご紹介します。

目次

5つの髪質別・サラサラツヤツヤの髪になれる、ケア方法の正解

あなたの髪質や髪の痛み具合によって、やるべきヘアケアは全く変わるもの。

この項目では、5つの悩み別にサラサラつやつやの髪を目指せるケア方法をお伝えします。

  • ほぼ直毛の人
  • 湿気の影響でふくらむ人
  • アイロン必須のうねり
  • 引っかかりやすい髪
  • 乾燥毛

髪質が直毛に近い人

髪のクセがあまりない方は、傷んだ髪のダメージケアがメインになります。

元の髪質がサラサラの人は、髪の毛が酷く痛んでいても自覚のない人が多いです。

ツヤが出ない髪になってしまう前に、ヘアカラーやパーマのやり過ぎを注意しましょう。

天気の悪い日に髪がボワッと膨らむ人

その日の天気によって、ヘアケアの方法を変える必要がある人です。

湿気が多い日は、朝のスタイリングをした後に固まりすぎないヘアスプレーを使用する必要があります。

ボワっと膨らむ髪悩みへの対処法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

アイロンを使わないとうねりが伸びない人

くせ毛が強い人の髪は、全く傷んでいなくてもパサパサして見えるもの。髪のツヤが出ないのは、ダメージが原因ではありません。

トリートメントに力を入れるよりも、癖を伸ばすスタイリングに重きを置くべき人です。

毎朝のお手入れを楽にしたい人は、縮毛矯正も検討しましょう。

ダメージでうねる髪に対する適切な対処法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

指通りが悪い髪の人

ノンシリコンのヘアケアアイテムを避けた方が無難な人です。

摩擦によって髪を痛めやすいタイプの髪質なので、シリコンの入ったトリートメントを使いましょう。

指通りの良い髪へケアする方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

乾燥しやすい髪質の人

保湿効果が長続きするタイプのヘアケア製品をチョイスしましょう。

トリートメントで髪の内部を保湿して、ヘアオイルで水分の蒸発を抑えるケアが効果的です。

頭皮ケアの正解は?乾燥や臭いなどの、頭皮トラブル対策に効果的なケア方法

ヘアケア製品を変える前に、基本的なヘアケアのやり方を押さえられているかチェックしましょう。

美髪を叶えるための、基本的なヘアケアの6ステップは以下の通りです。

やり方を間違えると髪を痛める原因になりますので、注意すべきポイントも合わせてご覧ください。

  1. シャンプー前のブラッシング
  2. 予洗い1分・シャンプー1分・すすぎ3分が目安
  3. コンディショナーが必要なのは「髪の毛」。置き時間3分~5分が目安
  4. 自然乾燥は避けて、タオルドライを徹底
  5. ドライヤー前のヘアオイル(アウトバス)は必須
  6. ヘアカラーやパーマをした髪は、定期的に集中ケア

髪をケアするときに、一番意識すべきことは?

濡れた髪の毛を乱暴に扱わないことが最も大切です。

ダメージの進んだ髪の毛ほど、ほんの少しの摩擦でもさらに傷んでしまいます。

シャンプーの時もドライの時も、指通りの良い状態をキープできるヘアケア製品選びが大切です。

自分でもできる、ツヤツヤな髪に効果的な5つのケア方法

一番髪に良いケア方法とは、とても地道な内容です。

そのかわり、意識さえすれば誰にでもできるやり方でもあります。

きれいな髪を目指したい人は、5つのポイントを取り入れてみてください。

  • ブラッシングする・しないの判断をする
  • 「洗い」よりも「すすぎ」重視
  • タオルドライの徹底
  • シリコン入りオイルも検討する
  • 髪の内部ケアもする

シャンプー前ブラッシングは、無理に行わない

シャンプー前ブラッシングを行う目的は2つあります。

  1. 頭皮の汚れを浮き上がらせて、落としやすくすること
  2. 髪の絡まりを取って、摩擦ダメージや切れ毛を予防すること

もしもクシ通りが悪い状態で無理にブラッシングを行うと、かえって髪のダメージを悪化させてしまいます。

もともとが絡まりやすい髪質の方は、シャンプー前ブラッシングを無理に行う必要はありません。

洗う時間よりも、すすぎに時間をかける

プロの美容師がシャンプーを行う場合でも、シャンプーの時間よりはすすぎの時間を長くとります。

汚れやシャンプーの洗い残しがあると、その後のトリートメントの浸透が悪くなってしまうからです。

頭皮と髪を、一緒にケアできるトリートメントもある

トリートメントやコンディショナーの基本的な使い方は、毛先を中心に髪へ浸透させることです。

最近では地肌と髪の毛両方に良いトリートメントも登場しています。

自宅でもプロ級のヘアケアをしたい方にとっては、強い味方になるでしょう。

ドライヤーの時短には、タオルドライを徹底する

ドライヤー前のタオルドライが甘いと、水分が毛先に落ちてきて、ドライ時間が延長されてしまいます。

そして髪をゴシゴシと拭くのは、摩擦で髪を痛めるのでNGです。

特に、髪の毛が長い人は吸水性の良いキッチンペーパーやティッシュペーパーを使った「ダメ押しタオルドライ」が最速ドライに効果を発揮します。

ヘアオイル(アウトバストリートメント)の選び方

絡まりやすい髪質の人は、シリコンオイルが配合されたヘアオイルを選びましょう。

絡まりが原因の切れ毛を作ってしまっては、すべてのケア方法が台無しになってしまうからです。

どのような髪質にせよ、サラサラ感を求めるのでしたらシリコンオイルが配合されたヘアオイルを選びましょう。

ヘアカラーやパーマした髪は入念なケアを

髪の毛の内部にダメージが及んでいるので、髪をコーティングする以外の栄養補給が必要です。

髪の内部にアミノ酸やタンパク質を補給できるスペシャルケアを、自宅でも定期的に行いましょう。

ヘアカラー後の髪色をキレイに保つケア方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

美容院だけでできる、スペシャルなヘアケア方法

今はインターネットを使えば、美容院のスペシャルトリートメントも購入できてしまいます。

それでも美容院でしかできない美髪ケアというのは、徹底的な内部補修のヘアケアと、パーマ液を用いるケア方法です。

いわゆる「アホ毛」に悩む人は、穏やかな作用のストレートパーマをかけるのが、さらさらつやつやの髪を作る一番の近道だったりします。

少し髪に負担をかける行為にはなりますが、その方がサラサラツヤツヤな髪にできるからです。

ひどく傷んだ髪に一番効果のあるヘアケア方法は?

ダメージの種類によって、対処法は変わります。

縮毛矯正の失敗でチリチリになってしまった毛先には、どんなケア方法も効果があまり期待できません。

熱のダメージが影響していない髪の毛は、「髪の内部補修」と「キューティクル補修」を徹底することで、艶のある髪が復活します。

ダメージでチリチリした髪をケアする方法については、こちらの記事をご覧ください。

髪に効果的なケア方法と、頭皮にも効果的なケアは同じ?

地肌のケアは、乾燥やべたつきなどの頭皮トラブルを予防して、健康な髪を育てるのが目的です。

それに対して髪の毛のケアは、ダメージケアが主な目的となります。

頭皮ケアは洗い方の見直しが大切で、ダメージケアは髪内部への栄養補給が重要です。

どういうヘアケアが、髪と頭皮にダメージの原因を作る?

本来やるべきケア方法を省いてしまうと、髪と頭皮に負担がかかってしまいます。

具体的には、ゴシゴシとこするような荒っぽいタオルドライや、面倒だからと自然乾燥で済ませてしまう「ズボラケア」などです。

適切な頻度でのヘアカラーやパーマも、髪に負担を与えないためには大切なポイント。

ヘアのお手入れでも、顔のお手入れをする時と同じように、丁寧なヘアケアを心がけてみましょう。

「髪のダメージ」と「抜け毛」の相関性について興味がある方は、こちらの記事をご覧になって下さい。

まとめ

「サラサラツヤツヤの髪」を実現するには、髪のお手入れだけで作れる人と、美容院での専門スキルを必要とする人に分かれます。

とりわけツヤを邪魔するクセ毛は、ケアよりもスタイリングやストレートパーマが効果的です。

クセの強い髪質の人がシャンプーやトリートメントを変えても、なかなか悩みがケアしません。

まずは髪のクセの有無で、あなたが取り組むべきヘアケア方法を判断しましょう。

その上で、髪を痛めない予防的ヘアケアを習慣化することで、ダメージのない美髪を目指せます。

また、絡みやすい髪質にシリコンオイルを「使わない」ケア方法は逆効果です。

(詳しい理由はこちらの記事からご覧いただけます)

むしろサラサラな髪を長時間キープするために、シリコンオイルの有効活用は必須と言えます。

ポイントは「クシ通りの良さ」と、髪を乾かした後の「まとまり感」を維持できるヘアケアアイテムを選ぶこと。

自分にとって正解のヘアケア方法を、ぜひ考えてみて下さいね。

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この記事を監修した専門家

角谷滉一

  • ヘアケアマイスター1級
  • 健康管理士1級

都内の美容室『Re+(リプラス)』を運営する、管理美容師。美容と健康のスペシャリスト。専門知識のくわしさと洞察の深さに、業界内でも定評がある。

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